2019年夏のJAM国際鉄道模型コンベンションにも出展させて頂きました、10分割式の4線ジオラマですが、一部線路の交換を行いました。
レール交換したのは、地上複線の渡り線ポイント部分です。
踏切廃止ならぬ、ポイント廃止の改良工事を行いました。
Nゲージの鉄道模型ジオラマとして、ポイントがあると、レイアウト的にも「格好いいな」と感じます。
しかし、走行させるのが目的の場合「走行安定性」は重要になってきます。
せっかく、レールをしていても、走らせるたびに「脱線」しては、意味が無くなってしまいますので、脱線するような不安要素は、極力排除しておきたいところです。
そのため、最初の設計段階では、ダブルクロスポイントや、ダブルスリップポイントも組み込んでいたのですが、テスト走行した結果、その2つのポイントはストレートレールに変更致しました。
例えば、中古のNゲージ車両など、一部の車両の通過ができないことがあるんですよね。
私が所有している車両ですら10%程度は、脱線するなどしてしまい、クラブ・メンバー様の車両でも30%くらいは、同様に脱線したり、ポイントを通過できない現象が発生します。
通過できる車両が多いことから、通過できない車両は、いわゆる「整備不良」(最新の車輪への交換が必要)とも言えるのですが、ポイントを失くせば、だいたい問題は解決できます。
そのため、ほとんど、ポイントとしても、動かしていない、最後の渡り線も、今回「撤去」いたしまして、通常のレールに交換致しました。
電動ポイントの配線を通す穴も、なんとか塞ぎまして、線跡には草をはやして、ボンド水溶液で固着させて、ごまかします。
念のため、通電も確認して、これでポイント廃止は完了です。
接着剤が乾燥したあと、念のため、通電させて異常なしを確認しました。
これで、10分割ジオラマからは、完全にポイントは無くなりました。
脱線の課題と致しましては、あと「バリアブルレール」の問題があります。
台車などの状態によっては、脱線する可能性も無きにしもあらずです。
今回の処置でも100%大丈夫とは言えませんが、スムーズな走行ができるのが、1番なところです。
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さて、今後の2020年ジオラマ制作予定ですが、10分割ジオラマは、ひとまず拡張はせずに、このまま維持することに致しました。
基本的には10分割ジオラマに、新たなモジュールは繋げず、単独として、その変わり、クラブで連続させる「集合式モジュール」の拡充を図ることを考えております。
理由としては、繋げることはできるのですが、繋げてしまうと、1度に走行できる列車編成が少なくなってしまいます。
TNOS(ティーノス)などで2列車同時自動運転をすることは可能ですが、そうなりますと、センサーなど追加の投資が必要となってしまいます。
そのため、接続できるボードを増やして、線路の延長を長くすると言うよりは、同時間内に列車の走行ができる線路を増やすと言う、走行エリアを増やす方向で個人的には考えています。
ただし、10両編成、16両編成と言った、長い編成を好まれる方も多いため、最低限10両が走行していても、無理が無いレイアウトの大きさのエリアと考えております。
今のところ、私が製作するのは、直線部のボードが2枚程度+待避線ボードが4枚程度、角部分(コーナー)のボードを2枚程度の合計6枚制作を考えています。
ただ、固定式のストラクチャーもセットしてしまうと、10分割ジオラマもありますので、もう、輸送(持ち運び)が厳しくなります。
そのため、ジオラマ風にするのは1枚だけで、あとは簡易ジオラマになるような感じで落ち着くと推測しております。
角のひとつをジオラマにする予定でして、単線高架を設けまして、短い1周で「遊園地のSL列車」のような雰囲気を出したいと考えております。
・高架複線階層駅セット 1階ホーム電飾「照明化」してみた【Nゲージ敷設工事46】
・JAM国際鉄道模型コンベンションに出展ジオラマ「最終調整完了」(2)【Nゲージ敷設工事44】
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