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今回は、相模原鉄道模型クラブ(SRC)のメンバー様で、神奈川県にお住まいの方が、小田原開催を主催して頂けました。
ここではあえてお名前は伏せさせて頂きますが、主催して頂きました会員様に、改めまして深く御礼を申し上げます。
訪問させて頂きましたのは、小田原・鴨宮にある「Nゲージプラザ小田原」さんです。
相模原鉄道模型クラブでの鉄道模型Nゲージの運転会は、大きくわけて2種類ございます。
ひとつは、普段多く開催している、クラブ規格の集合式ジオラマ(移動型)を持ち寄って、貸切部屋に設置するタイプの運転会。
もうひとつは、レンタルレイアウトさんを利用させて頂いての運転会。
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今回は、そのレンタルレイアウトさん利用と言う事なのですが、当初は、個人的に主催会員様と高田の2人だけでの計画となっておりました。
でも、少しでも参加者が多いと楽しいですよね? (お店側にとっても利用者が多ければ売上にもなる)
そのため、急だったのですが、明日行くぞと言う前日の夕方になりまして「ダメ元で他メンバー様も誘ってみようか?」と言うことになりました。
そして、SRCメンバー様向けに告知となりましたが、募集の配信したのが開催の約20時間前です。
告知期間が超短いのを承知で追加参加者さんを募集してみましたが、「平日開催」と言う事もあり仕事の方がほとんどですので、結果的に当初の予定通り2名で利用させて頂きました。
しかし、高田の中でも優先度が高い訪問予定レンタルレイアウト店でしたので、念願とも言えるNゲージプラザ小田原さんに行けまして、店舗様と主催メンバー様にとても感謝致しております。
なお、SRCメンバー様の中には、例えばですが横浜にお住まいなのに、横浜にあるレンタルレイアウト店をご存じないような方もおられます。
そのような意味では、相模原鉄道模型クラブとしても、鉄道模型のクラブがあると言う事を、もっともっと告知・宣伝する必要があると実感致しております。
そんな思いもあり、今回、このように報告記事を公開することで、小田原にあるレンタルレイアウト店をメンバー様や閲覧者様に少しでも認知して頂ければ幸いなところです。
このように色々と経緯がございまして、もともと、メンバー様に参加募集する予定が無かった個人的レベルの訪問予定だったため、当初はこのような報告も行う予定ではなかったのですが、集まることはなくても参加募集をした走行会となりましたのでこのように報告もさせて頂く次第です。
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あまり記憶が定かではないため、間違ったことを記載したらお詫びを申し上げますが、Nゲージプラザ小田原さんの場合、たしか、昔は「Nゲージパークプラスおだわら」さんと言う名称だったと存じます。
2016年頃にオープンされて、今の場所とは異なり「童話・めだかの学校」の近くにお店があったと思うのですが、2017年9月頃に一時閉店(移転予定)となってしまい、ずっと再開なさるのを心待ちにしていた記憶がございます。
<注釈> 小田原は、めだかの学校のふるさとでもございます。
誤認があればご指摘賜りますと幸いですが、その後、なかなか再オープンされないので、とても心配していたところ、2019年5月頃に、一部未完成ながらもプレオープンとなりました。
拝見に行こうと何度も検討していました。
しかし、その頃、私も個人様相手のコンサルなど忙しい毎日でして、そうこうしているうちに新型コロナとなってしまい、お店も一時臨時休業に・・・。
そんな折り、今回、メンバー様がお店に予約を取って頂きまして、便乗するような形でようやく訪問が叶いました。
ありがとうございます。
Nゲージプラザ小田原
Nゲージプラザ小田原さんのレイアウトは、かなり広いです。
店内スペースをうまく活用されているコース線路数(本線数)は10線でしょうか?
