小田急「小児IC運賃50円」を利用するためPASMO・Suicaなど交通ICカードを準備する方法

小田急「小児IC運賃50円」の準備方法

小田急電鉄が2022年春から実施する小児運賃「全区間一律50円」ですが、大変お得ですね。
ただし、紙の切符だと割引にならないなど、注意しなくてはならない点が、いくつかあります。
損することなく、子供50円をご利用頂けるようには、どうすればよいのか?、解説を掲載してみました。


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はじめに、このような英断とも言える「小児50円」の運賃設定を行う予定の小田急電鉄さんは、ほんと素晴らしい企業だと存じます。
今後も、色々な施策を期待するところです。
さて、小田急線の小児50円適用条件としては、下記の通りです。

小田急線の小児50円適用条件

・6歳以上12歳未満(小学生)の小児が該当
・小児用の交通ICカード(PASMOなど)を事前に手続き済み
・2022年春頃よりスタート(執筆時点ではまだ開始日不明)

なお、小田急沿線にお住まいでなくても、もちろん、日本全国の6歳以上12歳未満(小学生)は、小児用交通ICカードで小田急に乗車すれば、小田急線は50円です。
新宿から小田原までも50円です。
関西の交通系ICカードである「PiTaPa」や「ICOCA」を利用していて、東京にお越しになった際でも、相互利用可能な全国の小児用ICカードをお持ちであれば、大丈夫です。
IC乗車券として相互利用できるICカード(全部)は、Kitaca・TOICA・ICOCA・SUGOCA・PiTaPa・manaca・nimoca・はやかけんと・Suica・PASMO になります。


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注意しなくてはならないのは、紙のキップを購入する場合の小児運賃は、安くならない、以前からの子供運賃になります。
50円になるのは、小児用パスモ、小児用スイカなどの交通ICカードで、乗車する場合のみです。
交通ICカードの「小児用」を改札を通る前に、事前に準備してチャージしておく必要があります。(最初だけ、既に小児用を、お持ちの場合は大丈夫)
1度、小児用パスモや、小児用スイカなどを、お子様専用につくれば、50円が適用されます。
小田急で塾通いされている小学生も、とても安く乗車できるようになります。

小田急での50円開始日より、前の段階でも、現在、小学1年生(6歳)から小学5年生は、小児用パスモの発行手続きを行っておくことで、50円適用開始日の初日から、割引利用できることになります。
※すでに、小児用交通ICカードを、お持ちの場合には、追加での手続きなどは不要で、今の小児用パスモを、そのまま使って、50円適用を受けられます。

小児用ICカードの作り方

一番良く使う鉄道会社の小児用ICカードをお作り頂ければ良いかと存じますが、ここでは、小田急のPASMO(パスモ)の小児用を作る方法をご説明したいと存じます。
小児用PASMOは、利用者(お子様)の名前を、事前に「登録」することで、お子さま本人が小児運賃で利用できるようになります。
要するに、最初の1回だけ、新規で小児用パスモの発行手続きを行わなくてはなりません。
お子様1人あたり、1枚作る必要がありますので、小学生の兄弟であれば、それぞれ、1枚ずつ、小児用PASMOを作る必要があります。
券売機ではできませんので、有人の駅の窓口に出向いての手続きが必要となります。(営業時間にもご注意願いてます。)


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小児用パスモを発行できるのは、6歳になった誕生日を迎えた日にち以降となります。
※5歳のうちは、大人と一緒であれば、無料で乗車できるため。

必要なのは下記の通りです。

500円(デポジット)
身分証明書(お子様の)
所定の申込書(駅の窓口でもらい記入します)
※お名前・性別・生年月日・電話番号などを記載する

登録するお子様の年齢確認が必要なため、持参する身分証明書の書類は下記のいずれか「ひとつ」です。

健康保険証
旅券(パスポート)
身体障害者手帳
知的障害者療育手帳
精神障害者手帳(写真付)
在留カードまたは特別永住者証明書
学生証(写真付)
個人番号カード(マイナンバーカード)
住民基本台帳カード(写真付)など

と言う事で、一般的には、お子様の健康保険証を持参する必要があります。

駅の窓口では「小児(しょうに)用のPASMOを作りたいのですが?」と申し出て頂ければOKです。
最近は、駅員さんの人数も少ないので、駅の窓口が混雑していると、手続きには時間がかかる場合もあります。
旅行当日の朝に駅で作ると言うよりは、事前に朝や夕方の混雑時を避けて、時間に余裕がある時に出向いて、前もって作っておくと良いです。
小さな有人駅の場合には、改札口の有人改札の部分が、受付窓口も兼ねていることもあります。
普段、小田急を利用しない場合には、交通ICカードの発行ができる、JRや他私鉄の有人駅で作った交通ICカード小児用でも、小田急線で50円適用されます。
小田急で発行を受けたパスモだけでないと、ダメと言う事はありません。


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最初の乗車前には、券売機などで、チャージしてから利用願います。
記名式ですので、お子様が紛失した場合には手数料は必要ですが、再発行を受けると残高も取り戻せます。
紛失時の再発行の際には、PASMOの番号が必要ですので、発行を受けたらPASMOの番号をメモなど行い保管しておきましょう。(スマホで写真を残しておいても良い)
写真を撮影しておいても、良いですが、保管先を忘れないようにお願いします。

引っ越しをされた場合に、他の電車を利用することになっても、その電車でお持ちの交通ICカードが使えれば、引き続き特に手続き不要で、交通ICカードじたいはそのまま利用できます。
もちろん、解約手続きでデポジットと残高の返金を受けられますが、発行を受けたICカードの鉄道会社でないと、今のところ返金手続きができないようですので、引っ越し前に行う必要があると考えられます。

小児用ICカードの有効期限

小児用PASMOの有効期限は、12歳となる年度の3月31日までです。
(例) 2022年12月に12歳になった場合、2023年3月31日まで有効。


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12歳になった年度の3月31日を過ぎると、小児用パスモは使えなくなります。(自動改札を通れなくなる)
そのまま本人(お子様)が引き続き、PASMOを使頂けるためには、大人用PASMOへと変更手続きを行う事で引き続き利用できます。
子供用から大人用への変更は、下記にて、詳しく解説させて頂いております。

子供用PASMOから大人用PASMOへパスモを切り替える簡単方法

お得に賢く小田急を利用する方法

小田急OPカード(小田急ポイントカードと、クレジットカードの一体型)を、下記のような方法で所有する事で、更にお得に小田急を利用することもできます。
もし、ご興味があれば、下記もご覧頂けますと幸いです。

更にお得に小田急を利用する詳しい説明はこちら

以上、小田急線の小児50円運賃を利用する方法のご説明でした。

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