展示車両

SL蒸気機関車C56-144「小諸」懐古園にあり~前照灯がない?

C56-144

小諸城址にある「懐古園」の有料駐車場(昔の遊園地)に、C56蒸気機関車(SL)が静態展示されていました。

C56は小型軽量テンダー式蒸気機関車で、全部で160両生産されたうち、小諸にあるのはC56-144号機となります。
小型タイプですが、短距離用にはC12がありましたので、長距離にも対応した今で言うローカル線用の蒸気機関車と言うことになります。

は、戦前の昭和13年(1938年)6月4日に日立車両製作所・笠戸工場(製番987)で製造されたもので、当時の購入価格は63900円だったそうです。
そして、新造されたこのSLは、最初は北海道の深川に配属されました。
その後、1942年にには小海線の中込期間区におり、35年間活躍して1973年1月10日廃車となります。



生涯の走行距離は162万4047kmにも及んだそうです。
大切に整備されてきたからこそ、これだけ長い間、運転できたのだと存じます。
その後、国鉄から無償で小諸市に貸与されており、小諸駅近くの懐古園にて展示されている訳です。

懐古園のSL

ただし、> 製造銘板・重量銘板、一部の機械類は盗難にあったようで、無くなっているとの事です。
なぜか、前照灯がないのですが、これも、盗まれてしまったのでしょうか?
もし、そうだとしたら、ヒドイ話ですね。

ちなみに、太平洋戦争(第2次世界大戦)の際に、日本人の多くが赤紙で出兵したように、実は、C56の多くも出兵しています。
日本陸軍の命令にて、C56の1号機~90号機の90両が、タイ・ビルマ(ミャンマー)に海上輸送されました。
そして、当時建設中だった泰緬鉄道の主力機関車となっています。



戦争中は、地雷・爆撃・銃撃・脱線、そして、退却の際に一緒に連れていけないC56は、カマに爆薬を入れて蒸気機関車も「自決」させられたと言います。
約半数のC56はこうして失われ、運良く生き残った46両は、戦後、タイ鉄道にて使用されました。
そのうち、2両は日本に帰国を果たしており、C56-33号機は現在、靖国神社に・・。
C55-44号機は、現在でも大井川鉄道にて動いています。

SLも戦争中はつらい日々を送っていたのだと思いますと、やはり、平和な世の中が長く続くようにしなければならないと、強く感じますね。

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