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屋上と言う野外にて鉄道模型のNゲージを走行させる企画ですが、必要なものはだいぶ揃いました。
そのため、本日は、お日柄もよく、風もそんなに吹いていないので、新たな問題点を洗い出すべく、本格的な試運転をしてみることにしました。
確認したい事項は、下記の通りです。
・設営と撤去の所要時間
・配線などの不足
・メイン駅のホーム不足の数
・最低限不足するレールの確認
・列車走行での問題があるかの確認
果たしてどうなるでしょうか?
屋上にレイアウト(レール)設置
まず設営です。
只今は1月中旬でして、昼間と言えども外気温は摂氏8度です。
気温だけみれば「寒い」のですが、風もなく、太陽が出ていれば、ポカポカと意外にも温かいのは先日実証済みです。
とは言え朝や夕方は寒いので、お昼近くになって屋外設営してみました。
最初、屋上全体にレールを敷こうと思い、途中までやってみましたら、まだまだレールが足りないことが分かりました。
そのため、急遽3分の1くらいの狭いエリアに、移動させました。
写真には影(かげ)が入ってしまっていますが、ご容赦願います。
また、配線など手間取りまして、今回、設営には約60分と思いのほか時間がかかってしまいました。
できれば30分くらいで設置できるようにはしたいのですが、やはり大きいとそれだけ時間がかかるのはやむを得ないかも知れません。
今回は、試運転が目的ですので、単純な周回コースにしていますが、もっと複雑なコースを作るだけの時間やレールが足りなかったと言うのが実情です。
やはり、規模が大きくなりますと、それだけ設営には時間はかかります。
しかし、レンタルレイアウト屋さんに出向く移動時間を考えますと、自宅でその都度、設営したほうが早いわけです。
また、屋上(野外)の場合、広いですので、毎回、ちょっと違ったコースアレンジに設計もできます。
今日は単線、今度は複線など、色々とコンセプトも変えられます。
いつも同じコースでは飽きてしまうのはレンタルレイアウトでも同じですので、その点は良いかなと考えています。
テスト走行させてみましたが、運行は概ね問題ありませんでした。
多少、風が吹いていたのですが、横転することもなかったので、カゼにもある程度強いことが実証できました。
ただ、問題も見つかりました。
それは、古いタイプの茶色レールです。
茶色のレールは、汚れている箇所があるようで、通電が悪いのです。
事前に用意していた下記の「コンタクトスプレー」にてレールを拭いてみます。
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拭く素材は下記のキムワイプに染み込ませて清掃してみました。
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100%とは言えませんが、これで80%くらいは通電回復しましたので、試験走行はできました。
ただ、茶色のレールは、側面など改めて清掃が必要なようですので、今度、時間を見つけて綿棒などで丁寧に掃除したいと存じます。
列車の走行じたいは問題なくできました。
駅の設置も確認してみます。
駅を仮設置してみましたが、問題なしです。
メイン駅の足りないホームの数もチェックします。
撤収作業ですが、片付けは約20分で完了しました。
やはり、後片付けは、設置するより早いです。
例えば、突然、雨が降り出すなんてことも想定しておかなくてはならないため、もっと、撤収も早くできるように工夫したいと考えています。
判明した問題点
・レールが足りない
・電圧低下
用意していたレール数は、どんぶり勘定でしたので、足りないのは追加で購入が必要です。
単純に計算して、屋上を一周させるのに、S280のロングレールは、複線であと42本足りません。
最終的には合計6線計画ですので、そうなると、直線だけでもあと200本くらい必要かも知れません・・。
6線まではやめようかな?
スラブレールで用意した方が安いかどうか?
