Nゲージ分割式レイアウトボード「自作DIY」準備する木材と必要な道具など(失敗しない方法)

Nゲージ分割式レイアウトボード「自作DIY」

鉄道ジオラマ教室にて先生より賜りました助言を受けて、下記の通り分割式レイアウトの構想を変更致しました。

当初は、コストや保管スペース省力化のため、単にMDF板のペラでのレイアウト(ジオラマ)にと考えていました。
MDFは湿気を吸うと言うのも承知しています。
しかし、やはり「木材」の反り対策として、土台の部分もきちんとした方が良いと指摘を受けまして、追加投資・追加対策することに致しました。

順序が正しくありませんが、ある程度完成しているレイアウト(ジオラマ)の板に、後付で、枠組み(土台)と申しましょうか、角材補強をすることに致しました。
色々とやってみてわかったこともありますので、これからボードを自作する方のために「失敗しない方法」としても明記させて頂こうと存じます。
最後に、スタイロフォームでのボードも、解説させて頂いております。

さて、当方の当初のレイアウトボードは、30cmX60cmでして、これが現在16枚あります。
※現在は、廃線(廃止)しているボード。

これに補強する木材となりますが、長さ60cmの角材が32本、長さ約25cm程度の角材も32本必要な計算です。



レイアウトボードの補強が大切

ボードを自作する場合、長く楽しめるように、ボードの平面が変形して、反らないように「補強」をしっかりしておくと良いです。
当方は最初に失敗したので、補強をあとから行いました。
本来は、ジオラマ制作前の段階でボードの補強も完了しておくとベストです。
なお、ボードを強化する意義は、鉄道模型を「長い間」使えるようにするため、すぐに使い物にならないことにならないように、補強すると言うことになります。

必要な木材の量もさることながら、金額も相当になりそうでしたので、単純にTOMIXのコンビネーションボードA(品番8013)を16枚、購入して、新たにジオラマをゼロからやり直そうとも考えました。
ただ、昔は1500円だったと思うのですが、価格改定があったようで、今は2200円(税込)するんですよね。
1枚が・・。

でも、単に1枚だけや、2~3枚だけ欲しい場合には、TOMIXのボードの方が、手っ取り早いと存じます。
自作しても、コストが大きく下がると言う事ではないですし、自作の場合、電動の工具類も、必要となるためです。
下記のAmazonですと、少し、お安い場合があります。(在庫次第で価格が変わる)

実際に用意した木材

ジオラマの先生曰く、ボードの木の材料は、なんでも良いとの事です。
ただし、補強したとしても、木材だけに多少はソルというお話でしたので、気にせずに、カインズホームにて一番安い角材(棒材)の桐集成角を選択致しました。

当方の集合式レイアウトの場合、寸法は、太さが30mm(3cm)x24mm(2.4cm)の角材でして、長さは60cmと25cmが必要です。



桐集成角は重さも、軽いと言う印象でしたので、決定です。
カインズホームでは合計で8000円程度の出費となりました。
これに付随してボードの高さが高くなるため、ボードを使わない部分の「水平橋脚」もかなり必要となりますので、プラス3000円くらいは覚悟です。
工具も追加で電動ドリルなど揃えると、それだけの金額も必要ですので、それらのことを考えますと、市販されているTOMIXのボードを買ってしまった方が、ラクで早いと思います。

長さ25cmのサイズはさすがに既成品が販売されていませんので、182cmのものを「木材カット」サービスを利用して、切ってもらいました。
本来であれば、正確には、25cmではなく、25.4cmの長さが必要です。
しかし、カットじたい数ミリの誤差はでますし、場合によってはポイントなどの配線するのを考慮して、あえて24.5cmの長さにして、隙間は配線を通せるようにと考えました。
1820mmの角材は、5本購入で、合計1990円(税込)でした。
カットの料金は、約36カットで、合計140円(税込)でしたので、かなり安かったです。
コーナンで以前、カットしてもらった際には、ワンカット30円でしたので、カインズのお姉さん、計算、正しかったのかな?と今でも心配になってしまいます。



600mm長さの角材は、カットなどせず、そのままボードに使えると考えて、市販品をそのまま使用することにしました。
しかし、32本、お店に在庫が無いんですよね。
当然と言えば、当然ですが、取り寄せとなりました。
こちらは合計で4000円くらいです。

