JAM国際鉄道模型コンベンションに出展ジオラマ「最終調整完了」(2)【Nゲージ敷設工事44】

相模原鉄道模型クラブ

相模原鉄道模型クラブとしてブース出展予定のJAM「国際鉄道模型コンベンション」実際に運転可能なNゲージ・ジオラマ(分割式)を出展・展示(モデラー出展)予定です。
開催場所は、東京ビックサイトの西1ホール、開催期間は2019年8月16日~18日の3日間となります。
このコンベンションは、日本ではNHKニュースなど、海外へは世界三大通信社のひとつであるAFP通信などでもニュース報道される国際大会となっております。
その国際鉄道模型コンベンションに出展する分割式ジオラマが仕上がりましたので、最終的なご報告も兼ねて、掲載させて頂きます。


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コンセプトは、まず、車で持ち運びできる量と申しましょうか、10分割して、車の後部座席に搭載できる最大量と言う感じになっており、大きさは合計で180cmX120cmになります。
もともと、240cmX180cmの設計サイズだったものを、クルマで運べる量として、レイアウトを180cmX120cmに縮小しています。
大きさとしては、車1台で運搬できる限界と言えます。
通常、たたみ1畳ですと、180cmX90cmですので、畳よりは大きいのですが、まぁ、省スペースといった大きさです。

JAM出展ジオラマ2019

輸送中にジオラマが破損しないよう、色々と考えた結果、最終的には、ジオラマの大きさと、車のスペース(容量)を考慮した、ダンボール梱包となっています。
当然、適した大きさのダンボールが市販されている訳ではないため、ダンボール業者に依頼して特注設計での段ボールになっています。
段ボールに入れることで、自宅においての保管としても、ホコリ防止対策にもなっております。

線路はエンドレスの周回型になっており、ボードの情景は固定されていますが、線路の多くは固定していません。
要するに、その都度、線路を組み立てる必要性があるのですが、その分、傷んだ線路は、新品と交換しやすい状態になっています。
もちろん、線路が常にはずれると言う事は、拡張性もあると言う事になります。


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レイアウト設計と致しましては、高架の駅「宇都井駅」を組み込むと言う目標がありましたので、狭いレイアウトの中で「高さ」を出すのに苦労しました。
なんども設計した結果、地上線から上げて行くのは断念し、高架線の1線をループ交差させるような感じで、標高を上げる方法を取っています。
また、狭いながらも、線路の本数を多くしたため、全部で4線となりましたが、その分、列車編成的には短い編成、長くても4両が限界となっています。
ただし、分割式ですので、例えばボードを追加するなどして、将来的には、更に延長させる、拡大させることもできる内容ですので、色々と妄想も膨らみます。

国際鉄道模型コンベンション出展ジオラマ

最終調整と致しましては、紅葉(装飾)の追加を行いました。
あとはウェザリングです。
宇都井駅ですので、駅の横には「トンネル」がないと、おかしくなります。
しかし、狭いスペースなのと、脱線時やレール清掃など、メンテナンスも考慮して、トンネルは、超短いです。
ともあれ、適当ではありますが、汚しを入れました。

Nゲージのトンネル

あとは、照明部分の最終チェックを行いました。
照明と申しましても、たいしたことは無いのですが、まず、メイン駅がホーム2階建てのため、どうしても下層(地上)のホームが暗くなってしまいます。
そのため、1階のホームだけLEDの自作照明を入れています。
5Vにして、USBコードの配線なので、電源はスマホのAC充電アダプターが使用できます。
LED電球もホワイトではなく電球色にして、非電化コンセプトにあわせています。

ホーム照明

あとは、城山にあるお城へのライトアップです。
これは、乾電池式になっていて、城の下に装置を埋め込んでいます。

お城ジオラマへのライトアップ

そもそも、ライトアップは夜間、すなわち、暗い状況にて行うものですので、撮影した昼間では、そんなに明るく見えません。
当然、昼間に開催するビックサイトでも、あまり照明は目立たないと思いますが、もし、気が付いて頂けたら、うれしいです。
下記は宇都井駅のブルーライトによる照明テストですが、もともと、トミックスのLEDがあまり明るくないのと、ウエザリングしているので、下の方の柱が、かろうじて青いくらいです。