小田原駅・国府津駅・新松田駅・箱根湯本駅と、実際にある駅舎も、きちんと鉄道会社の許可も得て自作なさったそうです。
下記は小田原駅の部分です。
新幹線のホームは、東海道新幹線にあわせて16両編成が停車できる長さになっています。
箱根湯本駅もスゴイですね。
これだけ本物そっくりにストラクチャーを自作するのは根気も必要ですし、当然時間も要します。
私は、こんなに精密に作ると言う気力が乏しいので、とても真似できませんが、あることを思い出しました。
鉄道模型と言う事ではないのですが、建物やビルを工作される趣味の方から、1回、相模原にある建物を撮影してきて欲しいとご依頼を受けたことがありました。
そのようなプロ?の方に自分が作れない建物は、製作依頼しても良いかも知れないと感じました。
ただ、1/150で作ってもらえるのか?は、頼んでみないと分かりませんが・・。(もちろん製作費もそれなりに必要な事でしょう)
下記は小田原を流れる酒匂川の情景。
鉄橋も実際のものに似ています。
100%本物と同じにならなくても、きちんと写真などを見て、実物に近い形で作ると言うのは、ジオラマ風景の場合とても重要だと存じております。
例えば、アニメ制作などでも同じなのですが、自分の頭の中で想像したものを作るのではなく、川でも、滝でも、山でも、しっかり「写真」を見て作ると、Nゲージプラザ小田原さんのように、よりリアル感が出やすいです。
クラブの集合式ジオラマでは、何分、移動式であるがゆえに、運搬で毎回どこか壊れるため、そこまで対応しておりませんが・・・。
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あと、Nゲージプラザ小田原さんの場合、直線はあるのですが、直線ばかりではなく、競馬場のように単なるオーバルコースにもしておらず、レイアウトに適度な角度もあり、勾配も配慮された形で製作されているなど、かなり理想的なコンセプトのもの製作されていることがわかります。
すなわち、最初の計画段階から優れていると感じました。
もちろん、ここまで素晴らしいものを作るに至るまで、数々の失敗もあったことでしょうし「手作り品」(ハンドメイド)と言うのは、そのような経験がものを言う世界ですのでね。
カーブにある駅のホームも、何箇所も設けられているため、まさに「手抜きが無い」と言えるでしょう。
私も時間があれば、カーブのホーム、チャレンジしたいところです。
Nゲージプラザ小田原さんの「レール」に関しては、主にフレキシブルレールで構成されており、ポイントはKATOの電動ポイントを使用されておられます。
採用するレールは、ジオラマを作る方の好みの部分が大きいと承知しておりますが、フレキ・レールですと、しなやかなカーブ(大曲線)が演出できるため、鉄道模型の場合、理想はフレキだと感じております。
当然と言ったら失礼になるのですが、情景的にもとても素晴らしいく仕上がっておりますので、オーナー様のご尽力のたまものでしょう。
固定ジオラマの場合で、これだけ規模であれば、フレキのほうが断然良いと改めて感じさられるジオラマです。
フレキの場合、電圧降下も少ないですし、バラストもまきやすいですしね。
ただ、メリット・デメリットはどんなものにもあるとおり、道床としてコルクなどを敷かないといけませんので作るのはほんと大変です。
直線はまだ良いのですが、カーブは必要に応じて、コルクシートからカーブにあわせて切り出す作業も伴います。
ただ、大曲線でしたら、KATOのコルク道床(900mm)で充分に曲がってくれるとは思いますが、レイアウトが大きくなればなるほど大変ですので、これだけの規模・・、ほんと最大限の称賛を申し上げるところです。
また、道床があるレールと異なり、若干ですが耐久性が落ちると考えております。
短期的には問題なのですが、どうしても長期的にはレールが直線に戻ろうとする力が発生するんですよね。
固定をしっかり行えば、そんなに心配はないですし、気にしなければ問題無いのですが、そこの部分だけは、若干、ほんの少しだけ道床があるレールよりも耐久性が落ちるため、長期間では問題が出てきやすいと認識しております。
私がお世話になっていたジオラマ教室の先生も、フレキ・レールだと、道床つきレールより持たないので使わないくらいだとおっしゃっていましたのでね。
もちろん、使用する/使用しないは、自由だと存じますのでお好みですが、少しでも本物に近い情景にするのであれば、はやりNゲージプラザ小田原さんのようにフレキだと存じます。
世界的にはほとんどフレキシブルレールで鉄道模型ジオラマを作りますので、Nゲージプラザ小田原さんの方法は、まさに正統派・王道と言うのは間違いないでしょう。
Nゲージプラザ小田原さんでも、ホームがある部分はKATOレールを使用したりして、主にカーブ部分やその他の箇所の大部分にてフレキを採用なさっておられましたので、個人的にはこの混ぜ合わせ方法に大賛成と言う感じです。
でも、フレキを多用するかどうか?は、製作時間の問題もありますし、やはりそこは「こだわり」だと存じますし、ジオラマ製作の場合、基本的にはご自身がやりたいようになさるのが一番だと存じます。
フレキでの問題はポイント部分です。
フレキの場合、ポイントはTOMIXよりもKATOなどの製品を使用するほうがベストだと私も思いますが、電動ポイントは消耗品のため、普通のレール部分よりも交換頻度が多くなります。
個人で楽しむレベルでしたら、走行頻度が少ないので影響も直ちに出ると言う事ではないのですが、毎日のように走行させた場合、レールやポイントは本物の鉄道同様に痛みも早くでます。
そのとき、フレキだと、ポイントの前後部分と繋がっているレールを、バリバリとだいぶ剥がさなくてはならない可能性があります。
そうなると、フレキは長いので、場合によっては長い区間、作り直しと言う事もあり得ます。
そんなポイントの話題になった際に、Nゲージプラザ小田原のオーナー様がおっしゃっていたのですが、ポイントの前後部分は普通のレールを使ったほうが良いと言う事でした。
とても参考になったのですが、まさにその通りだと感じました。
そうすることで、フレキを使用した大曲線カーブも違和感なく繋げることができますし、なおかつ、ポイント交換も少しはやりやすくなることでしょうから一石二鳥といったところでしょうか?
