JAM国際鉄道模型コンベンション2019 相模原鉄道模型クラブ出展ジオラマ概要

宇都井駅

JAM国際鉄道模型コンベンションが、東京ビックサイト「西1ホール」にて、2019年8月16日、8月17日、8月18日の3日間開催されます。
朝10時からです。
大変恐縮ですが、相模原鉄道模型クラブと致しまして、下記の通り、Nゲージの分割式ジオラマを出展させて頂きます。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
下記はイメージビデオです。

JAM国際鉄道模型コンベンション

相模原鉄道模型クラブのブース(D08)では、クルマ1台で持ち運びできる量とさせて頂きましたので、一番小さいスペースになります。
しかし、Nゲージ鉄道車両をお持ちいただければ、当日、当方のジオラマにて走行(運転)して頂くことも可能です。
その時には、係員にお申し出願います。代金は頂きません、無料です。
ただし、レイアウトの構成上、1両編成~2両編成に限定させて頂きます。
ギリギリ3両まで可能ですが、4両以上など長い編成は、ご遠慮頂きますので、ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。
また、係員が不在の際には、運転はできませんので、ご了承願います。

今回出展ジオラマの概要は下記の通りです。

・分割式ボードによるジオラマ(10枚)
・クルマで運搬できる量(1.8mX1.2mサイズ)
・非電化ローカル線
・多人数運転(地上複線・高架複線の合計4線)
 ※当日は高架の2線のみ開放 (地上線は運転不可)
・最大3両推奨
・季節は秋
・一部はライトアップ

今回、JAMのテーマが「東京」と言う事で、製作開始段階で予測がつかなかったため、東京に関する車両も、八高線くらいしか無いのですが、走らせると言う事で、ご理解賜りますと幸いに存じます。

運搬性

一番重視したのは、ジオラマの持ち運び性・運搬性です。
分割式ジオラマにしたのは、自宅だけではなく、外部にも持ち出して、クラブでの運転会などや、今回のような出展、はてまたイベント・お祭りなどでのレンタルや出張運転会も視野に入れて、自分一人ではなく、皆様にも楽しんで頂きたいと考えたためです。
そのため、移動手段となる「自動車」に積めるサイズと言う事もあり下記の分割式サイズを採用致しております。
30cmX60cm
60cmX60cm
当初はもっと大きい予定だったのですが、車に積載できる量として、ボード数少なくして、スペースを小さくしています。
その点では、若干、大きさに物足りなさも感じますが、作っても運べなければ意味がありませんので、容量としては妥協致しております。
このようにコンパクト性を求めた結果、保管場所もその分抑えられると言う、収納性・運搬性を重視致しました。
ただし、デメリットとして、設置・撤収が大変と言う部分があります。

気温も高い中、汗だくになって、30分間かけて、クルマに積み込みました。
当たり前と言えば、当たり前ですが、東京ビックサイトでの設置には約3時間要しました。
単純にジオラマをセットするだけでなく、クルマからブースまでの運搬距離、テーブルに幕をつけたりと、そのような時間が必要な部分が大きいです。
冷房も効かない中、汗だくになりました。


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この180cmX120cmサイズですが、実は、広げた状態で、軽トラックの荷台にも載るサイズとして計算しています。
あと、貨物仕様の「軽のバン」の荷台スペースにも、計算上は、広げられる大きさです。(試していないので、確実とは言えませんが。)
よって、例えば、軽自動車を止められるスペースがあれば、どこでも運転会ができる、移動タイプのジオラマとして活用できると考えております。

なお、クラブと致しましては、メンバー様にもぜひ、分割式モジュールの各自作成にご協力頂きまして、集合式のジオラマによる運転会を将来行えるようになれば、大変うれしく存じております。

改良・メンテナンスの行いやすさ

鉄道模型のジオラマ作りに終わりはないと考えております。
完成したと思っても、どこか改良したり、更に多くしたり、線路のレイアウトを変更したくなるのは、目に見えています。
もちろん、分割式レイアウトですので、スペースを気にしなければ、拡張性が無限にあります。
繋げれば、もっと大きくできるのです。
しかし、スペースに制約がある範囲で、レイアウト構想を練るのも、また楽しい部分です。


