車両基地ボード「コーナーボード基礎」改良(新造)【Nゲージ敷設工事80】

コーナーボード基礎」改良

最近、新発売されたクルマ注文しちゃいましたが、超久しぶりの鉄道模型ジオラマ製作記でございます。
ジオラマ・ボードなどの制作記シリーズですが、前号を公開したのが2021年と言うことで、実に約4年ぶりにジオラマ製作記の新規公開となりました。(T-TRAK版などを除く)
と申しましも、わざわざ記録する必要があるのか?と思うような小規模な制作内容ですが、お察しの通りネタに乏しいので残します。
まぁ、大きな制作や変更が約4年間もなかったということは安定期に入ったとも言えますが、脱線が目立ったポイントを新品に交換するなど、マイナーチェンジは常に行ております。
ともあれ、下記はその4年前の前回の情報です。

車両基地ボード「大改修」周遊1線増加で合計5線+トーマス1線~マルチ設置型へ【Nゲージ敷設工事79】

上記の移動式ジオラマ車両基地(Bセット)のコーナー部ですが、TONIXのコンビネーション・コーナーボード(木製45cmX45cm)を4枚長年使用していました。
しかし、木製でちょっと重量があるのと、4枚に分かれていますので設営・撤収にその分時間を要するのがずっと気になっていました。

馬車道駅で鉄道模型ジオラマ展示

運転会で最後まで残っていただける相模原鉄道模型クラブ(神奈川県)のメンバー様はご理解されていると存じますが、高田のコーナーボードのカーブレールは固着させず別保管して設営時にポンとおいています。
しかしメンバー様のご厚意で作業をお手伝い頂ける際に、レールを不要にバラバラに外されてしまうなど、かえって作業時間が想定以上に必要となるケースも多々発生していました。
そのため、重量軽減・作業時間短縮につながるよう、コーナー部分(左端・右端)を差し替えすることに致しました。
ずっとやろうやろうと思っているうちに4年たち、塗料やスタイロフォームなどの資材も値上がりした今日ですが、イベント出展でもコーナー部分を持っていくことが増えるのが2025年のため、重い腰をようやくあげたという感じです。

相模原鉄道模型クラブのジオラマ規格は高さ4cmです。
そのため、高さ4cmのスタイロフォームを新たに購入してコーナー部分を作るのが最も簡単です。
しかし、遊園地線をコーナー部分に設置する際、DCフィーダーなどの配線を底に通す必要性もあります。
よって、4cmをまるまる使うのではなく、底面をスノコ状にして、底に配線を通せるように考えました。

なお自宅で5年以上余って保管しているスタイロ3cmの未使用があるため有効活用しました。
原則としてその3cmを下部スノコにして、上部1cmはザ・スリムで地面とすることを基本としてみました。

ザ・スリムは、スタイロフォームも生産しているウッドラック社の商品で押出発泡ポリスチレンフォームです。
通常のスタイロフォームより高密度なのでカッターで簡単に切れます。
畳サイズでなくても鉄道模型のボードとしての大きさに最初からカットされているいい感じのが販売されています。
今回は、91cm x 45cm (高さ1cm) を2枚購入。
要するに、右コーナー、左コーナーと、両方のコーナー分のサイズに最初からなっているんですね。
そのため、カットする手間がないので非常にありがたいところです。
しかし、普通のホームセンターでは販売されていません。
建材の通販サイトで頼むと送料も高くつきます。
でも安心してください。
なぜかコーナンさんでは売っていることが多いです。

スノコ部分のスタイロもザ・スリムも水や水蒸気を吸収しませんので、木材と違い長年持ちます。
難燃性加工もされており、火災時の対策も行われています。
そして何より「軽い」ですので持ち運びがラクです。

今回のサイズ的には、45cm X 90cm でクルマ運搬も問題ない大きさです。
そのサイズで左右両方、合計2枚のコーナー部になり、既存の4枚から枚数も減らせます。
また、以前は分離保管していたコーナー部分のカーブレールを、今回制作したコーナー基礎ボードと一緒に保管・運搬できるようになるため、搬入準備時の忘れ物軽減にもなります。
そしてなにより、設営時・撤収時のカーブレールをそのままボードに乗せておけるため、理解不足でレールを細かく分解するメンバー様もいなくなると推測しており、予定より作業時間が増えてしまうことを軽減できます。
もともとカーブレールは脱線防止のため固定させておらずフレキシブに接続でき、接続部分のゆがみや隙間対策を講じておりますので、その柔軟対応性は変わりありません。

表面はパウダーなど全面には巻かず、単純なグリーン塗装を基本として制作時間を節約しています。
これは、ボード表面の70%はレールで覆われるため全面にパウダーなどを巻く必要がそもそもないのと、デコボコすると保管時にボードが歪む可能性もあるのでシンプルにしています。
底面の塗装は、横から見える範囲は茶色塗料をしっかり塗装して、スタイロの下地(青)が見えないように対応しています。
表面塗装に関しては、塗料は粒子が入っている「ホルベイン・カラージェッソ 300ml A659 テール ベルト」を使用していますので、つや消しですし、普通の塗料よりは草地に近い表現になっています。

そもそも、この車両基地(B)セットは情景は作りこんでおらず、走行するNゲージ車両や、12線ある車両基地での展示により、風景よりも鉄道模型の車両を前面に出す設計ですのでレールが大半を占めています。
よって、地面は単なる塗装でもよいと考えておりますが、色合いが単調にならないよう、極一部分にだけちょっとパウダーを散らばめました。

なお、スノコ形状ボードの特性を生かし、配線を通す必要性がない遊園地線との反対側のコーナー部分は、スノコの特性を生かして「築堤」風にしようかな?と思っていたのですが、制作時にすっかり忘れていて普通の板状になってしまいました。(^-^)
当面、このシンプルな体制で生き、何年後からまたやる気が出たら、築堤として制作するかも知れません。

分割式ジオラマ工事リスト進捗率cm特徴など
河川に鉄橋モジュール完成60x30通過複線・鉄橋
ガーダー橋モジュール完成60x30通過複線・鉄橋
B)車両基地モジュール3分割仮完成300x60通過5線・操車場
B)300cm増設ボード
仮完成300x30通過5線・車庫線
B)車両基地コーナーA新完成90x45通過5線
B)車両基地コーナーC新完成90x45通過5線
A)転車台モジュール3分割仮完成180x90通過6線・単線など
A)↑転車台増設180cm
転車台左コーナー
仮完成210x30
30x90
通過6線・車庫線
A)コーナー 120cm完成
橋脚式大回り180度複線
A)転車台右コーナー仮完成30x90A)単独運用・共用
B)ミニ遊園地線仮完成空白部遊園地線単独
築堤 じか敷き 3セット70%60x30通過複線 3セット
軽便鉄道ナローゲージ80仮完成60x45単独・単線
平行差30cmずらし堤仮運用変則60複線
自動往復単線完成185x10単線往復・鉄橋
廃止モジュール (廃
線)
--20ボード運用終了
背景シート「無料配布あり」ジオラマやNゲージ鉄道模型レイアウト用

しかし、この車両基地はこのようにこれまでどれだけ設計変更したことか?
もう、変更したくないと思うのですが、また1年くらいたつと色々とアイデアも湧いてきて、また改良することになりそうです。

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