フレキを用いる場合に、ポイントの前後は普通のレールと覚えておきたいと存じます。
とは言え、何度も申し上げますが、作りてさんが納得する方法で製作するのが一番ですので、ここに記載している方法をクラブメンバー様に強要すると言う事はありませんので、最終的にはご自身で判断と言うところです。
しかし、実際に費用もお話頂けたのですが、Nゲージプラザ小田原さんの場合、ケチらず、しっかりお金をかけてもリアルを追求なさっており、製作時間だけでなくお金が本当にかかっています。
下記の貨物駅だけで、1本5000円するヤード照明灯が10本以上はあるようにお見受けいたしました。
私は予算不足で1本しか買えていませんので、自作しようか?と思っているくらいです。
しかも12Vで、ポンと差して点灯する訳でもなく、電源とりのDIY配線も面倒な点があります。
ただ、建物照明は、全部に入れると言う事ではなく、必要なところには入っていると言う感じでして、逆にそれが良い雰囲気を出してもいると存じます。
下記は看板に照明を当てておりまして、非常に良いですね。
動画も少し撮影させて頂きましたが、例によって編集に時間がかかるため、後日、下記にUPさせて頂こうと存じます。
大変お待たせいたしました。
下記にて動画公開させて頂きました。
色々と勝手な事を記載致しまして、申し訳ありませんが、Nゲージプラザ小田原さんは、JR東海道本線の鴨宮駅から徒歩3分くらいと便利なところにございます。
休日お出かけパス・青春18きっぷなどを使えば、首都圏や遠方の鉄道模型ファンも訪問しやすい場所だと感じました。
新幹線で小田原駅に来ても鴨宮(かもみや)まで1駅ですし、このような立地はほんと、うらやましいですね。
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相模原鉄道模型クラブのメンバー様の主催と言う形として、今回カウントさせて頂きますと、レンタルレイアウトさんの場を借りての走行会としては、これで通算5回目になると思います。
手配などご尽力賜りまして、ありがとうございました。
ひとつ重要なことを感じたのですが、これだけ素晴らしいレイアウト・ジオラマで、正直、利用料は大変お安いと存じます。
恐らく「たくさんの鉄道模型ファンに来てもらいたい」と言う思いが詰まったお店なのだと存じますので、多くの皆様にご来店頂きたいと思うレンタルレイアウト店さんでした。
店舗も末永く続きますよう願っております。
Nゲージプラザ小田原のオーナー様、ありがとうございました。
小田原うんちく話
小田原でも「うんちく話」いっちゃいたいと存じます。
今回、童謡「めだかの学校」にちょっと触れてしまったので、簡単に・・。
幼稚園の頃?かな、良く「めだかの学校」を歌ったと存じます。
この曲は、戦後の昭和25年に、NHKが童話作家の茶木滋さんに作詞を依頼したことから始まります。
茶木滋さんは、終戦直後、小田原に買い出しにやってきて、幼い息子と散歩をした際に小田原市の荻窪用水を覗き込んだと言います。
そのとき、めだかが泳いでいたそうですが、大声を出したら逃げてしまっところ、子供が「大丈夫、また来るよ。だってここはめだかの学校だもん」と言ったと言う事です。
このやりとりが、めだかの学校の詞のモチーフになりました。
現在、荻窪用水のほとりは小さな公園として整備されており「めだかの学校」の歌碑などが建てられています。
・Nゲージプラザ小田原さんの公式サイト
・鉄道模型Nゲージ運転会報告2022年6月12日 (淵野辺・一般公開)【相模原鉄道模型クラブ】
・鉄道模型Nゲージ平日走行会報告2022年4月14日 (東神奈川・レンタルレイアウト)
・タナカトレインさんでのレンタルレイアウト運転会報告
・レイルガーデンさまでのレンタルレイアウト貸切平日走行会報告
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