ナローゲージ用の鉄道模型「ミニ機関庫」(1線)ですが、市販品がないため、やむを得ず、自分で作ると言う、最も、やりたくない作業を行いました。
線路はNゲージ(9mm)ですが、車両はHOゲージである「ナローゲージ」ですので、機関庫も、少し大きめです。
相模原にて月2回開催のジオラマ教室の先生より、色々とご指導を賜りまして、自作してみましたので、もし、先生から学ぶことができなかったら、下記のようなものは、作れなかったと存じております。
上記と同じ写真ですが、下記が完成形です。
用意したパーツなどは下記の通りです。
壁として使用する画材用ペーパー
屋根として使用する画材用ペーパー
必要な細い角材
底網ネット
木工用多用途ボンド
黒刃カッター
タミヤカラー(塗装)※色はお好み
筆(塗装用)
カッターは、常に「黒刃」を使っています。
切れ味、抜群で、スパッと切れます。
カッターの土台部分(持ち手)は、普通ので良いのですが、刃が黒刃と言う事です。
普通のオルファ・カッターを購入して、オルファ(OLFA) カッター替刃「特専黒刃」と言うの別途購入し、普通の刃と交換して使うと言う事です。
刃のサイズはご注意願います。
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ジオラマ教室の宮澤先生の作り方の手ほどきによりますと、まずは「壁」の部分から、作りはじめると良いとの事です。
骨格はあとです。
なお、壁は「紙」です。
薄い紙ではなく、少し、厚みがあるクラフト用のシート・ペーパーなのですが、世界堂と言う画材屋さんで1枚10円~30円程度で販売されています。
色々な色や、模様がありますので、お好みでチョイスできます。
その紙(シート)を先にカットして、壁にする紙に、補強も兼ねて、細い木材を適切な長さにカットして、ボンドで貼り付けます。
先に、骨組みとなる、木材から切る・組み立てるのではなく「壁」のシートから切って、それに合わせて木材をカットして当てていくと言う感じです。
木材は、幅3mm、または4mmの細い木が良いらしいです。
上記のような細い木材は、ホームセンターなどで売られていますし、世界堂などでも販売されています。
硬い木ですと、切るのが大変ですので、そんなに固くないのが良いです。
この手の木材と紙での自作・DIYの接着剤は、下記のコニシ「木工用 多用途」ボンドがベストです。
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普通にある速乾ボンドよりも、かわくのが「早い」ようですので、とても便利なボンドで、重宝しています。
ただ、ホームセンターに行っても、この緑のボトルは置いていないことがあるので、見つけたら購入すると言う感じです。
※ジオラマにてパウダーを固着させるような水溶液ボンドとしては、普通のボンドで良いです。
4方向、すべてに壁がある建物を作るのが一番簡単でもあり、強度的にも高いのですが、今回は「機関庫」と言うことで、基本的に壁になる部分は、側面の2面だけとなります。
この手の模型を作る場合、長く使えるように「強度」が最も重要になります。
すぐ、壊れてしまっては、作るのに費やした時間も、部品代も、無駄になってしまいますのでね。
よって、ちょっとや、そっとでは、壊れないように、できる限り頑丈に作ることが求められます。
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そのため、2面だけの壁のため、見えにくい部分である「天井」の部分は、厚さ5mmのバルサ材にて、少し強度を高めました。
縦になる柱の部分は、2mmほどの角材を使っています。
塗装は、完成してから、最後に行います。
木材は、壁になるシートの長さに合わせて、カッターでカットするだけですので、そんなに難しくはありません。
細い木材ですので、カットも比較的簡単です。
ただ、カットしたあとの長さが合わないと、Nゲージの場合、1mmの誤差は、実物では15cmの誤差となりますので、可能な限り長さは気を付けたいところです。
窓の部分は、結構、作るのは大変なので、植木鉢用の「底網ネット」(底鉢ネット)を使用しています。
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底網ネットは、100円ショップでも手に入りますが、結構、作りが荒かったりします。
そのため、少し高くても、ホームセンターの植木鉢コーナーにある、底網ネットのほうが、目がしっかり生成されていて、模型に適していると思います。
底網ネットを窓として使用する場合、窓枠の大きさに合わせてカットするのではなく、思い切って、底網ネットを壁全体(内部)に施せると、ペーパー素材である壁の補強も兼ねられます。
ただ、底網ネットの、マス目サイズに合わせて、窓の大きさを決めたほうが、無難です。
内側まで、見る人は、ほとんどいませんので、外からの外観がOKであれば、問題ないですのでね。
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なお、この底鉢ネットは、なんと「フェンス」を作るのにも、Nゲージのスケール的に、適しています。
ハサミで切るだけで、とても簡単で、なおかつ、自由に曲がりますので、カーブの部分にもフェンスの設置ができてしまいます。
ただし、色が黒いので、茶色や、グレーに「塗装」できると良いです。
小屋の屋根の部分は、また、世界堂などで購入できる、ペーパーを使用しています。
下記のように、板のような模様になっている、紙も売れらていますし、1枚数十円ですので、安いです。
屋根の下にある、部材の名前がよくわかりませんが、格子のようなものも、先生のアドバイスに従い、底鉢ネットを、ハサミで切って、つけただけにしていますが、いい感じになっています。
今回、学んだことを活かしまして、次回は、森の中にある木工所のように、少し大きな建物に、チャレンジしたいと思っていました。
しかし、なにしろ、工作するのに、時間がかかるので、結果的には、手抜きで、池にしてしまったのは、言うまでもありません。
そうそう、解体工事している、2019年JAM出展モジュールより、バスコレの動力車バスが、見つかりました。
これで、今度、機関庫モジュールでの運転会の際にでも、バス道路での走行テストができそうです。
電池、確認しておきたいと存じます。
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