ちょっと、計算してみました。
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品番1070のスラブレールは、長さが1120mmの2本で、アマゾンだと調査時点で4200円です。
S280mm直線の4本分の長さで複線X2セットですので、合計で280レールが16本分であると言う計算になります。
ワイドのトミックス280レールですと下記の10本セットで、調査時点価格は2473円です。
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16本必要となると、3957円になる計算ですね。
となると、送料も高いため価格も高いスラブレールの4200円より、若干、ワイドレール16本で約4000円のほうが安いかな?と言う計算が成り立ちます。
ただし、設営が簡単になりますし、ジョイナーの電気抵抗による電圧低下も考えますと、スラブレール1120mmも、魅力的です。
ということで、ワイドレールはすでに結構あるので、今回は複線スラブレール1120mmを3セット注文してみたいと存じます。
さて、電圧低下ですが、やはり、茶色のレールが大きく関与していると判断しています。
よって、板にも設置済の茶色いレールは、全部新品に交換することも、視野に入れての検討課題です。
やはり、レールは消耗品ですね。
本物の鉄道でも、何年か毎に線路交換するわけですし、増して通電させるNゲージでは線路交換全く不要と言うことは無いでしょう。
なお、DCフィーダー線は、現在4セット分ありますが、もう少し増やす必要性もありそうです。
配線はまた検証して増やしていきたいと存じます。
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なお、最初から分かっていたことですが、ホームの数も足りません。
対向式であと14ホーム、4003の対向式ホーム延長部セットにて3セット分が不足していました。
島式は、新幹線の路線を整備するときに持ち越しで、現時点では対応するの辞めました。
あと、やっぱり、多少はレイアウト用の背景があった方が良いのも事前からわかっていましたので、今後は、写真撮影用としてだけでも、背景も対応して行きたいと考えています。
撤去できることが大前提ですので、倒れた際に木板ですと線路や列車にダメージがあるかもしれませんので、軽いダンボールに印刷した紙を貼る方法で検討しています。
しかし、このページトップの写真のとおり、駅舎や車両への直射日光のあたり具合などは、やはり、室外でないと出せない味です。
ということで、第2回目の屋上・試運転を終えましたが、今度は、室内試運転と申しましょうか?、ポイントなどの配線を少し勉強したいと存じております。
皆様からのコメントもお待ちいたしております。
・青空の屋外にてNゲージ鉄道敷設計画プロローグ【屋上鉄道・相模原鉄道模型クラブ】
・メインホーム敷設準備【Nゲージ敷設工事1】
・早くも工事中断【Nゲージ敷設工事2】
・メイン駅の線路敷設工事1回目【Nゲージ敷設工事3】
・ダブルクロスポイント設置計画と周回コース設計【Nゲージ敷設工事4】
・ダブルクロスポイント設置と直線レール「板」常設工事【Nゲージ敷設工事5】
・ローカル駅常設工事&直線レール「板」常設工事追加【Nゲージ敷設工事6】
・ローカル駅常設工事の続き【Nゲージ敷設工事7】
・室内試運転「屋上レイアウト」計画【Nゲージ敷設工事9】
・当サイトの「最新」記事リスト早見表
コメント
はじめまして。
屋外での組み立て式というのは、あまり見かけませんね。
いい意味で、挑戦的なテーマだと思います。
設置や撤収の手間を考えると、電気系統をなるべく1箇所に集めて、
モジュール化をするのが一般的なのかなと思います。
まだ、電圧降下に関しては、フィーダーを数箇所増設するのがよいかと思います。
カーブも何本かまとめて、モジュール化しておくと、設置の手間が省けると思います。
レールを接続するのって、意外と時間が掛かりますので。
なお、合板の場合、そりや収縮があるので、その点も課題ですね。
私の所属する倶楽部では、スタイロフォームを使ってモジュールを作って、JAMに参加しています。
何よりも軽量なので、持ち運びが便利ですし、加工も楽です。
oomoriさま、貴重なご意見・ご指摘、誠にありがとうございます。
とても参考になります。
スタイロフォームの場合、線路の固定は、両面テープか何かで行うのでしょうか?
@相模電鉄
両面テープのみでは、強度が不足するのではないかと思います。
線路の固定には、木工ボンドか、発泡スチロール用の接着剤を使用します。
プラモデル用の接着剤は、スタイロフォームが溶けてしまうので、不可です。
運転を楽しむのなら、線路を固定するだけで十分かと思いますが、どうしても欲が出てくるので、
線路固定後、バラストを撒いて、ボンド水溶液でバラストを固定すると、もうモジュールになりますよ。
その為、倶楽部では、モジュールの規格のみを決めています。
倶楽部のモジュール規格がこちらになりますので、よろしかったらご覧ください。
http://www.geocities.jp/minkuru3902kawaguchi/iht.html
倶楽部では、持ち運ぶ事や見やすさを考えて、30mmのスタイロフォームを3枚重ねた、90mmの上に線路を敷設するようにしていますが、個人で作るのであれば、持ち運ぶ事もあまりないと思いますので、ベースは1枚の30mmでも十分かと思います。
oomoriさま、お忙しい中、ご返答を賜りまして、深く御礼を申し上げます。
とても参考になります。
ありがとうございます。
oomoriさまには、100年たってもかなわないと存じますが、少しでも近づけるように精進したいと存じます。
相模電鉄