目次 Contents
やっぱり複線化
鉄道模型Nゲージとして、相模原鉄道模型クラブの運転会でも運用可能な、分割式転車台210cm増設ボードを制作しています。
前回、内部の周遊線を、単線ではなく「複線」にすればよかったと、少し記載していたのですが、更に設計を見直した結果、結局、単線から「複線化」を計ることに致しました。
もともと、転車台ボードの左側は、カーブさせるのではなく、これまでのように、直線的に、メンバー様の集合式ボードと繋げられるように、含みを持たせておりました。
しかし、運転会におけるコーナーボード不足という事もあり、180℃ターンして反転するように「固定化」させたほうが、良いかなと感じまして、増設ボードは、コーナーボードも兼ねる形とし、左側の直線接続はあきらめました。
その結果、転車台ボードの本線(複線)を、左に繋ぐ部分(増設ボードに渡る部分)の設計変更が可能となり、少しだけ「余剰スペース」ができ、1線、追加することが可能になります。
スポンサーリンク
ただし、最初の設計では、その1線を、本線内側からの引込線として使うようにしていました。
この部分を、ボード内部の周遊線に転用し、更に、ターンテーブルへの接続を1線減らす形(4線・3線)にて、もともとあった、半円の内線を活用・延長する形で、ボード内部の周遊線を、単線から「複線」へと線路を増やすことができないか?と、再設計してみました。
すると、なんとか、うまく行けそうでしたので、下記のように、設計変更した次第です。
既存の転車台ボードの線路配置変更は、周回レールの追加は、そんなに手間は、かからず、行けると思います。
ただし、ターンテーブル直下のスペースが若干狭く、トミックスの標準複線幅を取れない(若干感覚が狭い)うえに、多少のカーブとなります。
極力、設計で、間隔を工夫して、本線には影響がないように致しましたし、たぶん大丈夫だとは思いますが、車両のすれ違い時に「接触」する可能性もありますので、その部分は、検証しながら、レール設置作業を行いたいと存じます。
そのため、実際には、若干のレール配置変更、もしくは、駅のホームの短縮化などが、今後、発生する可能性があります。
ただ、周遊を複線化することで、本線内側の待避線が「短く」なってしまいました。
1線は12両程度の車庫線として確保できそうですが、残りの2線は、7両ないし8両程度と、短くなってしまいます。
しかし、外側に関しては、16両も行けそうですので、長い編成車両の方は、外側を利用して頂いて、短めの編成の方は、内側に車両をセットして、運転交代して頂ければと願っております。
追加する周遊部分の複線化路線は、SL(蒸気機関車)など、レトロ系の車両で最大3両編成程度を見込んでいます。
必要ポイントは、7本ですが、1本は、転用できるため、ポイントの発注は7本です。
モデル製作されている方が、多いのか?、この執筆時点では、ポイントコントロールボックスN-S が、ここ1年くらい、慢性的に、品薄状態で手に入らないため、当面「手動ポイント」として、ご迷惑をお掛けするかも知れません。
設計ソフトから3D画像を出力してみますと、下記のようなイメージとなります。
増設したボードの直線部210cmは、下記のような感じになります。
レールは仮設置状態の写真です。
バスコレ道路用の動力車バスも、見つかりましたので、今度、テスト走行させてみたいと思います。
上記の追加モジュールも完成しましたら、基本的に、高田の場合、300cm車両基地+追加モジュールと、この転車台+追加モジュールの2セット体制で、運転会には、どちらかの持参となる予定です。
基本的に、運転会開催の案内時に、どっちを持って行くかは、明記したいと存じます。
本当は、両方(全部)持って行きたいところですが、全部クルマに積めることができません。
結局、持って行くのが、ボードだけでなく、パワーパックが6線分、予備のレール類など、色々とありますので、積み込みできる量に、限界があります。
それだけでなく、ボードが増えれば、運転会での設営時間も、その分、時間がかかります。
例えば朝9時から17時の運転会の場合、昼休憩を除いて、7時間使える訳ですが、設営に1時間30分、撤収に1時間要すると、実際に走行できる時間は4時間30分しかありません。
ボードが2セットになれば、設営も撤収も更に時間が必要となる訳ですので、そのため、日帰りの運転会においては、ボードは1セットになります。
例えば2日間での開催などでは、持って行くことができれば、2セットもあり得るかも知れませんが・・。
ただし、今回の増設ができて、レールが余っていましたら、追加で、もう1セット位の運転会用ボードは、作りたいと考えております。
