有田川町鉄道交流館(ありたがわ-てつどうこうりゅうかん)は、和歌山県有田郡有田川町にある鉄道公園です。
有田鉄道は、藤並駅から金屋口駅まで、5.6kmを結ぶ非電化単線でしたが、2002年に廃線となりました。
この場所は、旧有田鉄道の金屋口駅の構内で、2010年に有田川町鉄道公園として整備されました。
駅舎は廃線当時のまま金屋口駅が残されており、駅舎・ホームから車庫となっている鉄道交流館の間には、約500mの線路も保存されています。
その現存している線路では、土日祝を中心に、動態保存されている車両に体験乗車することもできます。
保存・運転されているのは、キハ58形、DL17にてけん引するワフ、そして、レールバス型鉄道のハイモ180-101です、
ハイモ180-100形気動車は、岐阜県の樽見鉄道で使われていた、バスのカタチをしたディーゼル車で、ハイモとは「ハイスピードモーターカー」の略称となっています。
座席数は、34席でまさに路線バスの電車版といった感じで、運転席は両側についていますが、運転士さんもお客さん用の乗降ドアから乗り込みます。
設計最高速度は80km/hでしたが、運転では65km/hに抑えていたようです。
1994年に有田鉄道に譲渡され、廃線まで運用されていたとの事です。
この貴重な2軸車は、その後、整備されて2010年からは有田川町鉄道公園にて動態保存されているとの事です。
保線作業用モーターカーTMC200も動態保存されています。
紀州鉄道キテツ1は、かつて紀州鉄道で走っていた気動車で、2017年から展示開始されました。
紀州鉄道キテツ1のうしろにある車庫に入っていて、よく見えませんが、キハ58もあります。
キハ58003は、富士急行の急行「かわぐち」として使われていたキハ58で、1975年に富士急が電化された際に、有田鉄道に譲渡されていたそうです。
映画「ALWAYS三丁目の夕日」でも、キハ58003が車内撮影で使用されました。
現在はディーゼルエンジンが故障しており、別の車両でけん引して、体験乗車が可能になっているようです。
有田川町鉄道交流館に入る場合には入館料大人(高校生以上)200円、小人(小学校以上)100円が必要となります。
交流館の館内には、NゲージやHOゲージのジオラマがあり、Nゲージは15分100円で運転可能なようです。
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先月、富士急行の富士山ビュー特急にも乗車して、富士急行の展示施設「下吉田駅ブルートレインテラス」にも寄ってきたばかりでした。
今回の南紀出張もたまたまと言えますので、なんという奇遇と申しましょうか、ご縁を感じました。
交通アクセス・行き方ですが、JR西日本の紀勢本線「藤並駅」から、有田川町観光施設巡回バス(無料)か、路線バスの有田鉄道バスで約15分となります。
無料の駐車場入口は、当方のオリジナル関西地図にてポイントしています。
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