HIGH RAIL 1375(ハイレール イチサンナナゴ)は、JR東日本が2017年より小海線(こうみ-せん)にて運行開始した観光用列車です。
室内は「天空にいちばん近い列車」がコンセプトで、主に金曜・土曜・日曜・祝日の運転(夏休みは多い)のため「臨時」扱いで、急行などではないため「快速列車」と言う事になります。
ただし、全席指定席のため、普通乗車券のほかにHIGH RAIL特別料金の指定席券(840円くらい)が必要です。
HIGH RAIL 予約方法
小海線を走るHIGH RAILの指定席券の予約方法は難しくはありません。
JRのみどりの窓口でも1ヶ月前から予約できますが、JR東日本の「えきネット」サイトを利用すれば、インターネット上から、予約ができます。
座席の場所を指定して予約することも可能です。
ただし、クレジットカードなどの登録が必要ですので、未成年の場合には工夫が必要かと存じます。
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「えきネット」から予約した場合には、予約時のクレジットカードを必ず持参して、当日、列車に乗車する前までに、JR東日本の駅にある「指定席券発売機」にて発券を受けることができます。
ただし、指定席券発売機は、普通の駅ですと、1台しか無かったりしますので、並んでいると何分も待つことになります。
みどりの窓口でも発券できますが、そっちのほうが混雑していることが多いでしょう。
出発ギリギリまで発券できますが、少し早めに駅に行っておきたいところです。
HIGH RAIL 乗車方法
HIGH RAIL は、急行や特急ではありませんので、指定席券以外に必要なのは、普通乗車券だけになります。
快速ですので、青春18キップを乗車券部分として使う事もできますので、付け加えさせて頂きます。
小淵沢駅・清里駅・野辺山駅でしたらスイカ(交通ICカード)も使えます。
ただし、佐久平駅・小諸駅などはSuicaが使えませんので、事前に紙の乗車券を買っておいたほうが無難です。
HIGH RAIL 列車では、開くドアは真ん中付近の1箇所のみです。
乗車する際に、アテンダントさんに、指定席券を見せてから乗車となります。
ワンマン運転ですので、車内での検札は原則としてありません。
アテンダントさんは2名乗車していて、販売カウンターと車内での案内などを対応して頂けます。
お弁当など
車内でのカウンター販売は1号車にあり、主にドリンク類となります。
ビール・ワインからソフトドリンクも購入でき、若干のお菓子類・お土産も売られており、交通ICカードでも支払いできます。
ただし、弁当は基本的に事前予約制(オプション)です。
スイーツ付きコースもあります。
弁当は、小淵沢駅の場合は改札を出て1階に降りたところに、コンビニのような売店があり、お弁当の種類も豊富です。
クレジットカード払いもできます。
しかし、ホームでは販売していませんので、改札を出る必要があります。
小諸駅でも、お土産物店「カッパヤ」が改札の外に併設されていますが、軽食程度のようです。
新幹線の佐久平駅では弁当あります。
よって、昼食・夕食を車内でとお考えの場合には、列車に乗る前に弁当を買うか、何か食べ物持参がベストです。
HIGH RAIL 車両
HIGH RAILの気動車は、新造ではなく、キハ110系の既存車両を改造したものになります。
営業運転でのキハ100系とキハ110系の併結は、この「HIGH RAIL 1375」が日本初となっていますので、大変貴重です。
1号車は、キハ112-711で、景観を見やすい座席になっています。
BOXシート、ペアシート、シングルシート、物販スペースがあり、定員は29名です。
キハ103-711の2号車は4名などグループで楽しみやすい座席になっています。
トイレ、クライニングシート、フリースペースがあり定員は21名です。
なお、1号車も2号車も1名座席(シングルシート)が多いので、一人旅の方でも気兼ねなく乗車できるのが特徴です。
車内の雰囲気も、とても良いですよ。
車内では「HIGH RAIL 1375」オリジナルコンテンツが、専用Wi-Fiネットワークによって、スマートフォンで見れます。
星空の情報などもありますが、前展望・後展望のリアルタイム画像もスマホで見れるのが、なかなか楽しいです。
ただし、公衆インターネットには繋がっていませんので、無料Wi-Fiとは趣旨が異なります。
HIGH RAIL 乗りこなし
小海線HIGH RAILの停車駅は下記の通りです。
小淵沢駅<>清里駅<>野辺山駅<>信濃川上駅<>小海駅<>八千穂駅<>臼田駅<>中込駅<>岩村田駅<>佐久平駅<>小諸駅
小海線を全区間乗車しますと、所要時間(片道)は、だいたい2時間30分くらいかかります。
走行中の4K動画も撮影してみましたので、よければ、下記よりご覧頂けますと幸いです。
野辺山駅には15分程度など、少し長い時間停車しますので、ホームに出て記念撮影などもできます。
なお、小淵沢~小諸の全線を乗車すると言うより、途中駅で下車する方や、途中から乗車する方が多いように見受けられました。
うまくダイヤを確認すれば、途中の駅から折り返しの普通列車にて戻ると言う事も可能でしょう。
しかし、指定席券は、全区間乗っても、一部だけでも金額は変わりません。
ただ、土日祝であれば、中央本線も特急が増発されるのですが、平日は、特急が少なくて、小淵沢駅での接続が悪すぎます。
そのため、金曜日に訪れました今回は、クルマで小淵沢駅まで向かい、小諸への往復利用を致しました。
小淵沢駅の有料駐車場
JR小淵沢駅ですが、駅前にはロータリーがあるものの駐車場はありません。
そのため、徒歩5分くらいのところに新設された有料駐車場にクルマを止めることになります。
下記の地図ポイント地点が、その駐車場入口となります。
駐車料金は1時間100円くらいです。
中央高速の小淵沢ICからは7分くらいの距離ですので、便利です。
なお、土日祝は、中央道も大混雑(渋滞)しますし、駐車場も満車になるかも知れません。
満車の場合にそなえて、近くにある別の有料駐車場も、当方のオリジナル地図にてポイントしていおりますが、少し遠くなります。
車で向かう場合には、時間に余裕を持ってお出かけ願います。
周辺観光
小諸駅で時間が余った場合には、駅から徒歩5分のところにある「懐古園」「小諸城」を訪れてみると良いです。
クルマで小淵沢駅まで向かった場合には、帰りに、小淵沢にて「日帰り温泉」に入浴するのも良いですが、タオルはご持参願います。
小諸にも懐古園(かいこえん)の隣にある「小諸グランドキャッスルホテル」で日帰り入浴が可能ですが、15時からとなっていました。
しかし、小諸駅は懐古園近くに、そば屋さん・喫茶店などもありますので、時間は潰せます。
なお、清里高原の紅葉時期は、例年ですと10月中旬~11月上旬になります。
景観が素晴らしい八ヶ岳の麓を走破する小海線を堪能して頂ければと存じます。
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