岡山県と広島県を走る井原鉄道株式会社(いばら-てつどう)をご紹介致します。
JR西日本(伯備線と吉備線)の総社駅(そうじゃ-えき)から、JR西日本の福塩線と接続する神辺駅(かんなべ-えき)の41.7kmを結ぶ、第三セクター鉄道会社です。
全線乗車すると70分~80分くらいの所要時間となります。
運転はJRの2倍くらいですが、昼間でも1時間に1本くらいの運転があり、頑張っているようです。
もともとは、国鉄が吉備線の延伸路線として総社~井原~神辺間の建設計画し、昭和41年(1966年)に新線着工しました。
その時、翌年の昭和42年に、井笠鉄道(軽便鉄道)の神辺線(井原~新辺)と、矢掛線(矢掛~北川)が廃止されて、線路用地が鉄道建設公団に買収され、井原鉄道井原線の建設に使用されました。
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しかし、国鉄は大きな赤字を抱え、1980年にに施行された国鉄再建法によって、国鉄・井原線は建設中止となりました。
一部の高架橋や路盤は完成していたこともあり、岡山県と広島県の地元自治体は、建設が中断されていた井原線を開通・運営する目的で1986年に第三セクター「井原鉄道」を設立します。
こうして、1987年(昭和62年)から工事が再開されて、1999年(平成11年)1月11日、11時11分11秒に最初の列車が運転開始したと言うことになります。
下記は、列車交換可能な高架駅になっている三谷駅(みたにえき)です。
周りは田んぼで目立つ状態でして、通りかかりに目に止まりましたので、撮影してみました。
上記の三谷駅のような駅は、Nゲージでも作ってみたいですね。
下記の動画は、井原鉄道の車両基地や本社もある「早雲の里荏原」駅近くの踏切にて、たまたま撮影した動画です。
狙っていないです。
たまたま、レンタカーを運転していましたら、踏切が鳴りましたので、スマホで撮影ししまた。
非電化・単線のため井原鉄道の車両はディーゼル気動車になっています。
形式は、井原鉄道IRT355形気動車と言うらしく、新潟鐵工所の地方鉄道向け車両「NDCシリーズ」という全長18mのステンレス車体です。
1998年に初導入の車両で性能は良く、最高時速は110km/h出るようですが、井原鉄道では最高95km/hでの運転のようです。
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正直なところ、経営は厳しいと存じます。
しかし、例えば、ヘッドマークの広告販売など行うと、少しは収益になるのではと思いますが、株主は岡山・広島両県と関係7市町と自治体が複数絡んでいますので、それぞれの条例を改正したりする必要があるのかも知れません。
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