KATOプラスタークロスで山肌を簡単に作る方法【Nゲージのジオラマ】

KATOプラスタークロス

KATO(関水金属)から発売されている「プラスタークロス」(品番24-302、C1203)、いや~便利ですね。
このプラスタークロスと言うのは、プラスター、すなわち「石膏」がまぶしてあるクロス(シート・用紙)と言う意味になります。

石膏は粒タイプで、クロスも大変柔軟性があります。
そのため、デコボコした地面や山肌など、大抵の形状にマッチしますので、どこにでも貼りやすいと言う特徴があります。
山の中身が、単なる骨組み状態でも、その上からかぶせるように張れます。
手で適当な大きさにちぎって貼ることも庚です。
そして、予めボンド(接着剤)が入っているようで、ボンド液などを別途用意する手間も省けますので、とても便利です。

下記のような説明がついています。
最低限。、水とハケの用意がします。

KATOプラスタークロス

下記のような状態で、パッケージング(梱包)されています。

プラスタークロス24-302

プラスタークロスのメリット

デコボコした面にも貼れる。
自由に大きさをカットできる。
糊も含まれているため接着剤が不要。
このように手軽に使える。
別途必要なのは、水と桶くらい。
乾燥しあと水性塗料などでの塗装が問題なし。

プラスタークロスのデメリット

白くて小さい粉(石膏)がこぼれ落ち、手にも付く。
購入費用がかかる。

デメリットでも触れましたが、クロスに石綿のように石膏がまぶしてあるため、ちょっと振っただけでも、粉がたくさん舞い落ちます。

KATOプラスタークロス

自家製うどんを作る際の粉や、お好み焼き・たこ焼きを家で料理する際に、小麦粉がテーブルに溢れるような状態と同じように、粉が舞います。

プラスタークロスの使用法

使用方法は簡単です。

まず、レイアウト(ジオラマ)で、白い粉がかかったり、水が垂れて困る部分は、マスキング(養生)をしたりしましょう。
私の場合には、レールの部分をドーム型にして覆ってみました。

プラスタークロスの使い方

プラスタークロスは、適当な大きさにカットして、水に濡らして、貼るだけです。

プラスタークロスの使い方

水に濡れる前は固めなのですが、水分が含まれますと、塗れるとかなり伸び縮み(伸縮)もしますので、カーブや出っ張ったところなどにも、貼れます。
下記の見本写真では、紙粘土で固めた山肌に、贅沢にも、プラスタークロスを貼っています。

KATOプラスタークロス

コツとしては、最初は大きくカットして貼っていき、貼り残しの部分にあとから付け足します。
なお、水分を含んだキッチンペーパーのようなものですので、あまり小さくカットしますと、丸まってしまったりして、貼りにくくなってしまいます。

境目の部分は、水を含ませたハケの先で、チョッチョッと抑えつけると、わかりにくくなります。

KATOプラスタークロスの使用方法

丁寧に行えば、行うほど、キレイに仕上がりますが、私は適当です。
乾燥するとカチカチ状態(薄い石膏)となります。
気温20℃くらいでしたら、12時間もあればカチコチになる模様ですが、これは湿度なども関係ありますので、参考までに。

あると便利な道具

水を入れるバケツ・トレー
ハケ(筆でもOK)
古いハサミ
マスク
新聞紙など下に敷くもの
普通のテッシュペーパー(手を拭くため)
濡れティッシュ(手を抜くため)
ピンセット

まず、水を入れるトレーやバケツは必要です。
私は、100円ショップで購入した、大きめのタッパーを使用しています。

ハケは、貼ったプラスタークロスの境界線などをわかりにくくするために、仕上げの段階で水をちょっと含ませて、境界線を撫でると、切れ目がわかりにくくなります。
プラスタークロスはロール状で保管されていて、カットして使用します。
手でちぎることもできますが、そうすると、余計に粉が飛びます。
そのため、オススメとしてはハサミでカットすることです。
ただし、ハサミも粉まみれになりますので、あまり切れそうもない古いハサミで良いかと存じます。
多少切れないハサミでも、手で切れるくらいのクロスですので、カットできます。

マスクは粉の粉塵対策です。
吸い込まないようにご注意を。

新聞紙などは、ジオラマの下に敷いた状態で作業すると良いからです。
ティッシュ類は、手についた粉を拭き取ったりするためです。


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ピンセットもあると良いかもしれません。
うまく貼れなかったときなどに、ちょっと移動させたり、際の部分を調整できます。

ぜひ、鉄道模型・Nゲージのジオラマやレイアウトの「山」や「トンネル」の情景(シーナリー)などにご活用してみて頂けますと幸いです。

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