コーナー用「カーブレール」の共有使用化
運転会に持って行く、コーナー部分のカーブレールですが、予備も合わせますと、基本のカーブ線だけで、約100本もあります。
そのため、各ボード毎に、それぞれ用意しているレールで、カーブの部分だけでも「共有使用」できないか?考えてみました。
毎回、全部のボードを持って行くと言う事は、クルマへの搭載量的にも、設営する時間的にも、難しいので、レールの一部だけでも共通使用したいなと言う目論見です。
メンバー様所有のカーブレールを共有使用させて頂くと言う事ではなく、あくまでも高田の分割式ボードの運用上の、個人的な共有です。
※引き続き、運転会では、多少のレール類ご持参に、ご協力頂けますと幸いです。
スポンサーリンク
共有化を少しでも図りたい、1番の目的は「保管上」の問題で、2番目は「重さ」の問題、3番目には「費用」の問題もあります。
レールは、分割式ボード毎に用意することで、当日、マゴマゴしないよう、設営時間の短縮を図っています。
ある程度、レール繋げていたり、ボードに固定させておくことで、設置時の手間数を軽減できています。
ただし、カーブレールの部分は、固定させてしまいますと、その前後のボードとの接続にて「あそび」が発生しにくく、走行が安定しない(脱線しやすい)要因にもなってしまいます。
直線はなんとかなっても、カーブの部分はデリケートですのでね。
そのため、高田の分割式ジオラマでは、コーナーボード部分の90度カーブ、180度カーブのレールは、ボードに固定していません。
ただ、コーナーボードの準備が、簡易型も合わせますと、45度カーブのセット数で「7セット」に及びます。
7セットすべてに、カーブレールが必要なのです、
線路数も、複線ではなく、複々線などもありますので、基本のカーブ・レールだけで、45度分が35レール(販売数だと70本の基本カーブ)の準備が必要です。(コーナー部分だけで)
レール数が多くなれば、「重さ」も増える訳ですし、自宅での保管でも「かさばる」ため、保管する際の、ボードもその分重くなり、場所も食います。
1枚1cmでも、薄くなれば、他のボードを保管する余剰も出てきます。
そこで、コーナー部分は、どんな、カーブにしても、共通するレールの使い方が、多々ありますので、レールを共有化できないかと、考えた訳です。
直線ボードの直線レールはともかく、コーナーのボード部分のカーブレールだけでもと。
ということで、検討に入りましたが、当日、チョイスしながらの設置ですと、一番内側には、C280を使うなど、いちいち、覚えていませんので、カーブ部分の「設計図」を、ボードに添えておくことにしました。
当日は、その設計図(レイアウト図)を確認しながら、カーブレールの設置を行うと言う感じにしたいと存じます。
少し、時間ロスがあるかも知れませんが、もともと、予備のカーブレールも持参しています。
また、45度単位で、カーブレールを、事前に繋いだものや、特殊な配置の場合には、すでに繋いだ状態で、運転会の会場に持参致しますので、そんなに作業ロスは発生しないと考えております。
レイアウト設計図をもとに、計算してみましたら、70本のカーブレール部分のうち、特殊ではないカーブ(普通のカーブで共用可能な部分)が、50本分ありました。
その50本のうち、分割式のグループ別にて、共通するカーブレールの数を計算してみます。
すると、当初の予想に反しまして「2箇所」だけであり、カーブ8本分しか、ないことがわかりました。
カーブ8本・・・。
僅かカーブ8本のために、毎回、持参するレールを調整するようなことになりますと、それこそ、時間の無駄だと考えられます。
スポンサーリンク
よって、今回のカーブレール共有計画は、すぐに頓挫したのは言うまでもありません。
計画に無理があったようでして、簡単に、廃案となりました。
ただし、いざ、レールの仮設置をしてみますと、予後在庫のカーブレールで、充分に足りることがわかりました。
しかし、また、直線が足りませんので10本発注しています。
なお、エンドレールLEDが、最近、ぜんぜん、Amazon・ヨドバシ・ジョーシンwebなども在庫がないんですよね。
仕方なく、一番安い、エンドレールを当面、つけての対応になりそうです。(^-^)
・分割式転車台210cm増設ボード制作開始【Nゲージ敷設工事73】
・120cmターン(180℃カーブ) コーナーE 120cm 橋脚モジュール【Nゲージ敷設工事72】
・ターンテーブル(転車台) 分割式ジオラマ工事(4) 進捗70%(仮完成)へ【Nゲージ敷設工事58】
コメント