宇都井駅ライトアップ

上記のライトアップも乾電池式のため、出展3日間では、予備の乾電池も持参しなくてはなりません。

東京ビックサイトにおいて、他の出展者様の鉄道模型ジオラマやレイアウトの展示では、出展者側にて、電車などの車両を走行させている場合が多いです。
もちろん、プログラムを組んで、自動運転させているブースもありますので、それはそれであって良いことですので、否定は致しません。
しかし、鉄道模型というものは、単に情景などを楽しむだけではなく、実際に鉄道を、自分の操作にて走行させることができることも醍醐味のひとつです。
ただし、Nゲージに詳しくない方が、走行・運転させますと、スピードオーバーなど、実際の鉄道における「事故」に相当するじたいも発生することから、実際に運転できる展示は少なめです。
でも、それでは、皆様と楽しめないと考えまして、相模原鉄道模型クラブのブースにおいては、お子様からあまり鉄道に興味がない方をはじめ、鉄道マニアの方でも、当方のジオラマにて「運転体験」できる展示を行う予定です。

下記はイメージビデオでございます。

当日の組立状況やレール状態によって、100%運転できますよと、保証できる訳ではありません。
また、4線あるうち、地上2線は、車両入り代えも手間が掛かることから、常時走行路線として、運転して頂けない状態にする予定です。
よって、高架の2線のみとなりますが、ご希望であれば、無償で、コントローラーの操作もして頂けるようにしたいと存じております。
なお、小さなジオラマですので、車両編成は、1両単行ないし2両編成が適切となります。
Nゲージ車両をお持ちでない場合には、無償でお貸しいたしますが、当方指定の車両になります。
4両編成以上は、線路に設置・撤去するのにも時間がかかるため、お断りいたしますので、ご了承願いてます。
なお、混雑時には、5周で交代とさせて頂く予定ですので、ご容赦願います。
コントローラーの操作に関しては、お教えいたしますので、ご不明なときには、恥ずかしがらずに、遠慮なく聞いて頂ければ幸いに存じます。


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宇都井駅は、ちょっと、汚しの度が過ぎたようにも感じますが、まぁ、ウェザリング(汚し)は、控えめよりも、ドンと汚した方がインパクトありますので、これで良いかなと考えております。
ただ、東京ビックサイトの照明(明るい・暗い)によっては、また、印象がかわってきますので、当日も調整が必要かも知れません。

宇都井駅

あとは、当日、無事にビックサイトに運んで設置するだけとなりました。
設営作業には3時間程度を見込んでいます。

以上、国際展示場での出店前のジオラマ情報はこれで終了致します。
相模原鉄道模型クラブのメンバーによる運転会ですが、次回は2019年秋の予定で、只今、希望日程のアンケートを取っております。


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次回(2021年)国際鉄道模型コンベンション出展ジオラマの構想と致しましては、可能であれば、クラブメンバー様など、有志による「共同出展」ができないものか?と考えております。
当方の今回のジオラマを使う/使わないも、白紙にして、有志メンバーにより、同じ規格のジオラマボードを持ち寄り、集合式ジオラマにすることで、よりバラエティー豊かにアレンジしたジオラマを出展できると、うれしいなと考えております。
もちろん、そのためには、事前にリハーサル(運行確認)を行って接続時の問題点洗い出しをし、大丈夫と太鼓判を押せるまで、確認するのに集まることも必要になってきますし、ご同意頂ける皆様のお力添えがないと、できないことなのですが、楽しみにさせて頂いております。

相模原鉄道模型クラブは、別に相模原にお住まいでなくても、ご参加頂けます。
多くのメンバー様は、相模原以外で、東京都・神奈川県・千葉県などです。
詳しくは下記をご参照願います。

相模原鉄道模型クラブ
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