TOMIX 3205 ヤード照明灯(LED) ですが、鉄道模型Nゲージのジオラマに車両基地を設けますと、どうしても、照明塔も設置したくなってしまいます。
そもそも、定価4600円(税別)と、大変高価な品物なのですが、購入してみました。
しかし、電源供給には色々と問題があります。
ヤード照明の特徴
白色LED採用により実感的な再現
接続しやすい照明コネクター端子を採用(直流12V)
TCSパワーユニットとは<5818>変換分岐コードを介して接続
コードの長さ: 120cm
まず、鉄塔なので、模型じたいが、とても「貧弱」でして、ちょっと大きな衝撃が加わると、一発で破損しそうです。
そのため、固定のレイアウトなら良いのですが、当方のように分割式ジオラマで、車などにて運転会などに運搬もするため、鉄塔をボード地面に固定したままですと、恐らく、壊れます。
よって「取り外し」可能な状態で、分割式の車両基地ジオラマにセットするしかありません。
それでも、取り扱いに注意しないと、破損しそうですし、配線も細いので、少し強くひっぱるだけで、断線もしそうで、こわいです。
このような理由から、下記の「脱着テープ」を施しまして、取り外しができるようにしています。
実際には配線がありますので、完全に離脱させるのは面倒なので、線路わきに、横に倒して運搬し、運転会などの際に立てて固定させると言う感じですが・・。
次に電圧です。
LEDの電圧が「12V」になっています。
12Vなのは良いのですが、問題なのは、配線からして、トミックスのパワーパックから給電すると言う仕組みになっています。
どういうことかと申しますと、パワーパックは、本来であれば車両を走行させるために、レールに給電するものですが、そのコネクタが1つしかないので、パワーユニットひとつを照明専用として電気を送る必要性に迫られます。
ようするに、ヤード照明灯(LED)のために、パワーパックが1個必要なのです。
パワーパックが1000円程度など、安ければ良いのですが、7000円などと制御装置も高価ですのでね、大きな金銭負担となります。
しかも、更に問題なのは、ヤード照明灯のコネクターが直接、パワーパックのDCに接続できるタイプではないんです。
そのため、製品のままでは、TOMIX<5818>変換分岐コードを、別途購入して、そこに差してから、パワーパックに接続となります。
この<5818>変換分岐コードがまた、700円程度と、余計な出費になるのです。
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商売上、他にも売れるように、または開発費を抑えて、既存製品で賄えるように、このような方法になったものと推測致しますが、消費者側からすれば、話になりません。
TOMIX<5529>TCS ハイパワーポイント電源Nは、背面(裏面)にDC出力コネクターはなく、あくまでポイントコントロールボックスをセットする電源装置なので、そのままでは使えません。
最悪、中古で古いパワーパックでも手に入れれば簡単ではありますが、中古は、好きではないので、新品で揃えたいところです。
と言う事で、TOMIX 3205 ヤード照明灯(LED) をジオラマにセットして、明かりを灯す場合には、追加で9000円前後掛けて、パワーパックと変換分岐コードを用意するのが正当な方法となります。
ジオラマが大きければ、配線が120cmなので、更に追加で、TOMIX<5819>延長コード 照明コネクター用も必要となってきます。
しかし、追加で9000円も掛けるのは、バカバカしいので、別の給電方法を考えてみました。
あくまでも「改良」でして、推奨できる方法ではありません。
また、電気を扱う装置ですので、感電したり、熱を持ったりすると火災になる可能性もあります。
そのためカスタマイズ・DIYは「自己責任」となりますことを、事前にご確認申し上げます。
まず最初に、トミーテックの電飾セットの乾電池ボックスから、給電する方法ですが、電飾セットは、電圧が5Vで、乾電池ボックスは、電池が3本と言う事は、1.5V x 3で、4.5Vに過ぎません。
ヤード照明灯(LED)は、前述のとおり12VのLEDですので、電圧があいません。
もちろん、コネクターの形状もあいません。
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このコネクターの形状は、トミックス独自の形状のため、他社製から電力を持ってくる場合、配線じたいを「加工」する必要性は、免れない状況で、仕方ないところです。
しかし、加工はそんなに難しくないので、電気の供給源だけ用意できれば、なんとかなります。
世の中には、12Vになる電池ボックスも市販されています。
もちろん、トミックスからではないですよ。
例えば、下記の製品です。単三電池を8本使用して、12Vになります。
家庭用電源のAC100Vからでしたら、AC100VからDC12Vへの変換アダプターを購入すれば、行けます。
変換アダプターも、Amazonで販売されているもので良いです。
1Aもあれば、LED照明程度は、充分です。
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乾電池式にするのか、ACアダプターにするのかは、ジオラマ設置の環境などにより、選択なされば良いかとは存じます。
別途、USBの5Vから、12Vに変換できるようなタイプもありますが、加給電になると「発熱」することがありますので、注意が必要です。
ちなみに、USBから12Vを取る方法は、アンペアさえ注意すれば、ジオラマをどこかに持って行って、現地で、電源が無い場合、モバイルバッテリーから電力をパワーユニットに供給して、運転会を実施すると言う方法にも応用は可能です。
例えば、屋根裏のジオラマで、電源が無い場合には、応用はできます。
ただし、自己責任ですし、どのくらいの時間、モバイルバッテリーの電力が持つのかは、試したことがないので、分かりませんが・・・。
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電源は上記の方法で12Vを確保できるとして、配線の加工ですが・・。
トミックスの配線に先に繋がっているコネクターは、そのままでは接続ができないので、ちょんぎるしかありません。
ハサミで切って、アダプターに繋げられる方法を考えて行うしかありません。
当方の場合には、悩んだ挙句、最終的に電源は、12VへのACアダプターにしました。
コネクターが合わない部分は、下記のDCジャックを別途購入して、切った配線を接続しています。
これで、テスト点灯してみましたら、無事に光りました。
なお、LEDは、プラス・マイナスがありますので、もし、光らなかったら、配線を入り代えて試しと良いです。
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部品さえ揃えれば、加工作業自体は簡単です。
ものの5分で完了しました。
下記はテスト点灯の様子です。
もし、ひとつのACアダプターなどから、複数の建物などに配線する場合には、分岐を使えばよいです。
アダプターからの分配コードを駆使してもよいでしょう。
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こんな感じで、約6000円くらいは節約できています。
しかし、何度も申し上げますが、DIYは「自己責任」です。
火災にならないように、感電しないように、充分にご配慮願います。
なお、12Vと申しますと、パソコン類は12Vなので、ご自宅などにノートパソコンなどのACアダプターでも余っていたら、転用できる可能性が高いですので、もっと安上がりでききると存じます。
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