相模原鉄道模型クラブの標準モジュール(60cm X 30cm 高さ4cm)に、直接接続可能な「河川・鉄橋モジュール」計画です。
本来であれば、鉄道模型の鉄橋の場合、地面よりも「高く」高架橋の高さまで上げて、鉄橋を掛けます。
しかし、実際の風景ともうしましょうか、本物の地面と河川の関係は、基本的に、川の水面よりも、人間が生活する土地のほうが少し高い場所にあるのが一般的です。(一部地帯を除いて)
そのため、ジオラマ制作の場合に、わざわざ、線路を高架などの高さまで上げて、鉄橋を通すのはナンセンスとも言えます。(もちろん、高さを上げた鉄橋もありますが。)
堤防があると言う事を仮定すれば、多少、かさ上げしても良いのですが、勾配をもうけなくてはなりませんので、鉄橋の前後にも、それなりの長いモジュールが別途必要となってしまうのがジオラマのスペース上、大きな問題になります。
よって、メンバー様がお作りになるクラブ標準モジュールよりも、低い場所に水面を設けて、線路自体の高低差は、鉄橋でもほぼ平行と言う感じで、線路をかさ上げすることなく、約60cm幅の河川を設置することに致しました。
これで、コンパクトかつ、インパクトある鉄橋にできると推測します。
スポンサーリンク
ただし、ボードの高さは4cmしかありませんので、川の水面位置はその4cmの範囲で設定することになります。
例えば、川から地面(堤防の上)まで、2cmしかなければ、浅い感じになってしまいます。
よって、深さと申しましょうか?、水面の高さはほぼ0cmと言う感じで、水面シートを置くだけで計画してみました。
これで、約3.9cm程度の高さとできます。
そして、隣のボードの高さ4cmに合わせるため、その川からの堤防を左右に設けると言う感じです。
鉄橋はトミックスで一番長い、下記のモノを使用します。
【PR】
鉄橋の長さは56cmです。
モジュールは60cm規格ですので、左右で2cmずつ空間が生じてしまいます。
その部分は端数レールにて補う事に致しました。
隣のボードとの接続時に、多少、前後してしまう長さの誤差は、仕方ないところです。
しかし、堤防を水面シートに固定させないので、ずらして幅の調整が可能です。
スポンサーリンク
そもそも、水面シートは、ぺらぺらで、固定してもやっかいですので、水面、左右の土手、鉄橋などは、その都度、設置するタイプの簡易モジュールにする予定です。
ただし、パーツ自体もすくないので、作業時間も短く、あまり手間がかからない、簡単かつ本格的なモジュールと言えるでしょう。
また、部品で運搬すれば良いのでカバンなどに充分入る大きさですし、保管場所も、他のモジュールの隙間に入れるなりも可能ですので、遠方からお越しになるようなメンバー様にも、このような分割式モジュールは、とてもお勧めです。
水面素材は、本来であれば安く手に入るクリアファイルの青などがよかったのですが、サイズがA4で、幅50cmくらいに及ばないため、大きな水面用シートを購入しました。
【PR】
ただし、取り寄せてみると、上記の水面シートでは、あまりしっくりこなかったので、最終的に100円ショップ「ダイソー」にて100円(税別)で売られている、ブルーのプラスチック板 PPシート(厚さ0.75mm)にしています。
ダイソーで販売しているPPシートの青系統の色は、濃い青と、淡い青と2種類あるのですが、今回は、幅が大きめな河川ですので、淡い青の板を選択しています。
池や海などの場合には、濃い青でも良いでしょう。
ただし、透けて裏側まで見えますので、設置する面の色によっては、模造紙などを下に敷くかも知れません。
ただ、設置するテーブルなどが、茶系や白色などの場合、その都度、青系でも川の色も変ってきますので、それはそれでいつも固定された情景にならないので良いと考えています。
もちろん、色が気に食わなければ、裏面にでも塗装して情景を出しても良いですが、極力、手数を減らしたいので、今のところ、そこまでは考えていません。
この100均プラ板は、幅が55cmですが、土手の幅もあるので、60cmサイズとしての設置に問題ありません。
土手は、グレート塗装して、コンクリート風にしても良いのですが、郊外風にしたいので、斜面は芝生のようにして、土手のてっぺんは、歩道のような情景も出せればと考えています。
ただし、土手の上は、線路の反対側に歩いて行けない(遮られている)パターンです。
