ロコミュージアム「SLいずも」「蒸気機関車1275」「Cスロフ1形」大井川鉄道スハフ1形客車

ロコミュージアム「SLいずも」

大井川鉄道の新金谷駅前にある「プラザロコ」と言う建物内部にて、蒸気機関車1275号機、井川線で使用されたスロフ1形、かつて一畑軽便鉄道で走っていた「SLいずも」が、静態展示されています。
プラザロコの入場は、無料で、下記のような鉄道模型のジオラマもありました。

ロコミュージアム

SLいずも

SLいずも1号機は、1921年(大正10年)に、一畑軽便鉄道(一畑電鉄)が4号機としてドイツから輸入した、コッペル社製のCタンク蒸気機関車です。

SLいずも

1930年(昭和5年)、一畑電鉄が電化された頃に、住友セメント七尾工場に譲渡され、1959年(昭和34)年まで使われていました。
その後、プレス・アイゼンバーン社、日鉄鉱業・羽鶴鉱業所を経て、1977年、大井川鉄道に入線すると、復元されて動態保存され「いずも1号」と改称されました。


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1989年(平成元年)まで、千頭~川根両国間の側線(リバーサイド線)にて「ミニSL列車」牽引機として活躍していましたが、並行道路拡張工事に伴い側線が廃止され、1997年(平成9年)からは「プラザロコ」に移転され、静態保存となっています。

蒸気機関車1275

蒸気機関車1275は、1924年(大正13年)にドイツのコッペル社が製造したSLのため、コッペル1275形とも言います。
最初は、新潟臨港の事業用として運用されていましたが、1941年(昭和16年)に、国有化されたため、国鉄1275形蒸気機関車となりました。

国鉄1275形蒸気機関車

その後、1943年(昭和18年)に、日本ステンレス直江津工場に払い下げられあと、1971年(昭和46年)、大井川鉄道(大井川鐵道)が購入しました。
大井川鉄道では、上記にてご紹介した、SLいずも号と同様に、千頭~ 川根両国駅の側線にて、ミニSL列車としての牽引機となり動態保存されました。

蒸気機関車1275

現在は退役し、静態保存されている次第です。

Cスロフ1形

大井川鉄道スロフ1形客車は、井川線の客車です。

大井川鉄道Cスロフ1形客車

井川線がまだ、中部電力の専用鉄道だった時、1953年に製造された2両で、主に「来客用」(来客輸送)の車両として使われました。
そのため、1等車扱いの「スロフ」が付けられた、定員16名の客車で、小型車ながら、ボギー車となっています。

大井川鉄道Cスロフ1形客車

ちなみに、作業員が乗車する車両は、下記のスハフ1形となります。

大井川鉄道スハフ1形客車

大井川鉄道スハフ1形客車は、作業員の乗車用客車でした。
大井川鉄道スハフ1形客車

2012年から、スハフ7は、千頭駅の脇にある道の駅「音戯の郷」にて、野外保存されています。


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<お断り>
大井川鐵道さんの漢字は、鉄道に詳しくない方にも伝わりやすいよう、大井川鉄道と、略した漢字も使用しておりますこと、ご容赦願います。
正式な漢字は、大井川鐵道さんとなります。

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