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相模原鉄道模型クラブ(神奈川県・約40名)では、2022年10月16日に鉄道模型運転会を一般公開型にて開催致しましたので、下記の通りご報告申しあげます。
※お詫び※ 上記部分の30日となっておりました。正しくは16日です。訂正してお詫びを申し上げます。
今回の10月16日開催は約37時間前の発表と言う、とても告知期間が短い「緊急開催」となりました。
そんな忙しい思いをさせてしまったなか、ご参加者の皆様にはご迷惑をお掛け致しました。
感染防止対策などのご協力にも深く感謝を申し上げます。
運転会報告
2022年10月16日開催 (非公開・大規模会場)
メンバー参加 8名
合計10コース
少人数となれば、ご持参頂ける集合式ジオラマなども少なくなるため、今回は合計8線となりました。
まず、今回、緊急開催となりました経緯を説明させて頂く義務があると存じますので、記載したいと存じます。
この日程は、鉄道150年(10月14日)に近い日程でしてもし2022年に運転会を開催するとしましたら、最適なところでした。
しかし、高田の手配では抽選で会場の予約がハズレたこともあり、10月30日のみの設定となってしまいました。
そんな中、いつも「空き」がでないか?など、チェックしているのですが、急きょ、キャンセルがあったようで会場の確保ができた次第です。
システムにてきちんと予約が取れたのですが、正直「本当に予約が取れているのかな?」「もしダブルブッキングなどだと参加メンバーさまにご迷惑をかけるな?」と疑心暗鬼だったのですが、取越し苦労でして無事に問題はありませんでした。
高田の運転会の場合、特別な催しでなければ無料見学可能とご配慮させて頂いております。
しかし、今回は緊急設定となりました関係で、9月に引き続き2回連続で「非公開」扱いと致しました。
見学などの予約を受付するには告知から37時間とあまりにも時間が足りないためです。
その他、メンバー主催の運転会では、会場が狭いなどの理由もあり見学できないことが多いですので、メンバーのみ参加となるケースもあります。
ご入会頂ければ、すべての運転会にご参加可能となっておりますのでご了承願います。(事前入会が必要です)
次回の見学可能な運転会は2022年10月30日でして、約7名さまより見学予約を賜っております。(もうすぐ受付を締め切る予定)
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当然、短い期間でしたので、メンバーさま全員に情報が行き渡るにも不十分な告知期間となってしまいました。
KYOオーナーの許可も賜りましたが、すでにご旅行であったり、秋祭りや運動会の時期ですし、用事を入れているメンバーさまも多い事でしょうし、参加者数がとても少ないことは容易に予想できます。
緊急開催としては2022年3月以来でして、その3月の実績では6名さまでした。(10月30日は20名以上予定)
そのため、今回、最低5名は集まるだろうと予測しての緊急開催となりました。
参加予約を受付するにも時間が短すぎるため、予約不要で最低催行人員もあえて設定しなかったため、戦々恐々となってしまい心臓にはわるかったですが・・。
ただ、何事もやってみないと分かりませんので、その点は、緊急でも企画してみてよかったと存じます。
しかし、やはり集合式ジオラマ持参者が少ないと言う課題も今回ありまして、バランスが悪くなっていることから来年こそ改善傾向にしないといけないと感じております。
参加人数が少ない場合、私もたくさんの皆様のお世話をしなくて済むため手が空きやすいと申しましょうか?、自分の時間があるので、線路のメンテをしたり動画撮影をしたりする時間を取れます。
お陰様で、YouTubeのライブ配信のテスト、Facebookグループでのゲリラライブと、これまでなかなかできなかったテストもできました。
このように時間がるあるのが良いところですが、やはりNゲージ走行の列車の迫力としては、参加者が多いほうが断然違います。
結局、何を重視するのか?なんですよね。
たくさんの仲間とワイワイ・ガヤガヤとするのか?
少人数でまったりとなっても、普段なかなか会話できない方とも、会話してよりお互いを知ることができる時間を作るのか?
