九頭竜湖駅はこんなところ ホームと線路も

九頭竜湖駅

九頭竜湖駅(くずりゅうこ-えき)は、福井県大野市朝日にある、JR西日本「越美北線」(九頭竜線)の終着駅です。
行ってみたい終着駅としても有名なJRの駅になります。
駅舎はログハウス風になっており、隣接して「道の駅・九頭竜」(和泉ふれあい会館)があり、ファミリーマートや観光案内所があります。
また、駅前は無料の駐車場にもなっています。


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1972年(昭和47年)12月15日に、国鉄・越美北線が勝原駅から延伸して、終着駅として開業しました。
もともとは、越美線として、美濃太田駅から福井駅までを結ぶ予定でしたが、工事は中止され、越美南線は1986年に第三セクター「長良川鉄道」となっています。
当初から旅客営業のみですが、山間部を走る路線にしては、新しいため、トンネルなどで直線的に開通させているのが特徴です。
2004年7月の福井豪雨では、一乗谷駅~美山駅間の橋脚5本が流失する被害を受け、約3年間、40億円を投入して線路復旧させたあと、2007年6月に運転再開となりました。

九頭竜湖駅

九頭竜湖方面への行楽路線として期待されていましたが、福井駅から越前大野駅間は1日10往復、越前大野駅から九頭竜湖駅間は1日5本の運転と、かなり本数が少ないです。

車両は全線単線・非電化のローカル線であることから、キハ120形での運行となっており、基本的には単行の1両編成(通常5両が運用)です。

九頭竜湖駅

ちなみに、越前大野~九頭竜湖の閉塞方式はスタフ閉塞式です。
スタフ閉塞式とは、1つの閉塞区間で、1つのみの通票(スタフ)を使用して、その通票を持っていない列車は出発できないと定めることにより、単線での正面衝突を防ぐ(閉塞する)方式です。

九頭竜湖駅

JRでスタフ閉塞式を採用している路線は、札沼線の石狩月形駅~新十津川駅と、名松線の家城駅~伊勢奥津駅だけになっており貴重です。
このように、越前大野~九頭竜湖の区間は、線路は比較的新しいのですが、乗客数も極端に減ることから廃線の危機があるかも知れません。


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九頭竜湖駅から、北濃駅の間を、路線バスなどの公共交通機関にて移動する場合、九頭竜湖駅から大野市営バス(前坂線)に乗車して、バスの終点・家族旅行村で下車。
そこから、徒歩8kmを歩いて、石徹白線デマンドバスに乗れる下在所バス停まで、移動してから乗り継ぐ必要性があります。
一部便は、デマンド運行(事前予約制)となっており、石徹白線の運行本数は1日3便と少ないです。

gooランキング2020にて「かっこいいと思う『駅名』」で、見事、日本全国3位に九頭竜湖駅が選ばれたとの事です。

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