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鉄道と港の「ジオラマ館」国登録有形文化財の敦賀・赤レンガ倉庫に広がるHOゲージのジオラマ

鉄道と港の「ジオラマ館」

福井県敦賀市の敦賀港にある敦賀赤レンガ倉庫「ジオラマ館」を訪問させて頂きました。
北側に無料駐車場があるのですが、その建物北側の野外には、かつて小浜線を走っていたキハ28形急行「わかさ」先頭車両が野外展示されています。

キハ28形急行「わかさ」

南側にグルッとまわって、赤レンガ倉庫の庭(ガーデン)に入って、倉庫の中へと進みます。
倉庫の中は、鉄道模型のジオラマ館だけでなく、敦賀ならではの海・山の幸や、手作りスウィーツなどが頂けるレストランが、いくつもテナントとして入っていました。
その一番奥が、有料入場となる「ジオラマ館」になっています。



ジオラマのスケールはHOゲージになっていました。
大正後期から昭和初期の敦賀の最盛期が、再現されていて、実際にHOゲージ鉄道模型の走行などが行われています。

敦賀赤レンガ倉庫・鉄道と港の「ジオラマ館」

敦賀機関区転車台やループ線、スイッチバックなども再現されています。

敦賀機関区転車台のジオラマ

昭和初期が時代設定ですので、電化されている車両は、一切ないのが特徴と言えるでしょうか?
ノスタルジックなジオラマですね。

鉄道と港の「ジオラマ館」

全長約27メートル、最大奥行き約7.5メートルの大きさです。

鉄道と港の「ジオラマ館」敦賀

映像とナレーションにあわせて、当時、敦賀で走っていた車両などが朝昼晩の風景に合わせて走行します。

鉄道と港の「ジオラマ館」敦賀

横浜にある原鉄道模型博物館のジオラマも素晴らしいですが、個人的には敦賀のほうが日本的で好みです。

鉄道と港の「ジオラマ館」敦賀

道路のバスも動いていますが、敦賀港に浮かぶ船も動くようになっています。
4K動画は全部で7本撮影してみましたので、よければ、下記よりご覧頂けますと幸いです。

特筆すべきなのは、国鉄DD50形ディーゼル機関車のHOゲージ車両があることです。
DD50形は、1953年(昭和28年)から製造された、日本初の幹線用ディーゼル機関車です。

鉄道と港の「ジオラマ館」敦賀

敦賀機関区に配備され、トンネルや急勾配が多く、SL(蒸気機関車)での運行が困難であった米原駅~敦賀駅間(北陸本線)で運用されました。
SLの運転士がトンネル内で窒息死することもあった、柳ヶ瀬トンネルなどの難所があったため、敦賀専用のディーゼル機関車と言って良いため、製造されたのは僅かに6両だけです。
機関出力や軸重の関係から片運転台B-B式で設計され、重連で運転されました。
昭和52年に引退してからは、現存車はありません。

と言う事で、僅か6両だけだったことから、トミックス・カトーからNゲージなどの鉄道模型では、DD50形は発売されていません。
DF50は発売されています。DFです。
そのDF50は、DD50を参考に改良された機関車と言う事になります。
唯一、マイクロエースが過去にNゲージで発売したようですが、今では、かなりの高値です。

そのため、HOはもちろんなく、館長さん?のご説明によりますと、このDD50形のHOを、外注して手作りして頂いたそうです。

なお、デモンストレーション(演出自動運転)も、1日に何回も頻繁に行われますので、ずっと待たなくてはならないと言う事はありませんでした。

100円を受付で支払うと、3分間体験運転ができる運転台もいくつか設置されていました。
試しに、鳩原ループ線を運転してみましたが、マスコンハンドルとブレーキレバーを操作するキハ52になっていました。
ただ、運転できる長さなどは限定的で、映像を含めた演出自動運転が、結構、頻繁に行われていますので、その合間の10分間程度の時間に、体験運転ができると言う状況です。

鉄道と港の「ジオラマ館」敦賀

ジオラマ館の見学所要時間は約40分~60分といったところです。
オープン当初は、自動運転がうまく行かないことがあり、衝突したり脱線もしたと館長さん?がお話してくださいました。

敦賀・赤レンガ倉庫は、1905年(明治38年)に完成したレンガ倉庫の建物です。
この頃、敦賀港は、ロシア・ウラジオストックに渡る外国航路として重要な港で栄えていました。
ウラジオストックからは、ヨーロッパまで欧亜国際連絡列車が出ていました。
そのため、船舶などに給油する「石油」を備蓄する必要があったのですが、今のように安全な石油タンクなどは無い時代です。
火災が発生した際には、約400キロの防火扉を全部閉めて、火事が街に広がらないように、赤レンガ倉庫を建造して、その中に危険物を保管していたと言う事になります。

現在は、国登録有形文化財にも登録され、2015年10月に再整備されると観光施設としてオープンし、南棟がレストラン館、北棟がジオラマ館、南側の敷地がオープンガーデンになっています。



敦賀赤レンガ倉庫への交通アクセス・行き方ですが、JR敦賀駅からコミュニティバスで約8分、金ヶ崎緑地バス停下車となります。
または、JR敦賀駅から「ぐるっと敦賀周遊バス」の観光ルートで11分、赤レンガ倉庫バス停下車です。
クルマの場合には、北陸自動車道・敦賀ICから約7分となります。

営業時間・定休日などは公式サイトにてご確認賜りますと幸いです。
駐車場の場所は下記の地図ポイント地点になります。

※地図の縮尺は自由に変えてご確認願います。

最後にオマケとして「ランプ小屋」をご紹介申し上げます。

敦賀港駅跡・ランプ小屋

ランプ小屋と言うものは、かつて明治時代の主要な駅には必ずあった建物になります。

敦賀港駅跡・ランプ小屋

当時の木造客車は、電気を使っていませんし、その後のSLや現代のデーゼル車のように、動力を使って電気を発電することもしていません。
そのため、車内の照明には「灯油ランプ」を天井にぶら下げるなどして、明かりを灯していました。

特に、夜間に明かりが必要なたる、夕暮れ時に停車する主要駅では、掛員(係員)が各客車の屋根に上がって、作業窓からランプをつり下げる作業を行っていたそうです。

その、ランプと燃料を保管しているために、使われた建物は「ランプ小屋」と呼ばれました。
燃料を保管しますので、危ないので、独立したひとつの建物を建てて、木造ではなく、主に「レンガ」で建てたわけです。

やがて、車両の車軸から発電する方式が採用されると電気照明が普及しました。
そのため、大正時代には、ランプ小屋も、灯油カンテラの保管など、限定的な使われ方をしたため、取り壊されたランプ小屋も多くなった模様です。



現在では、日本全国に約22箇所の駅にて、ランプ小屋が現存します。

旧・敦賀港駅のランプ小屋は、下記の地図ポイント地点が無料駐車場の入口になります。

敦賀・赤レンガ倉庫 国登録有形文化財
JAM出展ジオラマ2019計画レイアウト概要(東京ビックサイト)
原鉄道模型博物館 超リアルな鉄道模型を横浜駅から徒歩5分で
アトリエminamo・ジオラマギャラリー(町田)の箱庭登山鉄道線
横浜市電保存館 遥か昔に思いをはせる路面電車
氣比神宮(気比神宮) 歴史ある北陸道総鎮守

 

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