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レイアウト設計には、SCARMと言うソフトを使用致しております。
なお、改造を行いやすいように、ボードにレールを、あまり固着(固定)させておりません。
本来であれば、分割式ジオラマですので、レールも完全に固定させていたほうが、設置・運搬もラクなのですが、トンネルの中など、一部を除いてはお座敷レイアウトのように、その都度、ジオラマにレールを設置する方法としております。
よって、線路わきのバラストも、一部を除いて、撒いていません。
もともと、トミックスやKATOのレールには、バラストがついてますよねと言う事で、ヘタにバラストを撒いたことによる動作不良を軽減したり、作業の省力化と言う部分もあります。
また、全体の約90%はレールをその都度設置しますので、ボードとボードの繋ぎ目のレール隙間も、その都度、問題なく対処できます。
レールも消耗品ですので、10年20年と長く持つ訳でもありませんし、この設置型にて、レール交換・清掃・メンテナンスも行いやすくなっております。
基本的にローカル線(非電化)にしていると言うのも、架線など余計なものを設置しないためです。
メンテナンス性が高いことによって、不良も軽減され、運転会も無事に実施できると言うものです。
鉄道模型は、飾りではなく、自分の好きな車両を、走行させることができるのが、最大のおもしろい点と存じますので、そこで障害が発生しないよう、鉄道会社と同様に安定・安全輸送を重要視致しております。

狭いスペースに日本の多くの要素をつぎ込む

日本の鉄道模型Nゲージは、もちろん日本で走っている・走っていた電車・列車などが基本です。
そのため、皆様がお手元にお持ちのNゲージ車両で運転を楽しむ場合、日本的ではない風景(海外の情景)は、あり得ないと完全に除外しています。
よって、当然、日本の風景がジオラマづくりのモデルになっております。
そうしますと、電車が走る場所には、海があったり、山があってはトンネルもあったり、川には橋がかかり、街には家が建つと言う、誰もが思い浮かべる風景があります。
単調にすると言う方法も検討し悩みましたが、数々の要素を狭くて限りあるスペースにどれだけつぎ込めるのかに重点を置きました。

相模原鉄道模型クラブ

ジオラマには、泉から流れた先には滝と川には鉄橋、山の上には秘湯の温泉、城跡には天守や出城、トンネル、宇都井駅など、できる限りの要素を入れています。
一部にはライトアップも採用しています。
ただ、本当にスペースが限られるため、山の斜面は、急な崖も多くなってしまったのが欠点とも言えます。


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なお、一番鮮やかにできるのは「秋」の季節だと判断致し「紅葉の時期」をひとつのテーマにしています。
緑ばかりではないので、その分、手間とお金は掛かりますが・・・。

多人数運転

自分ひとりが楽しむのであれば、単線にします。
しかし、持ち出し可能な分割式のジオラマであり、皆様・仲間と共に楽しむと言う点も重視していますので、狭いレイアウトながらも4線確保致しました。
その分、1線の走行距離は短いと言う欠点もありますが、まぁ、仕方ないところだと考えています。
また、結果的に、ホームの長さもそんなに取れず、1両~3両(4両)と言う短い編成向けとなってしまいました。
まぁ、広さの制約がありますので難しいところですが、拡張させる部分では、何ができるか?と、ワクワク致します。

最近の若い方は、10両以上など、長い編成が好きな方も多いので、大きなサイズ・広いジオラマが求められるため、将来的には拡張の部分で対応できたら良いなと考えている次第です。
ただ、拡張したら、もうクルマ1台で運搬するのは困難なため、2トン・トラックでもレンタルしないと運べないと言う現実もあります。
Nゲージの新幹線は、一番最初の構想である、屋上にその都度レール設置式(お座敷レイアウトならぬ屋上レイアウト)しかないと考えておりますので、これは最終形ですね。

スタッフ

設営・撤収・案内などのスタッフは2018年12月に締切させて頂いて、円滑にスタッフ登録もJAM事務局に行いました。
次回2021年に出展する場合のスタッフ・出展は、最終的に2020年12月に締め切る予定です。

以上、当方の分割式ジオラマのコンセプトでした。
賛否両論あるかと存じますが、どうぞ、ご理解・ご協力のほど賜りますよう、お願い申し上げます。


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開催期間中は、女子鉄アイドルの伊藤桃、鉄道好きで知られる中川礼二さん、自民党幹事長(衆議院議員)の石破茂さんによる鉄道話のステージイベントもあります。
もし、ご興味がありましたら、D08の相模原鉄道模型クラブのブースにもお立ち寄り頂けますと幸いに存じます。

高田

今後の予定まとめも、定期的にチェック願います。

JAM国際鉄道模型コンベンションに出展ジオラマ「最終調整完了」(2)【Nゲージ敷設工事44】
相模原鉄道模型クラブ
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