伊豆・下田へは特急が最速「サフィール踊り子」/伊豆急「リゾート21」黒船電車はどうやって乗るの?

伊豆急

下田へは特急が最速

以外と遠いのが伊豆半島の下田である。
熱海から下田までクルマの場合、国道135号を南下して約74km、渋滞なしで所要1時間50分。
電車利用で特急・踊り子の場合、熱海から下田まで所要1時間20分。
う~ん、伊豆急は基本的に単線だが、鉄道ゆえに線路があまりカーブしておらず直線トンネルも多いので、伊豆・下田まで行くのであれば、電車(特急)のほうが断然早い。

「サフィール踊り子」/伊豆急「リゾート21」

下田に行く途中どこも寄らなかったり、下田にしか用事が無いと言った場合には特急を使った方が時間効率が良い。
と言う事で、今回、クルマではいかずに、下田への日帰りにて電車で往復してみた。
本来であれば始発である東京駅から往復したいところだが、そこまで暇がないのが実情。
また、私の自宅から熱海駅まではクルマで行ったほうが速いので、熱海までは自動車を使った。
費用的には熱海まで高速代や駐車代も高いので恐らく電車のほうが安いだろうが、時間を優先している。


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なお、せっかく伊豆急に乗車するのであれば、サフィール踊り子にも乗車したいし、もうだいぶ古くなってきているリゾート21にも今のうちに乗っておきたいと言う事で、サフィール踊り子・リゾート21を使う計画にしてみた。
<注釈> 熱海~伊東間は、JR伊東線

伊豆急は基本的に単線だが、駅と駅の間隔も長めなので、各駅停車でもそんなに辛くは無い。

熱海~伊豆急下田の所要時間
リゾート21(各駅停車) 約90分~100分
特急 約70分~80分

念のためダイヤ(時刻表)も記載しておくが、時間は変更になることがあるので参考までに留めて頂きたい。

■行き

1010発 熱海駅 リゾート21 黒船電車
1142着 伊豆急下田駅

■帰り

1412発 伊豆急下田駅 サフィール踊り子
1530着 熱海駅

※2021年、緊急事態宣言やまん延防止ではない通常時期に乗車した記録。

伊豆急「リゾート21」黒船電車

執筆時点で伊豆急のリゾート21(2100系)は、3次車(R-3編成)のキンメ電車(アルファリゾート)と、4次車(R-4編成)黒船電車(リゾート21EX)の2種類がある。
黒船電車は、東京駅乗入れ対応の装備も施されているようだが普段は、熱海~下田間を運転している。

伊豆急「リゾート21」黒船電車

その他には5次車で水戸岡さんデザインの「THE ROYAL EXPRESS」もあるが、この車両は東京グループ団体企画用の臨時専門となっていて、北海道(90万円)や横浜~下田間(約3時間・3万円)でのTHE ROYAL EXPRESSツアーとしてたまに販売される。
なお、R-3編成は1988年登場、R-4編成は1990年製造と運用30年を超えており、そろそろ耐用年数的にも厳しいのではと推測して、下田への行きはあえて「リゾート21」にしてみた。

リゾート21の展望席

なお、定期運行のリゾート21は「普通列車」で各駅に停車する。
座席も自由席なので、特急券や指定券などは不要で、普通運賃のみで乗車可能。

もし、リゾート21に始発駅から乗車する場合、出発時間よりちょっと早く行けば、思い通りの座席を確保しやすいだろう。
途中駅から乗車しても、よっぽどの混雑時期でない限り座席には座れる可能性は高い。

動画も撮影してみたので、よければご覧願いたい。

サフィール踊り子

サフィール踊り子号は、東京(新宿)~伊豆急下田を結ぶスーパービュー踊り子の後継列車で、2020年3月に登場した。
E261系は、サフィール踊り子用に新造され、全車がグリーン車以上(全席グリーン)の設定になっている。

サフィール踊り子

展望席があるのは下田側になる1号車で、プレミアムグリーン車になっている。
東京側の先頭8号車は、展望とまでなっていないので、東京行きの上り列車にて運転席に一番近い座席を予約しても、実質展望にはならないグリーン車。(空は見やすいと言う感じ)

サフィール踊り子8号車先頭

なお、サフィール踊り子は小田原駅に停車しないので、神奈川県民の場合には、横浜駅から乗るか?、熱海まで来て乗車という事になる。

ネット予約サービス「えきネット」にて事前に予約購入。(1ヶ月前の朝10時から発売)
今回、プレミアムグリーン席は満席で予約が取れなかったので、普通のグリーン席。
発券は、熱海駅にあるJR東日本の券売機に、予約時のクレジットカードを入れて、当日の乗車前に発券した。
※伊豆急の駅や、JR東海の駅では「えきネット」予約分の発券ができないので注意。
乗車券部分はSuica(スイカ)を使って伊豆急下田まで行っている。

鉄道模型Nゲージとしても、KATOより発売されている。

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他にもJR東日本として、常磐線651系を改造した観光列車・IZU CRAILE(伊豆クレイル)があったが、2020年6月に運行を終了している。

ちなみに鉄道である伊豆急(伊豆急行線)は、東急の事実上の創業者とされる五島慶太さんが、鉄道敷設を進めたもので伊豆急は東急グループと言う事になっている。
そのため、普通列車は東急で使われていた中古車両(東京急行電鉄の8000系)が走っている。
ただし、2022年春からはJR東日本の209系の中古車が順次導入されて、伊豆急3000系として運用される予定。

伊豆急の車両基地は、伊豆高原駅にある「伊豆高原電車区」となる。
車両からの窓越しでしか見なかったが、色々な電車が止まっていて楽しそうなところであった。
伊豆急の普通列車は通常、熱海~伊豆高原間は6両平成、伊豆高原~伊豆急下田間は3両編成で、伊豆高原駅で増結・解結が行われる。
また、伊豆高原車両区では「伊豆急電車まつり」が開催されることもあるようだ。


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ちなみに、伊豆急下田駅の改札は、出口と入口が別の場所になる。
伊豆急下田駅を出発する際の改札開始は、電車出発の15分前くらいからで常時入れない方式。

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