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大井川鉄道(おおいがわてつどう)は、静岡県の大井川沿いを走る鉄道路線です。
今回、大井川本線のSLに往復乗車し、井川線も往復乗車致しましたので、転車台や撮影ポイントなど、大井川鉄道の見どころなどを、ご紹介させて頂けますと幸いです。
千頭駅・転車台
1931年(昭和6年)に開業した千頭駅(せんず-えき)は、標高約300m、大井川鉄道・大井川本線の終点であり、井川線(南アルプスあぷとライン)の起点にもなっています。
千頭駅に設置されている転車台(ターンテーブル)は、イギリス製で明治30年に新潟の赤谷線「東赤谷駅」に設置されていたものを、1980年(昭和55年)に移築しています。
千頭駅の転車台は、ホームの先端にあり、ホーム側(構内)からの見学できます。
しかし、日中は逆光気味になりますので、晴天であれば、西側にある道の駅「音戯の郷」の駐車場奥から、撮影すると太陽光線もバッチシです。
動画も撮影してみました。
再生後「YouTube」の文字部分を選択すると、大きな画面で、ご覧頂けます。
見学しやすいように、駐車場脇のフェンスも「低く」なっている箇所があります。
東側の道路わきからも、同様に見学ができるようになっています。
蒸気機関車が転車台に入る時間は、大井川鉄道のホームページに記載があります。
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千頭の転車台は「手動式」で、駅員や機関士などが、5人がかりで、蒸気機関車 (SL) を方向転換させます。
下記は、麓の新金谷駅にある転車台です。
新金谷駅・転車台
新金谷駅(しんかなや)には、大井川本線の車両基地があり、動態保存している蒸気機関車などの整備も行われています。
線路沿い、駐車場の一番奥の方に、転車台(ターンテーブル)があります。
いつもは、2005年から休車している、C12形164号機が、転車台に止まっているようです。
蒸気機関車が千頭駅(せんず)に向かう、30分くらい前から、SLが線路を行き来して、旧型客車に連結するなどの作業が行われます。
そのため、SL急行の予約を取った場合には、ぜひ、少し、早めに、新金谷駅に到着して頂ければ、色々と写真や動画の撮影も可能です。
新金谷の転車台(ターンテーブル)は、2011年に再設置されたハイブリット式(電動・手動)です。
線路わきが有料駐車場になっていますが、出入りは自由ですので、撮影は問題ありません。
こちらも、動画も、再生開始しましたら、YouTubeの文字を選択しますと、大きなサイズ表示にて、動画をお楽しみ頂けます。
出発前の見学も良いのですが、SLが戻って来てからの見学の方が、たくさん楽しめました。
千頭駅からSL列車が返ってくると、この日は、下記のようなパターンで、切り離しや入れ替え作業が、行われました。
(1)新金谷に到着した客車からSLを切り離す
(2)SLがバックして千頭方面のポイントまで進む
(3)SLが前進で転車台の線路に入る
(4)転車台にある別のSLに連結する
(5)SLとSLがお互い前向きで連結した状態(重連)でバックする
(6)空になった転車台に、SLが前進で入り、方向転換する
(7)転車台からSLが出る
(8)最初に転車台に入っていたSLと向きを同じくして連結(重連)する
(9)2両のSLが転車台に入り、片方のSLを切り離す
(10)SLが新金谷車両区にバックで進む
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いや~、すごいですね。
この日は、転車台に、C12が入っていたので、どうやって、抜き出すのかな?と、考えていました。
転車台の線路には、架線が無いので、EL(電気機関車)は、使えないし・・。
これを、運行していたSLを使って、入れ替え作業用に使用するとは、なんとも贅沢でして、今となっては、とても貴重な光景と言えるでしょう。
この連結ショーを見せるだけだも、お金を取れるのではないか?感じるくらい、サービス満点です。
作業もスムーズに、ホイホイと行われました。
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千頭から新金谷に戻った際には、ぜひ、この到着後の入れ替え作業、見学なさって頂ければと存じます。
到着して10分後くらいから、普通列車が通過しない間、約20分間程度、行われました。
SL撮影ポイント
満開の桜を入れる場合には、大井川鉄道の家山川橋梁が最適です。
桜の時期は、3月下旬ころとなります。
下記の動画は、沿線風景を車内から撮影したもので、桜の時期の様子を、ご確認頂けますと幸いです。
下記の動画は、上記でご紹介した家山川橋梁を通過する、C11「SLかわね路号」を撮影したものです。
解像度は4Kで、短い動画にしてみました。
再生してからYouTubeの文字を選択すると、大きな画面でご覧頂けます。
なお、鉄道を撮影される場合、運行の妨げになりますので、線路敷地内に入ることがないよう、心より、お願いを申し上げます。
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