自分のジオラマ設置と撤去だけでも3時間は要しますので、参加者が多いと一言も会話するチャンスも無くお帰り頂くようなメンバー様も発生してしまいます。
そのため、メンバー様もおっしっゃておられましたが、人数が少ない運転会もたまには良いなと思っている次第です。
昼ご飯も2班にわけまして、交代で食事もとって頂きましたしね。
テーブルのセットなど、やることは多くなりますので疲れますが。
わざわざ短時間だけご来場頂きましたメンバーさま、ありがとうございました。
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あと、今回、高田の集合式ジオラマは「Aセット」の拡大版(6線)を持参させて頂きました。
今年は、2022年8月のJAM(東京ビッグサイト)に備えた検証(問題点洗い出し)もあり、12線ヤードがあるBセットを多く持参しておりました。
10月30日の運転会でもBセット予定ですので、もう年内にAセットは無理かな?と感じておりましたので、今回設営できまして大変よかったです。
たぶん、Aセットは4月の運転会以来(今年3回目)になったと思いますので、半分くらいのメンバー様は、はじめてご覧頂くジオラマでもあり貴重とも言える運転会となりました。
現在のAセットは、できる限り昭和の情景にしており、複線+複線+複線の6線(6コース)+ミニカーブ単線となっています。
もともとは3線でした。
しかし、相模原鉄道模型クラブの会員様の増加に対応するべく4線に拡張工事したあと、最終的に拡張ボードを3枚ほど増設にと投資致しまして現在6コースの拡大版となっています。
ミニカーブ線はオマケと考えていますので、本線数に加味していません。
あと、バスコレ動力対応のバス路線も1コースあります。
外側の2線は、他メンバーの集合式ジオラマにも接続ができるようになっていますが、線路数を増やすためAセットとして単独運用させて頂くことが多くなっています。
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本当でしたら6コースあるうちの外側の2線(拡張させた部分)は、もう少しモジュールにしたいところですし、拡張に拡張を重ねた結果、最初は3分割だったものが、更に3分割以上追加して6分割くらいになっています。
もちろん、大きくなれば設置に必要な時間もたくさん必要になるため、いつも苦労して疲労困憊になります。
そのため、可能であればAセットは全体を作り直したいところなのですが、もはや貧乏のため制作予算の関係で断念しております。
最近は運転会終わった後は疲れすぎているため、翌日にクルマから出して格納作業したりしている次第です。
10月30日の運転会では、小田急ロマンスカー・歴代展示を計画しているため夏のJAM同様にBセットを単独設置予定です。
動画は例によって編集が完了次第公開させて頂きますことお許し願います。
今回、少し長く撮影ができましたので時間はかかりそうです。
公開までの間、先月(2022年9月)に開催致しました非公開・運転会の動画でもお楽しみ頂ければと存じます。
生田でのレンタルレイアウト店も10月下旬ころからジオラマ制作に入る予定です。
当初2階部分だけの予定でしたが、1階の一部にもジオラマ設置予定となりました。
只今は足場が組まれまして、建物外装のリニューアル工事も始まります。(すでにはじまっているかも?)
