Nゲージ敷設工事66にてご紹介していた「30cmズレ」解消の簡易ジオラマですが、その後、レール部分の設計を見直しまして、改修・変更致しました。
前回も少し、ご説明申し上げましたが、相模原鉄道模型クラブの集合式ジオラマ規格では、横60cm x 縦30cm を基本ボードサイズとさせて頂いております。
しかし、縦幅が30cmではなく、60cmであったり、90cmなど、イレギュラーのボードも、中にはあります。
私自身、イレギュラーサイズとして、幅が90cmの集合式ジオラマもありまして、自業自得なのですが、使い勝手を悪くしています。
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その場合、エンドレス(周回)としますと、180度、Uターンさせた際に、通常であれば、本線は90cmの幅で平行となるのですが、幅90cmのボードがありますと、本線と本線の平行差(幅)が、120cmになるケースも出て参ります。
すると、他メンバー様の集合式ボードを組み合わせる際に、ボードと、ボードの幅が合わず「30cm」のズレが生じる事があるのです。
その「30cm」のズレが生じた場合には、その都度、予備のレールをかまして、臨時的に設営する訳ですが、実際の「差」の長さなどに応じて、その場で考えて、レールを選択し、セットとなります。
手が空いている方が、対応して頂ければ良いのですが、誰もが、予備レールを持参しているわけでもあれませんので、毎回、私が「差」の解消を行わせて頂いております。
このボード差の解消ができないと、運転会そのものでの「走行」じたいが、出来なくなってしまいますので、非常に重要なパーツとなります。
とは言え、設営時間の「ロス」のひとつになっていることもあり、設営に手間取ると、その分、運転(走行)できる時間が短くなってしまいますので、あまり、よろしくありません。
この時間短縮を図る意味で、前回、カーブレールを用いた「S字」式を製作致しました。
ただ、前回も記載しましたが、一部のKATOの、古い振り子付きNゲージ車両の場合、このS字で脱線する可能性があります。
ボディーマウントTNカプラーの場合も脱線するかも知れません。
理由は、前回記述していますので、ここでは省力させて頂きますが、中古車両などもお持ちになられる方も多いですので、レールの設計を見直してみました。
設計見直しは、うまく行きまして、カーブとカーブの間に「直線」を設けることが、可能となりましたので、下記のように、レール設営の設計を見直しました。
<注釈> レールのレイアウト設計は、SCRAMと言うソフトを、いつも使っています。
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直線は21cm分ありますので、これで、理論上は、振り子でも、問題ないはずです。
土台の部分は、大変なので、新たに作りたくありません。
恐る恐る、新設計のレールを乗せてみますと、なんとかレールが収まりました。
下記写真のレールは仮設状態ですが、追加で、脱輪復活用のレール(リレーラー・レール)も追加購入して、運転会での皆様の車両の脱線防止・走行安定性を、より強化したいと存じます。
あと、この30cm解消簡易ジオラマを使う事になりますと、左右どちらかに、確実に「30cm」以上のテーブル・スペースができます。
会場で、集合式ジオラマを組みますと、意外にも、テーブルの余剰スペースがなく、パワーユニットを置いたりする部分で、困ることもあります。
将来的には、キャンプにも使えるような小型の折り畳みテーブルも購入したいと思っています。
ともあれ、テーブルの余剰スペースが、確実に発生するので、D.C.フィーダーもセットしておいて、横で運転操作ができる状態にもしておきたいと思います。
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上記の簡易ジオラマは、次回の運転会にて接続が問題ないことが、確認できましたら、線路わきなど、多少の草を生やしたりしたいと思っています。
また、接続する左右の集合式ボードに、確実にレールを接続させるため、レールは固定せずに、設置できるようにし、レールも端数レールなど用意して、万が一、クラブ基準で作られていないボードがあったとしても、接続できるように事前準備を、今後もしっかり行いたいと存じます。
あと、そんなことまで、記事に致しませんが、本日は、ワイドS280直線レールに、空いてしまっている「穴」に、ひたすら、ワイドレールジョイントをパチッと埋め込みました。
直線、30本分です。
小さな部品で、素直にハマらない時もありますので、いつも「苦痛」な作業です。
このTOMIXワイドレールの穴ですが、穴ではない仕組みなど、なんとか、ならないものでしょうか?
分割式ジオラマ工事リスト | 進捗率 | cm | 特徴など |
---|---|---|---|
河川に鉄橋モジュール | 完成 | 60x30 | 通過複線・鉄橋 |
ガーダー橋モジュール | 完成 | 60x30 | 通過複線・鉄橋 |
B)車両基地モジュール3分割 | 仮完成 | 300x60 | 通過5線・操車場 |
B)300cm増設ボード | 仮完成 | 300x30 | 通過5線・車庫線 |
B)車両基地コーナーA B)車両基地コーナーB | 70% | 45x45 45x45 | 通過5線・車庫線1 |
B)車両基地コーナーC B)車両基地コーナーD | 仮完成 | 45x45 45x45 | 通過5線 |
A)転車台モジュール3分割 | 仮完成 | 180x90 | 通過6線・単線など |
A)↑転車台増設180cm 転車台左コーナー | 仮完成 | 210x30 30x90 | 通過6線・車庫線 |
A)コーナー 120cm | 完成 | 橋脚式 | 大回り180度複線 |
A)転車台右コーナー | 仮完成 | 30x90 | A)単独運用・共用 |
B)ミニ遊園地線 | 仮完成 | 空白部 | 遊園地線単独 |
築堤 じか敷き 3セット | 70% | 60x30 | 通過複線 3セット |
軽便鉄道ナローゲージ80 | 仮完成 | 60x45 | 単独・単線 |
平行差30cmずらし堤 | 仮運用 | 変則60 | 複線 |
自動往復単線 | 完成 | 185x10 | 単線往復・鉄橋 |
廃止モジュール (廃 線) | -- | 16ボード | 運用終了 |
背景シート「無料配布あり」ジオラマやNゲージ鉄道模型レイアウト用 |
<追記>
この30cmズラしようの簡単モジュール、その後10回ほどSRCでの運転会を開催致しましたが、まだ1度も登場する機会がありません。
カーブがある土台はとても手間が掛かったのですが、不要な一物になりつつあります。
・30cmズレ解消「渡り線」集合式ジオラマ用【Nゲージ敷設工事66】
・コーナーモジュール 車両基地付随ボード「空白地帯隠しジオラマ」【Nゲージ敷設工事68】
・相模原鉄道模型クラブ入会案内
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