車両基地ボード「大改修」周遊1線増加で合計5線+トーマス1線~マルチ設置型へ【Nゲージ敷設工事79】

車両基地ボード「大改修」

先日の運転会に持参した際、設営に時間が掛かり、苦労した、12線の車庫線がある車両基地ボード(増設版)ですが、大幅にレイアウトを見直しすることに致しました。
下記のようなレイアウト設計にするべく、GW中、集中的に工事しました。

車両基地ボード「大改修」

変更点は、下記のとおりです。

・ポイント配置の見直しと手動式ポイント増設
・内側にもう1線周遊を増やして本線を合計5線に拡大
・直線の長さを30cm短縮して最長270cmに
・8両以上停車可能な島式ホーム追加設置
・直線は長さを45cm短くできるマルチ型
・車両基地セットの洗車代などを撤去してスッキリ
・レールの固定化を最小限にしたトリプル運用型

そもそも、設営時間が、長くなってしまう要因は、下記のとおりです。

レール(線路)の数が多すぎる

分割式ボードですので、レールの本数が多ければ、多いほど、設営時に、繋げる作業が、多く発生します。
これが、一番の原因だと考えています。
しかし、12線あるヤードなどは、車両基地としての醍醐味でもありますので、できれば、減らしたくはありません。
単独運用するための増設ボードも、設置時間短縮の妨げになっていますが、これも仕方ないところです。


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2番目の要因としては、単独運用(周回)と、メンバー様の集合式ボードにも接続できる、ユーティリテー(幅広い運用能力)を、持たせているため、線路の固定化が、難しく、その場で、線路を繋げることが多いと言えます。
まぁ、メンテナンスを考えたら、レールは固定化されていないほうが、良いのですが、仮にきちんと固定させても、12線ヤード以外の本線も合わせますと、横並びで、26本くらいに及びますので、分割式ボードでの線路固定は困難です。
ただ、線路だらけですので、情景を製作できるスペースが、コーナー部くらいとなり、製作面では、かなりラクしております。
しかし、設営時に「このレールは、ここだっけかな?」「こっちだったと言う」と、確認しながらの時間も、正直、無駄です。
そのため、レールの裏に、割り当て場所を、明記するような方法で、今後設置できないかと考えています。

要するに、レイアウト・ボードの上に、その都度、割り当てられたレールを、配置・繋げて設営すると言う、お座敷レイアウトの設営に、かなり近くなりますが、逆にレール割り当ても、他の情景ジオラマにも、用いることが可能となります。
また、レールはレールで、保管できることも利点でして、自宅に帰ってからの、レール清掃作業を、行いやすい。
レールが破損したら、交換しやすいと言う事もあります。

なお、三枝分岐ポイント(3方ポイント)を2個使っていましたが、廃止して、12線の分岐線路も見直しました。

車両基地ボード「大改修」

その結果、新たに、ポイントを6本、追加で必要となり、2本は在庫がありましたので、4本新品購入しています。

トミックス・ポイント購入

以前は、3方ポイントを駆使して、ヤードから車両を出し入れしても、隣の線路に停車している車両に、接触しないよう考慮していました。
鉄道模型の場合、本物と異なり、どうしても、カーブが急ですのでね。
ただし、今回は、幅が変わらないのに、周回が1線増え、狭くなることから、一部その考慮は辞めまして、1箇所だけ、車両を出し入れする際に、隣の線路に停止している車両に接触するかも知れません。
平行線路のピッチは、12線全部、18.5mmと、通常の37mmより、狭くしているためです。
線路と線路の幅が、狭いほうが、本物の車両基地に近いです。
他の箇所は、その急なカーブを、ポイントの脇などにする設計にて、出し入れ時に、はみ出ても、そこに車両がない場所と、工夫しています。


