キハ11形 JR名松線で唯一走る気動車 ローカル線

キハ11形

JR名松線(めいしょうせん)は、三重県松阪市の松阪駅から津市の伊勢奥津駅を結ぶJR東海のローカル線です。

営業キロは43.5 kmで、駅数は15駅となり、約80分かけてのんびり走ります。
全線非電化の単線で、最高速度は65km/hのため、のどかなワンマン運転になっています。

1999年製造のディーゼル気動車はキハ11形が使われていますが、ほとんど単行(1両編成)です。
JR東海で運用されているキハ11(JR東海キハ11形気動車)は、名古屋車両区所属の300番台4両 (303・304・305・306) だけでして、この4両がすべて、名松線に投入されています。
ということで、JRにてキハ11系は、この名松線でしか走っていません。

キハ11形・名松線

一部は、東海交通事業に譲渡されており、JR東海道線・枇杷島駅とJR中央線・勝川駅を結ぶ城北線にて使用されています。

しかし、名松線は、ローカル線の中でも、本州ではかなりのローカル線と言う印象です。
2009年のデータですので、最新ではありませんが、年間の売上約4000万円に対して、維持費は約8億円でして、すぐに廃線になってもおかしくない赤字路線です。
でも、JR東海は、東海道新幹線でかなり儲かっており、会社全体では黒字のため、名松線などの赤字路線を廃止する必要性が、必ずしもありません。
そのため、維持されているローカル線でして、JR北海道やJR四国とは大違いだと感じます。

JR名松線

もともとは、松坂駅から名張駅まで鉄道を通す構想だったようです。
しかし、現在の近鉄名古屋線が開通したこともあり、1935年までに松阪駅から伊勢奥津駅間を開通するに留まり、その先の工事は行われませんでした。
昭和40年までは、蒸気機関車C11形も運行していた模様です。
その後、キハ17系などに転換されました。
現在のキハ11形に変わる前は、キハ58形にて運行されていました。



2009年10月には台風18号による災害で全線不通となり、甚大な被害を受けました。
そのため、家城駅~伊勢奥津駅間は一時「廃線」が決定しています。
しかし、復旧費用は三重県と津市が合計で約12億円、JR東海が約4億6000万円を負担して復旧させましたが、実に6年間半、要しました。
自然災害から6年半かかっての運行再開したのは日本記録となっていますが、1日当たり利用者数90人くらいと、引き続きローカルです。

伊勢八知駅、伊勢奥津駅では、観光用に電動アシスト付きレンタサイクルもあるようです。

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