秋田県の由利高原鉄道(ゆりこうげん-てつどう)です。
昔の国鉄・矢島線(やじません)でして、1985年(昭和60年)10月1日から、鳥海山ろく線として第三セクターにて運営されており、全線が由利本荘市内を通っています。
高原鉄道と言う名がついていますが、そんなに標高が高いところを走っている訳でなく、なだらかな、子吉川に沿うような形で、JR羽越本線に接続している羽後本荘駅から矢島駅までの全長23km(所要約40分)の営業となっています。
駅数は全部で12駅、全線非電化・単線となります。
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すべて各駅停車しかなく、ワンマン運転にて、1日14往復ほどの運行になっているようです。
年間7000万円を超える慢性的な赤字で、2011年には社長を「公募」し、新たな風やアイデアを吹き込んでいるようです。
下記の車両は由利高原鉄道YR-2000形気動車(YR2001号車)で、カラーデザインは、鳥海おもちゃ列車「なかよしこよし」になっています。
由利高原鉄道YR-2000形気動車(YR-2001)を撮影できたのは、由利高原鉄道・鳥海山ろく線の終点「矢島駅」です。
駅舎は下記のような近代的な雰囲気でした。
鳥海おもちゃ列車「なかよしこよし」には、乗車していませんので、車内の様子はわかりませんが、なんでも、座席は4人掛けボックス席×4、サロン席×1、パノラマ席×6、ロングソファー席×1、ショートソファー席×1の約30席と、なかなかの豪華仕様になっているようです。
なお、この特別列車は1日2往復のみ運行しているようです。
車両の最高速度は95km/hの性能ですが、線路設備の関係なのか、最高65km/hでの運転になっているようです。
色々と季節ごとにイベント列車なども工夫して運行したり、おばこの格好をしたアテンダントがいる「おばこ号」を定期運行したりもしているようです。
ただ、インターネット面など、予算を掛けずに、鉄道会社として、もっとできることはあると存じますが、勝手にできないなど制限があったり、難しいのかも知れませんね。
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ちなみにこの豪華車両、片道2万円、往復3万円で「貸切列車」にすることができます。
安いですよね。
家が近ければ、友人など仲間を呼んで、絶対に借りてます。
ひとりで借りても良いのですが、寂しいやつだとか、アホみたいに思われるかも知れないので、躊躇してしまいます。
おひとり様歓迎とでも、説明に記載されていれば、遠慮しないのですが・・・。
あと、Nゲージでも、車両を独占することができるようです。
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