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あと、電動ポイントの積極導入も辞めまして、可能な限り「手動ポイント」へと方針転換も図ることに致しました。
特に、ヤード12線の部分は、とうぜん、1線から12線に分岐させるのに、大量のポイントを使用する訳ですが、運転会でも、その全部のポイントの切り替え操作は、行わない、一部だけ切り替えることが多い訳です。
よって、運転会でも、1年間、まったく、ポイント切り替えしない、待避線も出ていることから、主要的なポイントだけを、電動にして、末端のポイントは手動にすることに致しました。

上記では4本ポイント購入したと記載しましたが、手動ポイントを増やすために、更に2本、追加で購入しています。
他にも、12線操車場の線路間隔を、短くした関係で、一部、ワイドレールが使えなくなったため、ストレートの細いレールも、新たに追加発注しました。

車両基地ボード「大改修」

お陰で、今度は、ワイドレールが20本くらい、余る結果となっています。

手動ポイントを増やしたのは、実際に、電動で切り替えようと思っても、ポイントが16箇所くらいあるため、ポイント管理表を見て、番号などを確認しながらとなるため、運転会のときにも、操作するまでの確認に、時間が掛かります。
手動の方が、早いですし、手動にすることで、ポイント・コントローラーの調達費用も、抑えられるうえ、設営時間の配線も、時間短縮できると、考えています。

ポイントコントローラー

ただ、手動にすると言えども、トミックス・ポイントの場合、名称が、よくわからないのですが、駆動部にダミー装置(手動になる装置)を、入れないと、パカパカで、線路の切り替えが、甘くなってしまいます。
そのダミー部分だけ、単体でパーツ販売があると良いのですが、無いようなので、新規調達のポイントは、わざわざ、手動ポイントを中心に購入しております。
ただし、約30cm、ボードの長さを短くして、直線部分は最大280cm (S280レール10本)としました。
以前は、16両編成が、ヤードに並べられる規模としていました。
しかし、実際の運転会では、主に10両編成程度の配置が中心であり、16両が1度も並んだことがないため、16両分は無駄に長すぎると判断しました。
そのため、約28cm短くして、最大12両編成対応に、変更しています。
ただ、車庫線の大外3線は、分岐の配置にきおつけ、最大16両、行けるように、引き続き考慮しています。

しかし、このように、省力化を図るだけでは、おもしろくありません。
ヤードは、周遊・内回りに繋げていたのですが、大きなボードの特徴を最大限生かして、ヤードの線路を「周遊」させて、本線を、もう1線、増やすことに致しました。

車両基地ジオラマ

これで、単独運用の場合、本線は5線+トーマス単線1で、合計6線可能となります。
本線数が多くするのは、メンバー様増加に伴い、運転できる本線を、増やしたいと言う理由もあります。
このボード単独で、5人が同時に運転を楽しめ、更にトーマス線もあり、にぎやかになります。

また、相模原鉄道模型クラブのメンバー様の集合式ボードに接続した場合には、大外の2線を繋いで、残りはこのボードだけで3線+トーマス1での運用ができるトリプル運用型となっています。

トリプル運用型の内容は下記の通りです。

(1)集合式ジオラマ接続運用 (本線2+周回3線+ミニ1線)
(2)幅390cmの単独運用 (5線+ミニ1線)
(3)幅300cmの小規模単独運用 (5線+ミニ1線)

今回、レールをほとんど固定化させない設計にしたため、副産物として、中間ボードを省いて、56cmほど、直線を短くし、ボード1枚少ない、小規模運用も、可能となりました。
電車で言えば、10両編成を、7両と3両に分割できると申しましょうか・・。
そのため「トリプル運用可能」なマルチ型となり、運用方法も、多様に対応することが可能になっています。
更に、このユーティリティー性はを活かして、特殊なボード幅でお作りになられているメンバー様の集合式でも、クラブ規格のボード以外にでも、高さ4cmさえ、合えば、接続対応できる能力もある、いわば「万能型」なのが、この集合式ボードになります。


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しかし、もう、この車両基地は、なんど、設計変更したことか?
もう、変更したくないと思うのですが、また、1年くらいたつと、色々とアイデアも湧いてきて、また改良することに、なりそうな気がしております。

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