宇都井駅(三江線)をジオラマで挑むNゲージ 宇都井駅寸法など

駅コレクションSTA001三江線宇都井駅

トミーテックより駅コレクションSTA001三江線宇都井駅として2018年9月1日新発売の「宇都井駅」ですが、ようやく発売となり届きました。
当初、8月31日の発売予定でしたが、1日遅れていました。
2019年にJAM鉄道模型国際コンベンションに向けて出展を計画しているNゲージ・ジオラマに、この新しく出た「宇都井駅」(うづいえき)を組み込む予定です。
2018年3月31日で廃線となったJR西日本「三江線」(さんこうせん)ですが、その途中駅となるのが宇都井駅です。


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なぜ、この宇都井駅が注目されていたのかと申しますと、地上の改札口から高架のホームまでの高さは、なんと20mと、JR線としては、ホームの高さが日本一とされてきたからです。
しかも、エレベーターやエスカレーターはなく、ホームまで行きのには、116段の階段をひたすら登る必要がありました。
また、直近での1日平均乗客数は0~1人、すなわち、数日に1人と言う状況でした。
下記はYouTubeにあった動画です。

この構造から、鉄道ファンの間では「天空の駅」とも呼ばれたそうで、テレビ番組などでもたびたび取り上げられていました。
そして、満を持して発売となった訳ですが、事前に、いくら調べても、正確な模型の寸法が分かりませんでした

駅コレクションSTA001三江線宇都井駅

ホームの幅としては、約317mm(31.7cm)と説明にありましたが、肝心の高さに関して、台座を含めた高さなのかなどが、ハッキリしませんでした。
そのため、早く届くのを待ち望んでいた次第です。
と言う事で、実寸させて頂きました実際の寸法を記載しておきます。

駅コレクションSTA001三江線宇都井駅

横幅(高架の長さ)318mm
高さ(土台の下から線路までの高さ)153mm

土台の幅 (奥行)107mmX(横幅)318mm
※すべて「約」ですので、めちゃくちゃ正確な数値と言う事ではないこと、ご了承願います。

横幅は土台も高架部分も、長さが同じでした。
ただ、土台は底と地上部分と、若干寸法が異なります。
地上の部分は短い、少し、土台は傾斜が付いていますので、結局、ジオラマの一部に組み込む場合には、実装して調整していくしかありません。

ちなみに、購入致しましたのは、三江線宇都井駅ライトアップバージョンのタイプ、STA001Lです。

駅コレクションSTA001三江線宇都井駅

単三乾電池3本を、土台の裏にある電池ボックスに入れるようになっています。
スイッチは、よりによって土台の側面にありました・・。
これは、ジオラマに組む際の障害となりそうです。

駅コレクションSTA001三江線宇都井駅

また、合わせて、再生産されたTOMIXの三江線セットも別途購入しています。
恥ずかしながら、テッチャンではないので、三江線も乗車したことありませんし、もちろん、宇都井駅も、本物を拝見したことはないのですが、無謀にも挑んでみる次第です。

駅コレクションSTA001三江線宇都井駅

模型的に大問題なのは「高さ」です。
線路の高さは153mmと、予想よりも低かったので助かりましたが、TOMIXの普通の高架橋で約6cmですので、その2.5倍の高さまでグングン上げて行く必要性があります。
そのため、当方の持ち運び対応の狭いジオラマでは、箱根登山鉄道のように、急勾配の山岳路線になるのは避けられません。
よって、長い編成の列車は到底無理ですので、もう少ししたら届く、トミックスの四季島においてはこの路線での運用は無理そうです。
1両か良くて2両~3両と考えています。
実際に宇都井駅に停車できるのは2両程度ですので、基本的には普通列車向けのレイアウトと言う事になります。

次に問題なのは、高架線路の左右の繋ぎの部分です。
本物の宇都井駅は、左右が山でトンネルになっています。
ジオコレの宇都井駅に対して、直接左右の山へ接することにしますと、山の斜面が垂直になってしまいます。
すなわち、高架の左右を、なんらかの形で「延長」しなくてはなりません。
一般良いのは、商品に延長床が付属していると良かったのですが、これがまた、もともとないです。
それを考えると、単に宇都井駅単独での小さなジオラマ向けに設計したのかな?とも感じます・・。
そのため、延長高架は自作するか、もしくは、もう1セット購入して、単に効果として活用するか、どちらかひとつになってしまいます。
今のところ、トミックスの高架付きレールか、ワイドレールに側壁でもつけて対応させようと考えていますが、難易度は上がりそうです。


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また、模型は薄いグレーの単色ですので、ある程度塗装を施したうえで、ウエザリングで汚しも入れなくてはならないと考えています。
ただし、汚れ色が多くなりますと、今度は、ライトアップの照明効果も落ちそうだと言う事で、悩みどころです。
ともあれ、宇都井駅がなく、制作が停滞していましたので、これで本格的に新たなジオラマ制作に入ることができます。

なお、トミーテックでは、今回の宇都井駅が実在する駅舎としての「駅コレクション」第1弾と言う話になっています。
そのため、今後も、実在の駅が模型となって製品化されることになると存じます。
それはそれで、また楽しみです。

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