情景シート(レイアウト背景)の作り方(当方オリジナル情景)【Nゲージ敷設工事20】

鉄道模型の背景シート

Nゲージの鉄道模型「情景」制作の分割式モジュール。
今回は、レイアウトの背景に用いる情景・遠景(バックグランド)の制作でございます。

情景シートですが、背景シート、ジオラマシート、レイアウト用背景など色々な呼び方がございまして、どれが正しい言い方なのか良くわかりませんが、市販されているのは結構なお値段です。
しかし、そのお値段も、年密な設計や撮影などが行われていまして、当然の対価だと、自分で背景の画像データを作ってみて、初めてわかりました。
ほんと、苦労します。

という事で、高くて手が出なかったと言う経緯から制作した、当方オリジナルの背景画像でございますが、私の実際にその画像を使用した制作方法を教えて欲しいと言うご要望がございましたので、ちょっと、ご紹介させて頂きます。

まず、背景に使用する画像データは、当方の下記にございますので、それを使用する前提とさせて頂きます。

Nゲージ鉄道模型レイアウト用背景(当方オリジナル)

上記より、まずは画像データをダウンロードして、印刷してください。
印刷方法は、上記の背景画像の説明に加えていますので、省略させて頂きます。
A3サイズに印刷したものを前提として記載致します。

余白のカット

当方の画像データには余白が無いのですが、先日、セブンイレブンにてA3普通用紙に写真プリントしましたら、どうしても、余白が発生してしまいました。
そのため、まずは余白をカットします。

情景シート(レイアウト背景)の作り方

余白カットと申しましても、全部の余白までは切らなくて良いと考えています。
まず、フルサイズで使用する場合、上下の余白はあっても良いと思っていますので、上下はカットしません。
左右だけカットと言うことですが、左側の画像と、右側の画像との「接続部分」は、のりしろのようなところがあって良いので、その部分はカットせずに残しています。

情景シート(レイアウト背景)の作り方

なお、当方の場合、50cm定規に、カッターを充てて、カットしていますが、カッターナイフを使用される場合には、どうぞ、ケガにはご注意願いたく存じます。
夜中に手を切ってしまっても、病院は開いていませんし、もし、お子様が近くにいる場合には、刃を出しっぱなしにしないなど、ご配慮頂ければと存じます。

ダンボールに貼る

単純に固定型のNゲージ・レイアウトの場合でしたら、壁に直接貼っても良いかと存じますが、当方の場合には、基本的には分割型モジュールで、野外(屋上)にも出してセットすることも想定していることから、カットした背景は、当方の場合「ダンボール」に貼っています。
薄い木材に貼っても良いですが、木材ですと、加工が必要な場合、大変ですし、板は「そる」可能性があります。
ある程度、素材が良い板に貼るのであれば、スチレンボードなどが適切だと存じます。

なお、ダンボールの場合は、切ったりするのもカッターやハサミ(厚紙用)があればOKですし、捨てる場合にも、家庭ごみとして捨てやすいと言うメリットもあると考えています。
ただし、シートは「紙」ですので、貼る場合には「両面テープ」がおすすめです。
接着剤やボンドで貼りますと、紙に「シワ」ができる可能性があります。

情景シートを貼る

なお、ダンボールを新たに購入する場合ですが、A3の左右2枚で1セットな場合、今の所、下記のダンボールがおすすめです。
コーナンオリジナルのダンボールで、506×377×386mmの「KN-8」と言う商品です。
だいたい240円(税別)だったと思います。

ダンボールKN8

私の場合、A3用紙1枚に、段ボール1枚という事ではなく、A3用紙の左右の合計2枚で1セットに対して、ダンボール1枚としています。
このコーナンのKN-8ですと、当方の情景シートの場合、片面だけでもA3で4枚分(背景2セット分)取れます。

レイアウトの背景に用いる情景・遠景(バックグランド)

ダンボールの片面だけで2セット分ですので、裏面も使用することで4セット分の情景を作れます。
多少、ダンボールは余りますが、余ったのはまたジオラマに使ったりもできますしね。

カットしたシートを型紙代わりにして、ダンボールも切って行けます。
ダンボールは精密に切らなくても、ざっくりでもOKです。

そして、シートのつなぎ目の部分にも、両面テープを使って、ダンボールに貼っていきます。

情景シートの作り方

なお、横に長く、2セット、3セットと「繋げたい」場合には、ダンボールの左右は、多少シートの長さよりも短いほうが、端っこを合わせやすいです。

情景シートの作り方

ダンボールの方ですが、段ボールのフタの部分も、そのまま使っちゃってください。

背景シートの作り方

もちろん、直線的な背景としても使えますし、うまい具合に、背景を「コーナー」に用いる際にも便利です。

背景シートをコーナーに

下記は2セットを繋げてみた部分の状態で撮影したものです。
画像データは素人設計ですので、完璧ではありませんが、だいぶ、つなぎ合わせの部分も、違和感は少ないかと存じます。

合計4枚(2セット)を連続させた状態ですね。

レイアウト背景画像

例え、お座敷レイアウトでも、このような遠景があると、ないでは、印象が大きく変わるかと存じます。
当方の背景画像は、無料版もございますので、ぜひ、チェレンジしてみて頂ければと存じます。


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そうそう、今回、制作している分割式モジュールの全容が明らかになりました。
判明したと言うよりは、今まで、全体像の設計はしてしなかったため、ここにきて必要なレールなどを確認するため、全体設計を行った次第です。
当然、予定案での設計ですので、変更はあるかと存じますが、概ね、下記のような状態で制作して行きたいと考えています。

分割式モジュール初期レイアウト

非電化ローカル線につき、第1期のモジュールでは、室内で使用することも想定しているため、最大で3両編成を想定しています。

縦が2400mm(2.4m)、横が2100mm(2.1m)が全体で、板のサイズは60cmX30cmを使用するので、今のところ全部で板は15枚必要な計算です。
その15枚を第1期として、第2期では操車場(車庫)などを内側に拡張モジュールとして追加したいと考えています。

これが完成すれば、屋上(野外)での線路設置も少しは時間短縮になり、なおかつ天候に左右されずに部屋の中でも、Nゲージの運転を少しは楽しめそうです。
分割式ですので、持ち運びもできますので、出張も可能です。


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なお、もっと小型サイズ(部屋が6畳など)でも、分割式モジュールの一部だけを使用して、お座敷レイアウトができるように、一部のレールは固定させません。
特に高架橋の一部は、常に脱着可能とします。
そして、レイアウト可能な大きさに合わせて直線にしたり、カーブにしたり、臨機応変に変更できるようにと考えています。
そのため、レイアウトの一部は、パウダーや畑・住宅などにはせず、情景シートだけの野原状態の部分が発生する予定です。

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