鉄道模型レールレイアウト設計ソフト「SCARM」【レール配置デザイン】

鉄道模型レールレイアウト設計ソフト「SCARM」

鉄道模型用のレールレイアウト・レール配置設計において、レイアウトの設計は、とても重要です。
無理にレールを繋ぐことはできちゃいますが、その場合、脱線の要因にもなります。
よって、大きなジオラマや、限られたスペースの中に、効率よく、レールをうまく配置するのには、レール設計・レイアウトデザインが必要となります。
しかし、手書きで設計していたら、大型になれば、なるほど、大変です。
極力無駄なく、余計なレールを買わなくて済むようにも、レール設計は大切になるため、パソコンで設計できると、とても便利な訳です。

鉄道模型レールレイアウト設計ソフト「SCARM」

例えば、トミックスからは、Nゲージ向け「鉄道模型レイアウター2013F」(TOMIX 6923) が発売されています。
Windows10でも、使えることは、使えると思いますが、2013年発売と古いもので、その後、更新がありません。
もちろん、KATOレールには対応していません。



また、カトーの場合には、執筆時点で、メーカーが直接販売しているソフトはありません。
RailRoaderと言うソフトもありますが、今では、バージョンアップもされていませんし、パーツをいちいち自分で作成する必要があるので、使い勝手が悪いです。
CADソフトを使用する手もありますが、もともと、鉄道模型専用のソフトではないため、大変、手間がかかります。
ただし、路線図用CADという、MAC用の RailModeller などもあります。(日本語対応はなし)

これらの理由から、当方では、SCARM (Simple Computer Aided Railway Modeller) というレイアウト専用設計ソフトを使用させて頂いております。
2017年7月30日に、正式リリースされたWindowsパソコン用ソフトです。

SCARM

SCARMの特徴は下記のとおりです。

・鉄道模型のレール専用レイアウトソフト
・ブルガリア人が開発している模様?
・日本語化されている(設定は必要)
・KATOとTOMIXだけでなく世界各国210種類以上の線路を網羅
・Nゲージだけでなく、HOゲージ線路、Zゲージも対応
・Windows10対応
・作ったレイアウトのファイル保存ができる(自分のPCに)



KATOやTOMIXだけでなくアトラスやPECO(ピィコ)のレールも使えますし、ロクハンのレールも収録されています。
それどころかGゲージやZゲージまで網羅しておりNゲージャー以外も満足できると思います。

操作性

使いたい線路のメーカーを選択して、置きたい線路を、左バーから、マウスで左クリックで、長おししながら、線路を配置します。
最初だけ「起点」を作る必要性があります。

SCARMのインターフェースで、とても便利なところは、このような場面です。
例えば、下記のように、直線レールの右端に、カーブレールを繋げたい場合、普通のソフトですと、カーブの端を、きちんとした向きに先に修正して、直線レールに合わせる必要があります。
しかし、SCARMの場合には、カープ・レールの向きを先に調整することなく。接続したい箇所を、マウスで左クリックをずっと長押し状態で、移動させて、下記のように、近づけます。

SCARM

そして、左クリックを離すと、下記のように、ピッタリ、カーブが入ります。

SCARM

この機能があると、ないとでは、設計に費やす時間が違いますので、とても便利です。
最初は多少難しいですが、慣れて来ると、うまく、できるようになってきます。
プリンターがあれば、紙への印刷もできます。

ダウンロード

SCARMのダウンロード先は、下記になります。

ダウンロードはこちら

フリーソフトだと、うたっていますが、100本?でしたか、無料状態だと、レール配置できる制限があります。
無制限でレール配置をする場合には、有料購入の手続き(ライセンスキー)が必要です。
そのため、無料と言うのは、無料お試しとご理解願います。
クレジットカードがあれば、オンラインで支払いができます。
執筆時点で、有料版は、39.9$(日本円で4000円~5000円くらい)
月額ではなく、買取額なので、1回の支払いで済み、その後、新しいレールが発売された場合などのバージョンアップも無料で受けられます。
ただし、すぐに、新しいレールが、反映されるとは限りません。(特に日本メーカーは)



SCARMは、比較的、使いやすいですし、これに代わるソフトがないのが、現状です。
ただし、1点だけ、問題点があります。
それは、SCARMの場合、単純に「レール」の部分で設計でして、道床の広さなどは、考慮されていないと言う点です。

レイアウトソフト

例えば、トミックス・レールの場合、ワイドレールですと、レールの両側が14mmほどあります。
そのため、設計にて、ボードの端、ギリギリに、SCARMの線路を配置すると、実際に設置する際には、線路が、はみ出てしまう恐れがあります。
ボード、いっぱい、いっぱいまで、線路を配置するレイアウト設計の場合には、設計したあと、実際に、レールをボードに仮設置して、走行に支障がないか?、ご確認願います。

あと、私は、気にならないのですが、高架には対応していないと申しましょうか、レイヤーで階数を指定する方法となっています。
そのあたりは、操作性は、直感的に、行けなないので、不便で、手間もかかります。

スケールの問題

世界のNゲージ標準は、レールの間隔(軌間)が9mmです。
Nゲージ車両の車輪も、その9mmにあわせて、設計されています。
そして、SCARMの問題と言うよりは、日本の問題なのですが、日本のNゲージ車両では、1/150スケールが採用されています。
ただし、Nゲージの新幹線車両だけは、1/160です。
これが、もともと、世界標準のNゲージ車両は、1/160になっています。
<注釈> イギリスは縮尺1/148



日本の線路は狭軌が多く、在来線車両が、世界のNゲージ車両と比較すると、小さくて、見劣りするので、1/160ではなく、1/150になってしまった経緯があります。
ソフトのSCARMは、当然、Nゲージ世界標準の1/160が、採用されているようです。

そのため、例えば、トミックスのS280レール、長さ280mmの直線ですが、日本の解釈だと、1/150ですので、実物換算だと、42.20m になります。
しかし、世界基準は、1/160のため、280mmレールの長さを実物換算すると、44.80mと、実物換算で、2m60cmも「差」が生じます。

鉄道模型レイアウト設計

日本では、1/150のイメージが強いですが、9mmゲージのレールに関しては、世界では1/160仕様になっていると、理解して頂けると、わかりやすいでしょうか?
SCARMは、当然、Nゲージだと、1/160と解釈していますので、TOMIXの280mmレールは、44.80mとして、レイアウト上にて、計算されます。
この縮尺の考え方の違いだけ、ご注意願います。

実際に、この「SCARM」で、設計した線路に、仮装鉄道を走行させることができる、別売りの「トレインシミュレータ機能」もあります

世界でNゲージ・ジオラマを作っている方のレイアウト集はこちらから、ご覧頂けます。
このレイアウト集は、外国人の方が、ほとんどですが、見ているだけでも、結構、楽しいです。

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