蒸気機関車 C56 149号機は、長野県北杜市にあるJR小海線の清里駅前に展示されているSLです。
C56形のSLは、簡易線用に製造された客貨両用の小型テンダー機関車ですが、バック運転時の視界を確保しているのが特徴です。
1935年(昭和10)から1939年(昭和14)年まで、164輌が製造されました。
ただし、C56の1号機から90号機までは、日本陸軍により徴収され、タイ・ビルマなど、海外で使用されました。
そのため、日本でのC56トップナンバーは91号機となります。
また、161号機から164号機は、樺太庁鉄道用に製造されています。
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C56形は、比較的距離の長いローカル線にも用いられ、小海線、飯山線、大糸線、七尾線、木次線などで活躍していました。
特に小海線では人気が高く「高原のポニー」というニックネームで、親しまれていた蒸気機関車です。
京都の梅小路蒸気機関車館に動態保存されている、C56 160号機が有名となっています。
C56 149号機は、小海線の中込機関区にて引退した後、高根町営の美し森たかね荘にて野外展示されていました。
その後、傷んだ塗装などを修復し、2009年9月から、JR小海線の清里駅にて、屋根付きで展示されている次第です。
約10年して、再び、塗装が痛むと、クラウドファンディングや北杜市ふるさと支援寄附金(ふるさと納税)などにて200万円を集め「清里駅前C56メイクアッププロジェクト」にて再整備されたのが、撮影した状態のC56 149になります。
鉄道模型Nゲージとしては、下記の通り、KATOにてC56が発売されています。
ナンバープレートも、中込機関区所属車から、144・149・150・159と、清里駅の149号も付属されています。
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