オリエント急行の思想をもとに、バブル期に設計・製造されたJR東日本の寝台列車「夢空間」24系25形の2両が、ららぽーと新三郷にて施設として利用されています。
JR発足後に新造された唯一の24系客車で、3両が1989年に製造されました。
豪華寝台の用途などを考えた試験的な運用だったようです。
1編成しか無かったため、定期列車での運用ができず、主に上野~札幌間の寝台特急「北斗星」に連結する形での臨時列車として運行されました。
愛称は色々ありますが、例えば、夢空間北斗星ニセコ号などです。
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1989年に登場した3両は特殊でしたが、2003年夏の臨時列車「盛岡」行きを最後に引退しました。
そのうち2両が、新三郷駅近くにある「ららぽーと新三郷」にて静態展示されています。
オシ25-901 ダイニングカー
オシ25-901 はパリのビストロをイメージしたポスト・モダン調インテリアのダイニングカー(食堂車)となっています。
オハフ25-901 ラウンジカー
オハフ25-901 は“知的空間”をテーマにアールヌーボー調のインテリアのラウンジカーです。
車内は無料の休憩スペースとして開放されていて、内部では数名が、くつろいでおられました。
目の前にマクドナルドなどがあるため、飲食スペースとしてお使いになる方も多いようです。
下記はラウンジカー「スープリモ」のミニバーです。
ちなみに、夢空間もう1両のオロネ25 901 デラックススリーパー(食堂車)は、木場のレストラン「アタゴール」にて使われています。
このように、試験的な運用となった「夢空間」の車両ですが、その後、個室寝台中心の「カシオペア」や「サンライズ」といった寝台列車が生まれるキッカケを作った車両と言えるでしょう。
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寝台列車「夢空間」24系25形の2両がある「ららぽーと新三郷」への交通アクセス・行き方ですが、JR武蔵野線の新三郷駅から徒歩2分となります。
駐車場は、ららぽーと新三郷の有料駐車場が利用可能です。
なお、2両の展示場所はそれぞれ少し離れています。
Nゲージとしては、トミックスより過去に発売されていますが、新品ではもう手に入らない状態です。
中古品購入しかなさそうです。
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