Nゲージの入門モデル~ポケットラインシリーズ「チビ電」をグレードアップ【鉄道模型】

Nゲージの入門モデル~ポケットラインシリーズ「チビ電」をグレードアップ【鉄道模型】

チビ電 って?

数十年前に、KATOからNゲージの入門モデルとして、フリースタイルのポケットラインシリーズが発売されました。
BタンクSLに2軸客車を連ねた「チビロコ」、2軸凸型電気機関車に、2軸有蓋車を連ねたチビ凸、そして今回の主役である、2軸路面電車2連の「チビ電」です。
車両が短いため、省スペースで楽しむことができます。
今なお仕様変更を重ねて発売されています。

今回のポイントは、

このモデルは入門向けのため価格を抑えられているため、前尾灯、室内灯は付いておらず、また装着することもできません。
また、今回いじるのはポケットラインシリーズで一番初めのモデルのため、パンタクラフも鉄コレのように折り畳みができないものが装着されています。(画像は、別売のパンタに変更してあります)
これを今では当たり前に装着されている前尾灯、室内灯を装着し、動力を新しく発売された動力に交換します。

ライトユニットの作成

車両に合わせてライトユニットを作ります。
室内灯は、余っていた285系用のプリズムをカットし、丸い面を削り、厚みを調整します。
光源は白色1608チップLEDを2個並べ、後ろ側から照らします。
プリズムの前側には、アッシーパーツの方向幕を接着し、室内灯の光源で光るようにしてあります。
前尾灯は、基盤に電球色チップLEDを半田付けし、ライトレンズの後ろから直接光らせています。

電源の取り出し

ライトユニットに給電しなければなりません。
トレーラー車には集電板がないため、作成します。
今回は、余っている旧ライトユニットの集電板を加工して取り付けました。
M車は、モーターの集電板より電源を取り出しています。
それを、床面に接着した銅板につないでいます。
車体と床板との結線は、トミックス方式でスプリングを使っています。

光漏れ対策

事前にデスクライトで光を当ててみて光漏れをチェックします。
透けそうなところを黒色塗料で遮光します。
一部、黒色のフエルトも使用しました。

ここまで来て、ちょっと手直し

テスト走行をしてみて、納得いかない部分が出てきました。
低速が効く分、ライトの点灯が走り出すよりも遅れて点灯します。
これではせっかくの低速運転時に暗くいままになってしまいます。
大した電気の知識もないし、複雑なことはしたくなく、最終的には、こんな結論を出しました。
車輪から取り出した電源を、ライト類にはそのまま流し、モーターへは抵抗をかませることで、走り出す電圧が高くします。
これでゆっくりの時も明るく点灯します。

完成!

T車の集電板のせいか、少し重たがるので、M車のウエイトを追加し、ようやく完成しました。
新動力ユニットは、低速でも安定しています。
また、モータの配線に抵抗をかませたことで、ライトは低速でも明るく点灯します。


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小さな車体にいろいろ詰め込んだせいで室内灯はあまり明るくは見えませんが、自分の技量ではこれが精いっぱいかもしれません。
いずれ改良していこうと思います。
また、今回の経験を活かし、次の車両に着手していきますので、お楽しみに!

ヘッドライト・テールライトのレンズを作成【鉄道模型Nゲージ】

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