皆様お馴染みだと考えられる鉄道模型店「railways湘南ライン」さんの「しんゆり店」様の10周年記念。(おめでとうございます)
そして、株式会社関水金属で商品開発に携わっておられる関良太郎さまによる「講演」があると言う事で、末席に加えて頂き参加・拝聴させて頂きました。
この催しを知りましたのは、先日、私が入会させて頂きました「新百合ヶ丘鉄道模型クラブ」の二上さまからお知らせを頂いた次第です。ありがとうございます。
web上から入場予約ができたため参加することができました。
また、私からお誘いしたと言う事ではないのですが、私共・相模原鉄道模型クラブからは川崎のメンバー様もご参加がございました。(ちょっと偶然でして大変よかったです)
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なお、ご講演頂いた関さまですが、今発売されているKATOさんのスタラクチャーの多くはご自身(おひとり)でデザイン・企画したと言う事です。
また、2017年頃までは新発売車両の企画もおひとりでご担当されていたと言う、まさに鉄道模型界のスーパースターと申しましょうか?
2022年8月、東京ビッグサイトでの国際鉄道模型コンベンション(JAM)でも、金曜日の午後にクリニック(セミナー)として、関様が「飯田線」の話をなさっているのを存じ上げていたのですが、モデラー出展のほうで忙しく拝見することができなかったため、本当にありがたい機会となりました。
ほんとJAMに出展すると、他ブース様もぜんぶ見学する時間もありませんので、お陰様で少しカバーできました。
正直に申し上げますと、私自身、飯田線(いいだ-せん)に乗車したことはありません。
天竜川沿いは何度も行ったことがありますので、走行している電車を拝見したり、撮影したことはたくさんあるのですが乗車したことはないのです。
下記は最近の撮影例、313系ですが・・。
関東に住む鉄道好きから見れば、近郊では小海線・吾妻線などと一緒で飯田線もローカル線として大変魅力的な路線だと承知致しております。
しかし、飯田線は長いんですよね。
講演で関さまのお話にもあったのですが、豊橋から辰野まで約200km。
駅数は94駅もありまして、平均しますと約2.1 kmに1駅ある計算です。
昔はなんども時刻表とにらめっこして、青春18きっぷで行こうか?と、なんども行程を組んだことがあるのですが、所要時間がとても長いのと接続が悪いのとで断念したまま年を重ねてしまっています。
今ではもっと本数が少ないですし、確か快速もなくなってしまったと思います(ただし、天竜峡~松本間はあるかも)ので、飯田線の全線走破は難易度が増しています。
特急も豊橋~飯田のみで1日2本しかありません。
ただ、最近はJR東海さんの企画で「飯田線秘境駅号」と言う臨時急行を走らせたりもしていますので力も入れてます。
面白いのは国鉄(JR)なのですが、豊橋駅から出ますと、名鉄・名古屋線の「私鉄線路」を約4kmくらい走行すると言うところあります。
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KATOの関さまのお話では主に飯田線「流電」の大変貴重な情報や開発での苦労話などを拝聴致しました。
もちろん、流電が大阪で投入されてすごく人気があり、その後、飯田線に来たと言う程度は存じ上げていたのですが、私の記憶での飯田線は古くて80系程度なので、52系についてお話が聞けてとても参考になりました。
下記はKATOさんの「飯田線“流電”を楽しむ」ページ
同じ形式でも旧電で、しかも戦前に人気となった流電(流線型車体と言う意味での愛称)ですので、固体差がありすぎて鉄道模型としての開発も大変だったとの事です。
でも、それを成し遂げられる訳ですので、KATOさんに関さまアリと言ったところなのでしょう。
とても素晴らしいですね。
KATO クモハ52 (2次車) 飯田線 4両セット は、2022年12月下旬に発売予定です。
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ちなみに、KATO 10-1764 クモハ52 (1次車) 飯田線 4両セット も2022年4月頃に新発売される予定とのことです。
ただ、飯田線のジオラマを作るとなると名物のS字鉄橋、通称「渡らずの鉄橋」を作らなくてはなりません。
「渡らず」と言うのは、普通鉄橋は川を渡って対岸に繋いだりするものですが、飯田線のこの曲線鉄橋はトンネル掘るのを断念して、鉄橋で迂回させたため、わたらないカーブ鉄橋(元の岸辺側に戻ってくるカーブ鉄橋)とし超有名です。
このように「単線デッキガーダー曲線鉄橋」は必須だと思いますので、これがまた、ジオラマ作りでの高さも必要だと大変なところです。
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ただ、私、その「渡らずの鉄橋」の撮影ポイントを2回ほどクルマで通過したことがあるのに、なんと撮影していません。
その時は気にも留めていなかったので、もしまた機会があって近くを通ったり今度こそ撮影したいと考えております。
下記はリニア・鉄道館で静態展示されているモハ52形電車を撮影したもの。
以上、参加者数は約10名でして、ありがたいことに、お茶もご用意頂いておりました。
このような公演はお願いしてもそうそう実現できるものではありません。
お忙しい中、貴重な機会を賜りましたKATOの関さま、店舗を臨時休業にしてまで開催頂いたrailways湘南ラインしんゆり店さまには、改めて深く御礼を申し上げるところです。
下記はrailways湘南ラインしんゆり店さまのツイッターにあった情報を、公式な方法で共有表示したものです。
※削除されると表示は無くなりますのでご了承願います。
準備ができました。
特別に試作品や従来品のクモハ52004も展示させていただいております。 pic.twitter.com/BLwaLzIHVe— railwaysしんゆり湘南ライン (@shinyuri_sl) November 13, 2022
なお、railways湘南ラインしんゆり店さまとしては今回は10周年記念企画「第1弾」とございましたので、今後、第2弾などがあるのかも?知れません。
もちろん、講演に限った話ではありませんので、どのような企画があるのかわかりませんが、大変楽しみですね。
最後にオマケ動画です。
なお、少し触れたとおりモハ52形電車(クモハ52004)が製造時の塗装でリニア・鉄道館にて静態展示されています。
・Nゲージ鉄道模型ジオラマ・走行「秦野市・市民の日」(2022年11月3日) 訪問レポート
・KATO 飯田線“流電”を楽しむ
・新百合ヶ丘の鉄道模型専門店 railwaysしんゆり湘南ライン様
・リニア・鉄道館のわかりやすい解説~名古屋にある「JR東海の鉄道博物館」で新幹線・SLなどを満喫
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