人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868は、熊本県人吉市の人吉駅から線路沿いに徒歩2分の場所にある鉄道の博物館で、入場料は無料です。
明治41年に八代から人吉の間に鉄道が開通しました。
そして、翌年には、日本三大車窓の矢岳越えやも大畑駅(おこば)のループ&スイッチバックと言う大変特徴ある区間を含む、人吉から吉松間が開通しました。
鹿児島本線と言うと、門司港駅~鹿児島駅の幹線を言いますが、この開通時は、門司駅~人吉駅間は「人吉本線」と呼ばれて、人吉駅から鹿児島駅間が鹿児島本線だったそうです。
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その後、1927年(昭和2年)に、海沿いに八代駅~鹿児島間の新線が開業すると、そっちが鹿児島本線となり、人吉に通線路は「肥薩線」となり、今では起点が八代駅で、終点が隼人駅になっています。
そんな肥薩線(ひさつせん)の歴史と価値を伝えるのが、公共施設の人吉鉄道ミュージアムで、2015年5月にオープンしました。
MOZOCA(もぞか)と言うのは、人吉の方言で「小さい」「かわいい」と言う意味があるそうでして、その名の通り、小さめな資料館なのですが、建物などのデザインはJR九州ご用達とも言える、あの水戸岡鋭治さんです。
SL人吉の客車内容や、特急あそぼーい、ななつ星in九州なども手掛けたデザイナーさんですね。
1階のフロアでは、肥薩線ゾーンとして鉄道ジオラマや映像など、子供向けにプラレール・ままごと・木のプールなどあそび場もあります。
また、ミニトレインは野外にもレールが繋がっている本格的なものになっているほか、夏に水遊びできる場所、カフェコーナーもありました。
ミニトレインは1回200円で運行されています。
晴れていれば外に出ますが、雨天時には屋内だけで走行できる線路になっているようです。
2階は、200円で乗車できるレイルバイクなどがあり、屋上は展望デッキになっていて、お弁当食べながら通過する「いさぶろう号」「しんぺい号」などの列車を眺めたりできます。
滞在時間の人吉駅から出発する列車や、八代駅から人吉駅に到着する列車のダイヤを調べておくとカメラ撮影にも便利かと存じます。
また、明治44年に完成した石造りの機関庫で、現役で使用されているのは、この人吉機関区が日本国内唯一となり、九州遺産にも選出されています。
人吉鉄道ミュージアムの駐車場は、人吉駅の駐車場と兼用になっていて、1時間100円、24時間最大500円になっています。
施設利用での割引などはありません。
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