地下鉄博物館「東京メトロ」ちかはく 葛西駅近く

地下鉄博物館

地下鉄博物館(ちかてつはくぶつかん)は、東京都江戸川区の東京メトロ東西線・葛西駅の高架下にある、東京地下鉄(東京メトロ)系の地下鉄専門博物館です。
地下鉄運転シミュレーターや、鉄道模型レイアウトなど模型の展示・走行もあります。

地下鉄博物館

下記は、東京高速鉄道100形電車のカットボディーで、主に、銀座線の渋谷~新橋間の開業時に製造されました。

東京高速鉄道100形電車

車掌さんとして、自動ドアの開け閉め操作もできるようになっています。

東京高速鉄道100形

トレインシミュレーターは、実際の運転台を使用しています。

銀座線シミュレーター

運転台は下記のような感じです。
4台あるうちの千代田線6000系は本物の電車のように、運転席が揺れたりするそうです。
私は大人ですので、運転は致しませんが・・。

銀座線シミュレーター

お弁当の持ち込みが可能で、休憩スペースもありますので、雨の日でも長い時間、楽しめます。

地下鉄博物館

下記は国の重要文化財にも指定されている、日本初の地下鉄車両「1001号車」です。

日本初の地下鉄車両1001号車

もちろん、1927年(昭和2年)に浅草駅~上野駅間で開業した、日本初の地下鉄「銀座線」で走っていた貴重な車両です。
地下軌道用として日本で初めて設計された車両と言う事になり、国の重文になったのは、鉄道用電気車両では、初めての指定です。
東京地下鉄道1100形電車では不燃対策や自動扉が採用されるなど最新技術も盛り込まれていました。
車内の電灯が間接照明になっているのも、地下に慣れていない乗客の目に配慮しています。

日本初の地下鉄車両「1001号車」

ちなみに、1番切符を求めて、日本初の地下鉄に、一番最初乗った乗客は、原鉄道模型博物館の館長・原信太郎さんです。

地下鉄博物館では、銀座線開通時の上野駅ホームが再現されています。

銀座線開通時の上野駅

下記は、営団300形電車301号で、カラーリングでわかるとおり、丸ノ内線を走っていた電車です。

営団300形電車301号

1954年(昭和29年)に丸ノ内線の池袋~御茶ノ水間が開業した当初の車両と言う事になります。

営団300形電車301号

最高速度は65km/hで、ニューヨーク市地下鉄を参考に設計され、不燃化のために全金属製の地下鉄車両です。

営団300形電車301号

地下鉄博物館への交通アクセスですが、東京メトロ・東西線の「葛西駅」下車して徒歩3分となります。
鉄道高架の下が博物館になっていると言う感じです。

地下鉄博物館

開館時間は朝10時~17時(入館は16:30まで)
定休日は月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)と年末年始(12月30日~1月3日)
入館料は大人210円、小児(満4歳以上中学生まで)100円、障害者手帳提示で105円です。
入場口にある券売機で切符(キップ)を購入します。(下記はイメージです。)

営団地下鉄の券売機

そして、自動改札に入れて入館と言う感じになっています。

営団地下鉄の自動改札

キップ(入場券)は持ち帰れます。

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