スポンサーリンク
このように、作業工程も少ないので、簡単にモジュール化できます。
お座敷レイアウト中心の皆様にも、高架線を組み立てる場合にはお勧めですね。
と言う事で、完成致しましたので、ご覧頂けますと幸いです。
下記のように、土手が2つ、鉄橋がひとつ(TOMIX 3222)複線曲弦大トラス鉄橋、アクリル板1です。
パーツごとに分かれています。
あえて固着させていないのは、相模原鉄道模型クラブのメンバー様がお持ち寄せ頂いた標準モジュールの線路長さの微妙な違いに対応できるようにです。
モジュールの長さは60cmでお願いしていますが、その長さが数センチ誤差があったり、線路の取りつけ状態により接続での誤差が出た場合でも、この鉄橋モジュールにて柔軟性をもって接続できるようになります。
鉄橋の長さは56cmですので、その前後の土手部分には、端数レールにて対応させて頂く予定です。
土手の素材はスタイロフォームを使用しています。
土手の部分は、あぜ道のようなところに作りました。
更には、この川部分だけの背景画を用意しても、おもしろそうです。
日本全国どこか訪れた際に、良い河川があったら、写真とってきたいと思いますが、多摩川でも良いかも知れません。
スポンサーリンク
なお、この鉄橋モジュールは拡張性もあります。
例えば「2倍」の長さにして、真ん中に「中州」的なものをスチレンボードなどで用意して、支柱をつければ、この簡単鉄橋モジュールを2倍の60cm(600mm)X 2倍 = 120cmとして運用することも可能でして、相模原鉄道模型クラブでの運転会でも、幅が広がると考えております。
まだ、中州作るとは、決めていませんが、モジュールを周回させる場合、コンクリート護岸で、もう1パーツの鉄橋があっても、おもしろいかも知れません。
持ち運びも軽々で、場所も取りませんし、ご自宅でのお座敷レイアウトにも使えますので、誰か、メンバー様が作って頂けると、うれしいのですが・・・。
下記は最新のジオラマ制作進行状況です。
分割式ジオラマ工事リスト | 進捗率 | cm | 特徴など |
---|---|---|---|
河川に鉄橋モジュール | 完成 | 60x30 | 通過複線・鉄橋 |
ガーダー橋モジュール | 完成 | 60x30 | 通過複線・鉄橋 |
B)車両基地モジュール3分割 | 仮完成 | 300x60 | 通過5線・操車場 |
B)300cm増設ボード | 仮完成 | 300x30 | 通過5線・車庫線 |
B)車両基地コーナーA B)車両基地コーナーB | 70% | 45x45 45x45 | 通過5線・車庫線1 |
B)車両基地コーナーC B)車両基地コーナーD | 仮完成 | 45x45 45x45 | 通過5線 |
A)転車台モジュール3分割 | 仮完成 | 180x90 | 通過6線・単線など |
A)↑転車台増設180cm 転車台左コーナー | 仮完成 | 210x30 30x90 | 通過6線・車庫線 |
A)コーナー 120cm | 完成 | 橋脚式 | 大回り180度複線 |
A)転車台右コーナー | 仮完成 | 30x90 | A)単独運用・共用 |
B)ミニ遊園地線 | 仮完成 | 空白部 | 遊園地線単独 |
築堤 じか敷き 3セット | 70% | 60x30 | 通過複線 3セット |
軽便鉄道ナローゲージ80 | 仮完成 | 60x45 | 単独・単線 |
平行差30cmずらし堤 | 仮運用 | 変則60 | 複線 |
自動往復単線 | 完成 | 185x10 | 単線往復・鉄橋 |
廃止モジュール (廃 線) | -- | 16ボード | 運用終了 |
背景シート「無料配布あり」ジオラマやNゲージ鉄道模型レイアウト用 |
スポンサーリンク
・ガーダー橋モジュール 完成【Nゲージ敷設工事54】
・川の情景はクリアホルダーで簡単安上がりに作製?【Nゲージのジオラマ】
・ポニートラス鉄橋 TOMIX3250 苦労して組み立てしてみた
・車両基地ジオラマ 分割式モジュール計画(1)【Nゲージ敷設工事49】
・簡単レールの塗装方法 レール側面の塗料や用品は?
・背景シート「無料配布あり」ジオラマやNゲージ鉄道模型レイアウト用
・TOMIX1633 ターンテーブル TCS電動ターンテーブルⅡ N-AT212-15(F)【Nゲージ敷設工事47】
コメント