SLキューロク館【真岡鐵道】9600形蒸気機関車・D51形蒸気機関車・スハフ44形客車・ヨ8000形貨車・キハ20形

SLキューロク館

SLキューロク館は、栃木県真岡市台町にある真岡鉄道の駅「真岡駅」に隣接する鉄道博物館。
SLもおかは、土日祝を中心とした運行になっているが、真岡駅(もおか)にあるSLキューロク館は、無料で入館できる真岡鉄道の観光施設になる。

定休日が毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)と、年末年始(12月29日から1月3日)となっているが、原則火曜日以外の平日も開館しているので助かるところだ。

そもそも真岡鐡道は、官設鉄道・真岡軽便線として1912年(明治45年)に開業した。
その後、真岡線に改称され、1962年から1985年までは上野駅から小山駅・下館駅経由で真岡線の真岡駅・茂木駅まで「急行つくばね」も運行されていた。


スポンサーリンク



国鉄民営化となった翌年の1988年、JR真岡線廃止となり、同時に第三セクター鉄道会社として真岡鐵道・真岡線が開業。
1994年(平成6年)から土日祝日を中心に「SLもおか」が運行開始された。

9600形蒸気機関車49671号機

日本に車籍のある9600形の動態保存機はないが、真岡駅SLキューロク館の49671号は圧搾空気による走行が可能。
執筆時点にて保存されている9600形で唯一可働状態にあるSLとなる。

9600形蒸気機関車49671号機

日にちが限定されるが、動態展示している9600形蒸気機関車が、キューロク館構内の線路(約30m)を行き来するイベントもたまに実施している。
特に、9600形蒸気機関車49671号機が動く際には、ヨ8000形貨車(車掌車)が連結されるようだ。

鉄道模型Nゲージでも96が発売されている。

【PR】

D51形蒸気機関車146号機

静岡の駿府城公園内で保存されていたが、2015年に真岡市に譲渡された。
2018年からは圧縮空気により館内の線路を走行できるようになっている。

D51形蒸気機関車146号機

月に4日程度、D51の助士席乗車体験(有料)が可能で、汽笛を鳴らしたりすることができる。
各イベント予定などは、SLキューロク館の公式サイトにてご確認を。

スハフ44形客車25号機

1954年(昭和29年)製造、函館と札幌を結ぶC62急行ニセコの客車。

スハフ44形客車25号機

緩急車スハフ42の北海道向けスハフ44で、車掌室があり二重窓、歯車式車軸発電機装備、大型蓄電池箱など寒地仕様になっていた。
スハフ44は北海道の三笠鉄道村、小樽市総合博物館などでも静態展示されているが、本州で拝見できるのは真岡だけのようで大変貴重だ。

ヨ8000形貨車(車掌車)

SLキューロク館にはヨ8593と、ヨ8614の2両が展示されている。

ヨ8000形貨車(車掌車)

ヨ8593は塗装も新しくとてもキレイに動態展示されていた。
千葉県いすみ市のポッポの丘でも動態展示がある人気のヨ8000。

キハ20形ディーゼル動車

国鉄キハ20形気動車は、キハ20系形式の最初の設計車両(基本形式)となる。
展示されているのは、キハ20 247。

キハ20形ディーゼル気動車

JR東日本でのキハ20形11両が残っていたが、この247号機は真岡線が第三セクター転換した時まで、JR真岡線を走っていた1両との事。

別途、キハ20 213 が真岡鐵道・真岡駅の構内線にも残っていた。

キハ20 213

関東でのキハ20は、残りは碓氷峠鉄道文化むらでしか拝見できない。

DE10形ディーゼル機関車1014号機

DE10形ディーゼル機関車1014号機は、真岡鐵道で使用中の1535号機の部品取り機として購入したとの事。

DE10形ディーゼル機関車1014号機

下記のようにKATOやTOMIXより鉄道模型NゲージのDE10形も発売されている。

【PR】

鐡道模型でも「SLもおか」の編成を実現したいところだ。

ワフ15形貨物緩急車・ト1形無蓋貨物車・ワ11形木造有蓋貨物車

他の保存機に圧倒されてしまい、1枚の写真にワフ15形貨物緩急車・ト1形無蓋貨物車・ワ11形木造有蓋貨物車をまとめて撮影したことを後悔している。

ワフ15形貨物緩急車・ト1形無蓋貨物車・ワ11形木造有蓋貨物車

ワフ15形貨物緩急車は緩急車で日本に現存する最も古い1両との事。
蒲原鉄道ワ11形木造有蓋貨物車も、昭和初期に製造され、木造車体の貨車としては現存する最も古い1両。

真岡鉄道撮影も

他にも真岡駅構内にはいくつかの使われていない車両が止まっていた。
真岡駅へのSLもおか到着時間は、土日祝の11時3分頃と15時19分頃なので、SLキューロク館の敷地内から実際に煙をはいて力強く走る蒸気機関車を撮影することも可能。

真岡駅

交通アクセス

SLキューロク館への交通アクセス・行き方だが、下館駅から真岡鐵道にて所要約26分、真岡駅の東口から徒歩1分。
クルマの場合、北関東自動車道の真岡インターから約4km。
SLキューロク館の南側に無料駐車場があるので利用可能。

真岡鐵道「SLもおか」当日失敗しないSL乗車攻略法+オマケ情報としてコツや駐車場・入線時間などクチコミも
SL大樹の解説 東武鉄道鬼怒川線 転車台などの楽しみ方
TOMIX 2643 真岡鐵道 C11形蒸気機関車(325号機)& TOMIX 98213 真岡鐵道 50系客車(赤帯)セット
カーナビとしても使える便利なオリジナル関東地図

報告する
スポンサーリンク
スポンサーリンク

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。