大社駅の解説「国指定重要文化財」 蒸気機関車D51 774

大社駅

大社駅(たいしゃえき)は、島根県出雲市大社町にある、JR西日本「大社線」の駅でしたが、1990年4月1日に大社線が廃線となり、純和風建築の駅舎とホームが残されている観光名所です。
かつては、東京駅からの夜行急行列車「出雲」の終点でもありました。
大社線は、1912年(明治45年)6月に、出雲今市駅まで開通した単線で、現在、残っている大社駅は1924年(大正13年)の2代目駅舎となります。
駅舎は小さな博物館にようになっていて、無料で開放されていますが、情緒溢れる佇まいで、国の重要文化財に指定されています。

大社駅

鉄道の駅が重文になっているのは、日本全国3件だけでして、あとは、門司港駅と東京駅だけとなります。
大社駅の天井からは、和風のシャンデリアが30個ほど吊るされています。
とても、ノスタルジックな雰囲気になっており、大正ロマンに浸れますが、「日本の建築200選」や「近代化産業遺産」にも選ばれています。

大社駅

出雲大社の大祭礼では、毎年、天皇の勅使が参向した玄関駅でしたので、貴賓室もあります。
2面3線のホームは、長編成の列車でも止まれるように長く、最盛期には急行列車、参詣者用の臨時列車、貨物列車など、年間300本近い列車が乗り入れたと言います。

大社駅

大社駅ホームではの、蒸気機関車 D51 774号機が、静態展示されています。
1942年に製造されたSLで、最初は国府津機関区にいたようです。

蒸気機関車 D51 774号機

最後は、国鉄・伯備線で活躍し、1974年11月30日、本州では最後の定期列車営業としての国鉄蒸気機関車けん引による最終列車となり、廃車しました。
1976年(昭和51年)12月から出雲大社の境内にて保存されていましたが、2001年7月に、大社駅のホームに移転しました。

D51 774号機

終盤まで活躍したD51のため、煙突に後藤工場(後藤総合車両所)の「後藤式集煙装置」が取付されているのが特徴です。

D51 774

旧大社駅3番線での野外展示のため、荒れていましたが、2018年に再塗装を施したようです。

なお、鉄道模型Nゲージの「KATO」(カトー)からは、KATO 10-1158 伯備線石灰輸送貨物列車セットが発売されています。

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上記のセットにはD51は、ついていませんが、伯備線新見機関区所属のD51を特徴付ける後藤式集煙装置が3個付属しており、さらに新見機関区所属のD51ナンバープレート (179・409・774・889)もついています。
別売りの蒸気機関車は下記が必要です。

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集煙装置と言うのは、SLの煙突から出る「煙」が、トンネルで、運転室や客室に入るのを「軽減」するため、排煙が、トンネルの上部を、流れるようにするように、工夫した装置の事になります。
トンネルに入る時に、集煙装置を働かせて、通常時は、煙突からそのまま上部に排煙していました。
後藤式と言うのは、米子の後藤工場(鉄道車両基地)で、作られたものと言う事になります。
ちなみに、SLやまぐち号「C57 1号機」では、長野式集煙装置の改良版が搭載されていますが、最近では、はずしているケースも多いです。


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大社駅の見学開放時間は、朝9時~17時となっています。
なお、旧大社駅保存修理事業が、2020年10月末から2025年度まで予定されています。
なんでも、最終的には、駅舎をまるごと屋根付きの覆いで囲うそうでして、一度解体しますが、骨組みは残したうえでの半解体で、部材の状況などを確認しながら、文化庁と協議をして、工事を進める予定とのこです。

大社駅

大社駅の内部観覧は、2020年12月18日(金)まで可能の予定となっており、それ以降は、工事の状況にて一部は見学ができなくなるようです。
なお、工事完成後は、スターバックスなどのカフェが、入るようです。

大社線の運転最終日は、多くの人が見守る中、C57 1号機による「JR大社駅さよなら列車」が運転されたそうです。


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旧大社駅への交通アクセス・行き方・駐車場ですが、電車の場合には下記の2通りになります。

JR出雲市駅から、1番乗り場「一畑バス」の「出雲大社・日御碕・宇竜行き」に乗車して、所要20分、旧JR大社駅バス停下車して徒歩1分となります。
一畑電鉄の出雲大社前まで来た場合には、徒歩で15分くらいです。
山陽新幹線の場合には、岡山駅にて特急「やくも」に乗車して、岡山から約3時間で、出雲市駅です。

この大社駅から、出雲大社まで歩くと、参道入口まで、20分ほどになります。
無料駐車場は約150台と広いです。
駅舎の前にも、止めることができますが、外観撮影で車が写ってしまいますので、少し、配慮できると良いかと存じます。

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