参加者感想
下記は参加者さまよりご送信頂きました感想内容。
本日2022.10.30.は御クラブ運転会場へ
私どもクラブをお招き頂きまして
誠にありがとうございました。他のクラブとの交流はとても良いことと
思っております。お互いの特徴を出し合え
ば素晴しいイベントが開催出来ると
思います。お互いに良い特徴を出し合って
今後も素晴しいイベントを目指しましょう本日は大変お世話になり誠にありがとう
ございました。またご一緒致しましょう
出来れば池袋鉄道模型芸術祭などの
大きな舞台でこ一緒出来れば嬉しいです。新百合ヶ丘鉄道模型クラブ
会長/事務局長:二上孝秋
たいへん面白かったです。勉強にもなりました。
(新百合ヶ丘鉄道模型クラブさま)
急遽でしたが参加させていただきありがとうございました。
(小林肇)
ま
淵野辺うんちく話
運転会の開催地に関する「うんちく話」ですが、今回は、そもそもなんで淵野辺(ふちのべ)と言う地名なのか?に触れておこうと存じます。
古い話ですのでもちろん「諸説」あります。
ひとつの説として記載致しますので、これが正しいと申し上げる訳でもありませんので、誤解のないようにお願いできますと幸いです。
日本の古い地名の場合、旧石器時代よりも前から呼ばれていた地名が多いと推測致します。
特に、ひらがなで2~3文字程度の地名は古くから呼ばれている可能性が高いです。
例えば「まちだ」「さがみ」「なら」(奈良)「いせ」(伊勢)など、文字数が少ない地名の土地はかなり昔からそのように呼ばれていた重要な地点だったことでしょう。
山でしたら「ふじ」もそうですし、お米のことを「こめ」と言ったり、神様のことを「かみ」と短く呼ぶように、文字数が少ない言葉は古くから使っていたと言う事が言えると存じます。
漢字が日本に伝わったのは2000年前くらいからですので、要するに淵野辺に関しては文字がない時代から「ふちのべ」と呼ばれていたと考えて良いでしょう。
もともと淵野辺の場合「ふち」と「のべ」と言う事になりますが「ふち」と言うのは、今の境川(大昔は相模川)の横っちょを「ふち」と呼んでいたとことが推測されるらしいです。
実際に渕野辺地区の北側には境川が流れており、その段丘の上のような場所が淵野辺となります。
「のべ」と言うのは、その名のとおり「ひらたく延ばされたもの」と言う意味か「野」の「べ」(周辺)を表すため、ふちが伸びている場所、もしくは野のあたりだよと言うことが重なって、ふちより標高がちょっと高い野原のあたりを「ふちのべ」と古代人は呼ぶようになったと考えられます。
境川から相模原のほうを見ると、境川の淵の近くにある横に長い丘が、淵野辺と言えます。
漢字はあとからの当て字ですので、ふちのべの漢字として適当に淵野辺と記載するようになったと言う事ですね。
このように地名にも必ず意味があります。
新興住宅地などは近年に付けられた地名ですが、古くから人々が住んでいたところは、なかなか奥深い意味があったりしますので、ご興味があれば皆様のお住まいや田舎などの地名も、1度、意味を調べてみると新しい発見があるかも知れません。
ちなみに、鎌倉時代末期に渕野辺を領地にした武士に「淵辺氏」がいます。
淵辺氏はもともと平安時代末期の横山党から野部氏(野辺氏)と、矢部氏が分家になったと考えられます。
相原(粟飯原)・田名・小倉にも八王子から横山党の一族が進出して名乗りました。
しかし、和田合戦にて横山党は衰退し、その後、鎌倉時代の最後のほうでは淵辺義博が見受けられます。
淵野辺城主・淵辺義博は最後まで執権北条氏に従っており、1335年、鎌倉の東光寺にて護良親王(後醍醐天皇の皇子)を殺害したことで知られています。
意外にも現代の日本では「淵辺さん」は約1万7000人もいるそうですので驚きです。
江戸時代には旗本・岡部氏(板部岡江雪斎の子孫)が淵野辺の領主として幕末まで続き、勝海舟の父・勝小吉も岡部氏の世話になっていました。
下記は相模原鉄道模型クラブ「オリジナルTシャツ」
週末(土日)はお安いクーポンが発行されることがありますので販売元のチェックを。
・鉄道模型Nゲージ運転会報告2022年10月30日 (淵野辺・一般公開)
・鉄道模型Nゲージ運転会報告2022年9月18日 (淵野辺・非公開・鉄道150年記念開催)
・2022年8月JAM「国際鉄道模型コンベンション」(東京ビッグサイト) モデラー出展一般報告
・鉄道模型Nゲージ運転会・一般公開「見学可能」イベント案内
・相模原鉄道模型クラブ・入会案内
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