東京・奥多摩の御岳登山鉄道(御岳山ケーブルカー)は、東京都青梅市にある御岳山(標高929m)観光で欠かせない交通手段となっています。
かれこれ4回乗車して参りましたので、レポートをまとめたいと存じます。
御岳登山鉄道(みたけとざんてつどう)が正式名称ですが、奥多摩あたりやガイドブックなどでは、御岳山ケーブルカーと表記されている場合が多いです。
まず交通アクセスですが、電車で行く場合には、JR青梅線「御嶽駅」から、西東京バスで「ケーブル下(滝本駅)」行きに乗車(運賃280円)し、約10分の終点下車です。
なお、バス停(停留所)からケーブルカー乗り場までは、少し坂道を徒歩で登りまして、約5分となります。
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クルマの場合、圏央道の日の出ICから約30分で、136台の有料駐車場が完備されています。
営業時間は朝7時10分~19時で、普通車は1時間350円(1日上限額1400円)、バイクは500円(1日)となっています。
なお、御岳神社付近の宿坊に泊る場合には、宿泊証明印を受ければ、割引が適用されます。
また、近くにタイムズがあるほか、GWなど滝本駅駐車場が満車になると、道路沿いの民間有料駐車場もオープンします。
それでも、混雑して満車になると、道路で駐車待ちとなりますが、ケーブルカーは増発しますので、駐車場の回転は比較的早いです。
御岳山ロープウェイの乗車券ですが、京王グループのケーブルカーですので、PASMO・Suicaなどの交通ICカードが利用できます。
ただし、片道乗車のみとなり、往復割引が適用されません。
往復割引を利用する場合には、駅の券売機で、往復キップを購入しましょう。
券売機は領収書も発行可能です。
さて1934年(昭和10年)に開業した、滝本駅~御岳山駅(標高831m)間のケーブルカー運行ですが、標高差423.6m、路線の営業キロはちょうど1kmとなり、所要時間は6分です。
最大勾配は25度、車両の角度は22度ですが、勾配は関東では一番急らしいです。
御岳ケーブルカーの軌間(線路幅)は1049mmと、御岳ケーブルカー独自の規格になっています。
運転は、全自動運転システムで、車両の運転席に座っている乗務員は、安全を確認したり案内をする車掌さんと言う事になります。
過去に事故は発生していませんし、自動停止装置もありますので、安心して乗車可能です。
車両の名称は、武蔵(MUSASHI)と御嶽(MITAKE)で、定員135名となりますが、混雑時でも約100名の乗車に留めているようです。
平日・休日とも朝7時30分からで、最終は18時30分です。
ただし、最終便はバスに接続がありませんので、ご注意を。
ペット運賃(往復260円)を支払えば、リードを付けたワンちゃんと一緒にケーブルカーに乗車可能です。
ただし、登りと、下りとで、ペットと一緒に乗車できるスペースが決まっています。
詳しくは係員さんに確認願います。
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御岳山は、春のヤマザクラやミツバツツジ、夏のアジサイ、ヤマユリ、秋の紅葉や冬のロウバイ、氷の花など、植物や自然も豊かです。
また、武蔵御嶽神社の近くには、24軒の宿坊などがあり、150人ほどの皆様が生活しておられます、
麓の小中学校に通う子供も、毎日ケーブルカーを利用して、学校に通っています。
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