鉄道車両

青梅鉄道公園 貴重な蒸気機関車がたくさん展示されている

青梅鉄道公園

青梅鉄道公園(おうめてつどうこうえん)は東京都青梅市にある公園施設です。
国鉄時代の1962年(昭和37年)に、鉄道開業90周年記念事業としてオープンし、現在はJR東日本(東日本鉄道文化財団)が運営しています。

特に明治時代・大正時代の蒸気機関車が5台ほど静態展示されているのが特徴で、他にもC-11の初号機(1号機)、D51のSLもあります。
また、国鉄で最後に開発された蒸気機関車E10の2号機、他にもED16の1号機など、とにかく古い機関車が多いので、見過ごせません。



110形蒸気機関車(10号機関車)は、明治5年に日本で初めて開業した鉄道、新橋~横浜間で使用されたSLで、当時あった10両の機関車の1両であり、3号と記載されていることから「3号機関車」と呼ばれています。

110形蒸気機関車(10号機関車)

大宮の鉄道博物館に保存展示されているのが、イギリスから最も早く日本に到着した国鉄150形蒸気機関車(1号機関車)と言う事になります。
鉄道開業時の蒸気機関車は、ぜんぶ同じ種類ではなく、5形式ありました。
110形SLの方が、1号機関車の150形よりも若干小さく、出力も少し弱いようです。

110形蒸気機関車

国鉄160形蒸気機関車(2~5号機関車)は、開業当初より最優秀の機関車であったことからか、愛知県の明治村で今でも現役で動いています。
国鉄A3形蒸気機関車(6~7号機関車)は、その後、台湾にて動いていたことから、台湾の国立台北博物館にて静態保存されています。

古い順にご紹介していきますと、次は、国鉄5500形蒸気機関車です。

国鉄5500形蒸気機関車

明治30年にイギリスより輸入されて、旅客列車用として東北本線や常磐線などで活躍していました。
青梅鉄道公園には、その5540が展示されています。
なお、東武博物館にも、5500形の同型車となる東武鉄道の5と6が展示されています。

国鉄2120形蒸気機関車は明治38年からイギリスから輸入されました。

国鉄2120形蒸気機関車

日露戦争の際に中国大陸で使用するため、合計533両が製造されました。
青梅鉄道公園にあるのは2221です。

2120形蒸気機関車の運転台

ちなみに、埼玉県の日本工業大学「工業技術博物館」では、2109が動態保存されており、無料で見学できます。

国鉄9600形蒸気機関車は、、日本で初めての本格的に製造された国産の貨物列車牽引用SLで、大きいです。

国鉄9600形蒸気機関車

最高速度は65km/hですが、馬力がある蒸気機関車で、合計で770両が生産されて、室蘭本線にて10トン貨車をなんと75両牽引したと言う日本記録も樹立しています。
京都鉄道博物館など、日本全国で展示されていますが、青梅のは9608と初期型で、残っている9600形では、一番古いものになります。

国鉄8620形蒸気機関車は、日本で初めて本格的に量産された国産旅客列車牽引要の蒸気機関車になります。

国鉄8620形蒸気機関車

最高速度は95km/hとなりますが、車輪が空転しない機関車として運転手からも評価され、列車の乗り心地も良かったようです。
合計672両も製造され、京都の梅小路蒸気機関車館などあちこちで残っています。

国鉄C11形蒸気機関車は、近距離用(都市部)の標準型蒸気機関車で、381両が製造されました。

国鉄C11形蒸気機関車

バックで運転しやすい運転席の設計になっており、ターンテーブルを使わなくても、近距離の往復が行いやすくなりました。
最高速度は85km/hと短い距離の旅客列車用として大活躍した小型タイプのSLです。
青梅鉄道公園に展示されているのは、C-11「1次形」車番1、すなわち1号機になります。
大井川鉄道などでは現役で今でも走っています。

国鉄ED16形電気機関車は、初期の国産電気機関車で、勾配やトンネルが多い中央本線・上越線などで活躍しました。
青梅にあるのはその車番1、すなわち1号機と大変貴重な機関車です。

国鉄E10形蒸気機関車は、昭和22年から奥羽本線の板谷峠を越える急勾配区間ように開発されました。

国鉄E10形蒸気機関車

動輪が5軸もあるEタイプと言う事で、日本では最大の蒸気機関車と言う事になります。

国鉄E10形蒸気機関車

製造数はわずか5両のため、大変貴重な蒸気機関車であり、その車番2が、青梅鉄道公園にて展示されています。

国鉄E10形蒸気機関車の運転台

他の車両はすべて配車・解体されていますので、E10型SLとしては日本で唯一の展示となります。

下記はD51形蒸気機関車です。

D51形蒸気機関車

デゴイチが展示されているだけでも、通常であれば貴重なのですが、ここでは、珍しく感じないと言う違和感を感じます。

D51形蒸気機関車の運転台

しかし、運転台に上がれるのは、少し珍しいかも知れませんが、もはや、洗練された計器類は芸術品ですね。

D51形蒸気機関車の運転台

運転台からD51の前方も撮影してみましたが、動いていなくても迫力あります。

D51形蒸気機関車

国鉄40系電車「クモハ40形電車」です。

国鉄40系電車「クモハ40形電車」

日本で初めて、電動車としては20m級の鋼製車体を採用した電車で昭和7年~昭和17年に製造されました。
運転席が車両の前と後ろに1つずつある「両運転台」が特徴で、青梅線でも同型が運転されていました。

青梅鉄道公園

踏切の実演もありましたので、試してみました。
動画で撮影しています。

他にも、0系22形新幹線電車も階段を下がったところに展示されています。

屋内展示施設になっている記念館では、HOゲージのジオラマもありました。

青梅鉄道公園

1日4回ほど、運転もされていて、無料で見学することができます。

また、一部の鉄道模型車両は100円にて自分で運転もできます。

あとは、ちょっとしたお土産物売店があります。
食堂・レストランはありませんが、スナック類の自動販売機はありました。

青梅鉄道公園へのアクセス・行き方ですが、電車の場合、JR青梅線の青梅駅から徒歩15分ですが、途中は坂道を登ります。

青梅鉄道公園

路線バスはないので、徒歩もしくはタクシー利用となります。
クルマの場合、隣接する永山公園の無料駐車場が利用可能です。
東を通っている県道28号の「鉄道公園入口」の信号から入っていってください。
下記の地図ポイント地点が、青梅鉄道公園の入口になります。

入館料は小学生から大人まで一律でひとり100円ですが、70歳以上・障害者手帳所持者は無料です。

開園時間は、3月〜10月が朝10時〜17時まで、11月〜2月は朝10時~16時までの入園となります。
休園日(定休日)は、毎週月曜日ですが、祝日・振替休日・都民の日の場合は開園し、翌日の火曜日が休園です。
観光所要時間は、ざっと30分~60分程度です。

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新津鉄道資料館 新幹線とSLが並んでいる鉄道博物館
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