という事で、揃えた木材は下記の写真のとおりです。
結構な量になっています。
長さにしますと、約27メートル分です。

レイアウトボード自作

購入したあとに分かったのですが、問題なのは、おんなじサイズの桐集成角を購入したにもかかわらず、もともとのカット状態じたいが正確性は無いようです。
上記で30mmX24mmと記載しましたが、全部がぜんぶ、そのサイズにはなっていないのです。
ひとつは微妙に薄かったり、厚かったりとマチマチなのです。
こればかりは、仕方ないと、諦めました。

ボードとボードをあわせた際には、モジュールを補強していても、少しは反ったりするでしょうから、こればかりは許容範囲として考えるしか無いと思っています。

当方の材料としては、復習になりますが、ボードはMDF板、100円ショップのダイソーで販売している、30cmX60cm(厚さ0.6cm)の200円(税別)商品でして、これが現時点で16枚あります。

MDFボード

これに、今回、準備した角材で補強していきます。

ボードの底面を補強する

固定には、ボンドなどで接着させたうえで、ネジで固定すると言うのがベストです。
しかし、当方のは湿気(水分)を吸いやすい、MDFのため、ボンドを吸うと板が曲がります。
特にMDFは、湿気を吸うと、カビやすいと言う側面もありますので、両面テープで貼りました。

レイアウトボード自作

そして、ネジで四隅を固定します。
なお、釘で固定するのは、よろしくないそうです。
釘は、そのうち抜けますので、ネジのほうが、抜けにくいと言う事です。

私の場合は、MDFにしてしまいましたが、あまり加工せずに、そのまま使えるお好みのサイズがあれば、ボードは薄めのベニア板が良いです。

電動ドリルで、ネジを入れ込みました。
大昔に購入していたナショナルの電動ドリルドライバーがあったのですが、ネジ8本も打つと、バッテリー切れとへばって、作業が中断してしまうことに・・。
おまけにACアダプターが、どっかにいってしまって、充電できない・・。
別途、凡用ACアダプターだけ手に入れてもよかったのですが、バッテリーではない100V電源のを新調しました。
お金ばかりかかります。

もし、ドリルを1本も持っていないと言うことであれば、ドリルもセットになっている下記のコードレスが良いかもしれません。
USBで充電できますので、ACアダプターを紛失しても、困ることはないでしょう。

角材は、その「幅」(サイズ)が揃っていないため、できる限り同じサイズになっている角材をチョイスして、それぞれのボードに用いています。
ただ、市販・既成品の60cm角材が、なんと60cmより数ミリ長いんですよね。

はみ出ている

これだったら、わざわざ60cmの32本ではなく、長い棒のを、単純に60cmの長さでカットしてもらった方がよかったかもしれません。

実際問題、機械でカットしたとしても、木材を正確な長さで切ると言うのはなかなか困難な話ですので、多少の誤差があるのは当たり前だと思います。
でも、60cm未満だとクレームになることからか?、既成品がみんな60cmより長いのです。
それに対してMDFはピッタリ60cmですしね。

せっかく、補強材は60cmでそのまま無加工で使おうと思っていた目論見が大きくハズレてしまいました。
ホームセンターのDIYコーナーに持ち込んで、自分でカットしようかと思いましたが、今後、自宅でも色々と使うことがあるだろうと「ノコギリ」も別途購入することに・・。
なんだかんだで、結局道具も色々と揃えることになりまして、出費がかさみました。

ただ、これらの工具類の購入費を含めても、トミックスの市販ボードを購入するよりは、半額程度で済んでいますので、費用的には抑えられていると思います。
時間は、もちろん、費やすことになってしまいましたが・・。

はみ出る部分を下記のように約30本、すべてカットしました。

はみ出る部分をノコギリでカット

でも、最近の鋸(のこぎり)は性能が良いので、力をあまり入れなくても、スライドさせるだけで難なくカットできました
そして、角材とボードは、電動ドリルを使用して、ネジを固定させます。

ドリルで固定

製作途中の分割式レイアウトボードにも、角材を固定させていきます。

レイアウトボード自作

これで、モジュール方式のレイアウトボード(60cmx30cm)が約16枚完成しました。
土台の角材には少し、あえて「隙間」を設けまして、ポイントのコードなどを通せるようにしてあります。

レイアウトボード自作

こんな試行錯誤状態ですが、これからレイアウトのボードを自作させる方には、少しはご参考になったかと存じます。

あとは、側面を茶色で塗装するくらいですが、疲れてしまったので、塗装はまたこんど行う次第です。



ちなみに、ホームセンターでは、電動ドリルの1週間レンタルなどもありますので、そのようなレンタル工具を利用する手もあります。
もちろん、現地で木材を購入して工作室を利用する分には無料です。

