JR小浜線(JR西日本) JR西日本125系電車 直流電車と交流電車の違いも

JR小浜線(JR西日本) JR西日本125系電車

日本海・若狭湾に沿って敦賀・小浜・舞鶴の各都市を結ぶ、JR小浜線(おばません)は、福井県敦賀市の敦賀駅から京都府舞鶴市の東舞鶴駅の84.3 kmを結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)です。
全線が単線ですが電化されています。
ただし、最高速度は85km/hの設計です。

現在、臨時列車を除いて、通常は各駅に停車する普通列車のみの運転になっています。
非電化時代にはキハ20形などが運行されていましたが、総事業費は約101億円にて2003年に電化されました。
現在使用されている車両は、2010年3月13日から全列車が125系電車です。


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北陸新幹線が金沢駅~新大阪駅間の開通時には、敦賀駅を経由する可能性があるため、小浜線の高速化も計画されています。

125系電車は、1両単行で動ける新型高性能電車で、敦賀駅~小浜駅間は約7分短縮されました。
両運転台の単行運転用電車ですが、転換クロスシート、車椅子対応トイレも設置されているそうです。
車両性能としては時速120kmですが、小浜線の設備は、変電所の電気容量などの関係で時速85kmまでとなっています。
電化費用を抑えるため変電所の数を減らしました。
北陸本線や回送時など他線区では最高速度120km/h出すそうです。
敦賀運転センター車両管理室に、14両が所属しています。
下記は125系の走行動画です。

かつては北陸と山陰を結ぶ急行「大社」や、C58形SLが牽引した客車列車も運転されていた小浜線です。

最後に、直流電車と交流電車の違い、メリット・デメリットなどをご紹介したいと存じます。

日本の電車は、直流式と交流式の2種類があります。
多くの場合には直流電車です。
ただし、北海道・東北・九州の在来線と、新幹線は交流電車になっています。

直流電車

電気を直流で消費してモーターを動かしている電車になりますが、簡単に申し上げますと乾電池を電源にしたものと構造的には同じです。
モーターは直流のほうが簡単な構造になるため、安く電車を製造(購入)できます。
ただし、電力会社が供給している電力は交流ですが、その交流を直流に変換しなくてはならないため、変電所の設備が追加で必要です。

交流電車

交流の場合、家庭用の電気と同じで、プラスとマイナスの電圧が交互に切り替わって、電流が流れる向きも変化しています。
最大のメリットは、直流よりも、強い・大きな出力を得られると言う事になります。
また、前述のとおり、発電所からの電力は交流ですので、電車への変電所設備は、直流より安く済みます。
ただし、架線から交流で得た電気を、最終的には車両の機械で直流に変換してモーターを回しますので、車両の製造コストが上がります。

要するに、地方など、車両の数が少なくても良いのであれば、車両の製造コストが高くても、交流のほうが全体的には安い可能性が高いのです。
ただし、新幹線は、高速で走行する関係で、出力が求められるため、車両が多く必要でも、交流式となっています。


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ちなみに、直流の路線と、交流の路線にまたがる場合など、直流と交流どちらでも走行可能な「交直流電車」もあります。
両区間にまたがって列車が運行するJR路線は全国7カ所です。

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