あと、最後で構いませんが、ボードの底に「ゴム足」をつけてください。
当方が使用しているゴム足は下記のタイプです。

もちろん、滑るのを防ぐためですが、分割式のため、レイアウト・セットした際に、ボードが「ズレて」しまいますと、レール損傷など致命的な場合になることがあります。
このゴム足があるとないとでは、滑り具合、ぜんぜん違ってきます。



なお、当方のクラブでは上記のレイアウトボードを基本とした、集合式モジュールによるNゲージの運転会も実施(目標と)しています。

また、ジオラマが完成しましたら、背景としてお使い頂ける「簡易型」の「背景シート」(5種類)の無料版もありますので、よければ、下記もご覧頂けますと幸いです。

Nゲージ鉄道模型レイアウト用背景(当方オリジナル)

忘備録

ダイソー
MDF板 厚さ6mm
カインズホーム
桐集成角30mmx24mm 長さ600mm、910mm、1820mm
角材カット(30cmの部分)24.5cm
コーナン
再はく離一般用両面テープ 厚さ0.16mm
Amazon
ゴム足



なお、ここまで記載しておいて、なんですが、最新の状況と致しましては、ジオラマのボードに、木材使用は、もう、新規導入はしていません。
下記のスタイロフォームが、お勧めですので、追記させて頂きます。

スタイロフォーム

最初の頃は、木製のほうが頑丈で良いだろうと、せっせとボードを自作していました。
しかし、今では、上記のように「木製」のジオラマボードを作ることは、ありません。
軽くて、そこそこ強度もある「スタイロフォーム」を、好きなサイズにカットしてジオラマを作ることが多いです。

どんな商品なのか、ご紹介いたしますと、下記のとおりになります。

本来は、住宅建築の際に、壁に入れる防音材・断熱材として開発された商品なのですが、好きな大きさに切りやすいので、ジオラマの造形にも適しています。
切断は、大き目の刃の「カッター」で、サクッと切れますので、ノコギリなどは不要です。

ただし、通販で購入しますと、大きいだけに、送料も高いです。
よって、「ホームセンター」の資材売場に直接行って、購入することをお勧め致します。
通常は、たたみ1畳ほどのサイズ(910cm X 1820cm)ですので、クルマで行かないと、持ち帰りが困難です。(半分の大きさで販売されている店舗もある)
大きさが大きさだけに、軽自動車だと、車内には入らないかも知れません。
でも、ホームセンターによっては、1カット30円~100円くらいで、係員さんが「切断」する有料カットサービスを利用可能な店舗もあります。
通常は、木材カットのため、お店によっては、スタイロフォームは、カットしてもらえないケースがありますので、購入する前に、店舗にてご確認願います。
カット作業場にいる、係員さんに、聞くのが一番です。(レジで聞いても、おばちゃんは、わかりません。)
ジオラマボードのカット・サイズ(大きさ)を決めてから、店舗に行きましょう。

<注釈>
同じ系列店でも、店舗ごとに、対応が分かれるため、店舗単位で、購入前に、確認が必要。(スタイロのカットは特別料金のところもある)
有料カット可能でも、スタイロを購入した時でないと、対応してもらえない。(当たり前ですが、あとからや、他店舗で購入したものは不可)
レジでスタイロの支払い時に「有料カットも」と申し出ると、購入証明書のようなレシートを渡れて、それで有料カットが可能になると言うシステムなど、店舗によって対応が異なるケースも。
有料カットができる場合には「カット図面」を所定の用紙に記載する必要があることも。(事前に寸法など決めてから買いに行きましょう)
1度、下見も兼ねて、カットしてもらえるか、大き目のホームセンター店舗に行けると良い。(カットしてもらえれば、軽自動車でも、積める。)



繰り返しますが、スタイロフォームは、加工しやすいので、自宅にてカッター(特専黒刃MBB推奨)でも、比較的、サクッと切れます。
厚みがあっても、ノコギリのように、少し前後にスライドさせながら、カッターを当てていくと、意外と、スムーズに刃が進みます。

ただし「まっすぐ」に「垂直」に、この2つの部分を、手持ちカッターにて、切るのが、難しいです。
定規を当てても、何十センチも自分で切ると、どうしても、ひにょひにょと曲がってしまい、直線でのカットになりにくいのです。
そのため、ホームセンターの有料カットが、利用できるのであれば、購入時に、指定の大きさにカットしてもらえるとベストです。
なお、自分でスタイロフォームをカットする場合には、下記の道具を使うと、まっすぐ・垂直に切れます。

ただし、このように、自分でDIYする場合には、必要な「道具」を買うと言う「投資」も必要になります。
よって、分割式ボードが1枚、2枚程度など、少しだけ必要な場合には、TOMIXのジオラマボードなど、そのまま使える市販品を、購入したほうが「安上りです」という事が言えますので、改めて、ご確認申し上げます。
好きな大きさで、色々と、スタイロを、まっすぐにカットする予定があるのであれば、上記の道具があると、とても便利です。

スタイロフォーム垂直カット

DCフィーダーや、ポイントの配線を、底に通す場合には、別途、厚さ1cm程度の「スチレンボード」を購入して「スノコ」のような板に、カッターで切って、スタイロフォームの「底」に、水性ボンドで固定すると、配線を通すスペースも作れます。
配線の「穴」は、少し大きな丸い筆の持つ方(開けたい穴の大きさに応じた塗装用の筆の柄)を、スタイロフォームに「グサッ」と差し込むと、簡単に穴が開きます。(そんなに大きな力もいりません。)
最初は、電動ドリルで、せっせと、穴をあけていたのですが、スポっと、容易に開けられることが、わかり、自分がアホらしく思えました。
<注釈> 配線を底に通す予定がある場合、線路を仮設置して穴をあけたあとに、スノコをつけるイメージで。廃線がなければ、厚さがしっかりあるスタイロ・フォームが良い。

余ったスタイロフォームは、山・丘などの造形用にも使えます。
そもそも、木製ボードを用意したとしても、山を作る場合には、スタイロも購入すると言う事にも、なりかねませんのでね。
山のカットは、カッターでも良いですが、電熱線の装置を使って「熱」でカットすると、曲がったように、切りやすいです。
詳しくは、下記の「山の造形」にて。

鉄道模型ジオラマの「山」を作る(2)スタイロフォーム造成

また、スタイロでしたら、カッターで、カットしても、発泡スチロールのように、静電気を持つ細かいくずが、出にくいので、掃除もラクです。



また、木材ボードの場合、1階の物置小屋などで保管すると、スノコなど、風とおしに注意しても、1年くらいで、底面に「カビ」が発生したりすることもあります。
しかし、スタイロフォームは、発泡スチロールのため、カビにくいと言う利点もあります。
特に、部屋の中に設置するジオラマでは、カビが発生すると、健康を害すると言う事にも、なりかねませんので、スタイロのほうが、カビ軽減にもなります。

湿気は吸いませんが、スタイロを使った場合、やはり、水平保管など、気を付けて長期保存しないと、若干、反ってくるケースもあります。
例えば、壁に、立てかけていたり、地面がデコボコのところに長い期間、置いたり、斜めに保管したりすると、地球の重力により、スタイロが、少し、変形してしまいます。
保管場所の床と、置いたスタイロの間に、何か異物が入ったりして、1mmでもゆがんでいれば、数ヶ月後には、スタイロも、ゆがんでしまうとお考え下さい。
強度的には、上記でご紹介した、補強した木製ボードのほうが強いです。
そのため、4cm、5cmと、できるだけ「厚さ」があるスタイロフォームがお勧めです。
軽いので、ほんと、持ち運びも、苦になりません。
将来、廃棄処分する際にも、スタイロでしたら、カッターで、適当な大きさに切って「燃えないゴミ」(プラスチック)として、少しずつ、捨てられます。
木製ボードの場合には、自治体によっては「粗大ゴミ」扱いになる場合がありますので、お住まいになられている市町村のゴミ状況を確認して、木材かスタイロか、判断するのも良いでしょう。

費用的にも、木製を何枚も自作するのであれば、スタイロの方が、安上がりだと存じます。
スタイロフォームのデメリットも記載しておきます。
繰り返しになりますが、強度に関しては、木製ボードより低く、保管にも注意が必要です。(厚いスタイロがお勧め)
分割式ボードする場合(1枚ボードではない場合)は、接続面(境界線)が、どうしても、多少の隙間ができてしまいます。(数ミリ程度)
そのため、できれば、境界線を、わかりにくくするジオラマ構成も取れると良いです。
塗装ですが、面が荒いため、塗料を結構、消費します。(デコボコ感があり、地面の表現には良いですが・・。)

保管場所・設置場所が、どうしても、水平の確保ができない場合には、木製ボードが良いでしょう。

Nゲージの線路は、両面テープ(薄いの)で、スタイロに固定できます。
スタイロとスタイロの接着は、薄い両面テープか、水性ボンドで大丈夫です。(あとで解体・廃棄する際くことを考えますと、両面テープのほうが、剥がしやすいです。)
スタイロフォームに塗装する場合、水性塗料でOKです。

下記は、相模原鉄道模型クラブのイメージビデオです。


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